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Posted by ブクログ
意図してそうしているのか、そうでないのかはわからないけれど、「船に乗れ!」の残像を求めて読むと、えらいしっぺ返しにあう。
「新潮」掲載の3作収録。
「我が異邦」は、「ヰタ・セクスアリス」なのか?と思いながら読んでいくと、エミリ・ディキンソンに着地。
「ふける」は逃避行の顛末をなぞっていく。偽悪か?とふと疑ってしまうほどなのであるが、いやいや。
「日本私昔話より じいさんと神託」の語り口はコミカルでもあり、ちょっと斜に構えた感じもあって、私はこの3作の中で一番面白く読めた。
ま、確かに「私には仕事もあれば、酒もあれば、他人への罵倒も、喫煙も、昔の女もある」わけで、彼の全体からすれば、「船に乗れ!」のほうがむしろ青春寄りの異質な作品なのかもしれないが。
描く対象やテーマがなんであれ、一貫して正直であること、真摯であること、が、この人の特徴なのではないか、と思う。
正直さ、真摯さは、時に、小説家としての意義と矛盾するものかもれしれないけれど。
この人がこの先どこへ向かおうとしているかは皆目わからないが、どこへ向かうにしても、この真摯さは武器として持っていたほうがいいのではないか、と思われる。
Posted by ブクログ
仕事でアメリカに赴任した短い数年の出来事。
日本では地下鉄サリン事件が起きた年で、ワシントンD・Cは大雪が降ったなかで
友人もいない異国での、たった一人での静かな生活。
国籍も様々なそっけない国で誰もが差別に敏感で
風俗店で知り合ったエミイは店を逃げ出して
日本の知り合いはオウム真理教に皆が傍観者だった。
その他短編。
新宿から金沢まで逃亡劇。
メタボ解消のためのサイクリングと、その途中で出会った世田谷の壁を見つめる老人。
最後のじいさんの神託はちょっと不可思議で不気味だった。
村上春樹の影響受けすぎかな~。
カッコつけている感じが鼻持ちならないけど
嫌いじゃあないよ)^o^(
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小説・文芸
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