藤谷治のレビュー一覧

  • 船に乗れ! III 合奏協奏曲

    Posted by ブクログ

    私立高校の音楽科に通う男の子の物語

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    青春の苦悩をリアルに描いた大作、完結

    高校三年に進学し、同級生たちが進路に悩むなか、津島サトルは音楽家としての自分の才能に見切りをつけようとしていた。その頃、南枝里子は人生をかけた決断を下す。
    青春のすべてをかけてきた恋人と音楽とを失い、自暴自棄になったサトルは、思いもしない言葉で大切な人を傷つけてしまう。サトルは、人間の力ではどうにもならないことに向かって泣いた。
    自らの人生を背負い、それぞれの想いを楽器に込めて演奏する合奏協奏曲。これが最後の演奏となってしまうのか? そしてそこへ現れた

    0
    2025年07月22日
  • 小説にできること

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説に興味をもたせるための本である。子どもでは少しむずかしい本もあげているが、この本を読んだ子どもはきっと読むと思われる。

    0
    2025年07月21日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾。

    アンソロジーなのに前に出てきた登場人物がちゃんと出てきて、なんだか嬉しい。

    今回は切なく苦い話しも多かった。
    でも、2冊目の方が好き!

    あと2冊、続けて読みます!

    0
    2025年07月11日
  • 小説にできること

    Posted by ブクログ

    “「客観的」というものは、本当にあるのか?“
    “人間にキャラクターなんてあるのか?“

    小説の話を読んでいるつもりが、いつの間にか、自分を取り巻く世間や社会について考えてた。生活していると、あまりにも効率よく、要領よく、生きることに焦点が当てられがちだが、そうでないところに光が当たっているから、自分は小説を読むのが楽しいと思うんだな。

    0
    2025年07月07日
  • 小説にできること

    Posted by ブクログ

     小説 物語は、私を色々な体験をさせてくれたり(その気にさせる)、想像力を膨らませてくれたり、色々な感情にさせてくれたり。
     私の知らない世界を教えてくれる。

     ブク友さんが本棚登録していたのを見て、興味を持った。
    小説を読む視点が変わりそうだなと思った。

     色々な本 世界に出会いたい!と思えた。

    0
    2024年12月19日
  • 小説にできること

    Posted by ブクログ

    「なんでもいいよ」と言われるのが一番困る。

    誕プレ何が欲しい?
    今日の夕飯に食べたいものある?
    今度のお休みどこいこっか?

    「なんでもいいよ」って、自分の提案を相手が真面目に考えてくれてない気がする。
    時々腹が立つ。
    考えるのがめんどくさいからって丸投げしてんじゃねえよ、と思ったりすることもある。

    ******

    私は「ちくまプリマー選書」のシリーズがかなり好きだ。
    想定される対象は若い読者だと思うのだが、それだけに著者たちが言葉を厳選して伝わりやすく、言いたいことができるだけ届くようにと祈るような気持ちで書いていることが伝わってくる気がするからだ。

    本書は、自身も小説家である著者が「

    0
    2024年12月18日
  • 小説にできること

    Posted by ブクログ

    いい小説かどうかは、自分で読んで決めるとあって、なるほどと思った。小説にできることがいろいろ挙げられていて、中でも特に「人を励ますこと」がいいと思った。落ち込んだり悲しんだりしている時に、自分が選んだ小説に励まされたら嬉しい。私もこれからは小説も読んでいきたいと思った。

    0
    2024年11月13日
  • 小説にできること

    Posted by ブクログ

    子供の頃おもしろい小説に出会って、心が震えた。それから次々と色んな本を読んできたけど、はじめて感動し、物語にワクワクしていた当時の気持ちを思い出せた1冊。小説の解説の仕方も面白いし、引き込まれる。自然と小説を読みたくなる。

    0
    2024年10月24日
  • いなかのせんきょ

    Posted by ブクログ

    癖のある語り口
    癖強すぎの方言のセリフ

    やっと慣れてきたくらいに読み終えちゃう…


    誰かに「コレ、読んでみて!!」
    と勧めたい。
    知り合い少なくて
    ┐(´д`)┌ヤレヤレ

    0
    2024年06月30日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

    Posted by ブクログ

    加藤さんの「青と赤の物語」と千早さんの「あかがね色の本」が好きでした。

    何度も出てくるテーマ、
    「物語がなくなったら?」。
    自然といつも以上に大事に読みましたとさ。笑

    0
    2024年03月06日
  • 小説は君のためにある ──よくわかる文学案内

    Posted by ブクログ

    作者の文章と自分との間には、作者の意図とは思いがけない形で離れた自分だけの経験が育まれ、秘密が生まれる。虚構から見出した、他の誰にも出力できない秘密を、これからわたしは幾つ持てるだろう?船を漕ぎ出すような気持ちで文学の世界へと送り出してくれる一冊

    0
    2024年03月03日
  • 船に乗れ! II 独奏

    Posted by ブクログ

    吐きそう…。津島の津島たる所以はここであったか…。もしかしてまだあったりする?こわいよー。

    途中まで熱い青春小説を読んでいたのに中盤超えたあたりから罪の話…太宰…罪の告白…

    なんでも書けるという藤谷治恐るべし…
    もう3巻読むしか無い。

    0
    2022年10月30日
  • 船に乗れ! III 合奏協奏曲

    購入済み

    再び音楽が流れ始めました。

    2巻目で一瞬鳴り止んだ音楽が再び流れ始めました。人生とは何かを問いかけられる最終巻でした。

    0
    2022年07月15日
  • 船に乗れ! II 独奏

    購入済み

    2巻目もおすすめです

    1巻目に続き一気に読み切りました。ずっと鳴り響いていた音楽がふと止まる瞬間もありますが、読み応えがあります。

    0
    2022年07月07日
  • 船に乗れ! I 合奏と協奏

    購入済み

    音楽の世界に引き込まれます。

    とても読みやすく、とても迫力のある小説です。読んでいる間ずっと、音楽が頭の中で鳴り響いていました。

    0
    2022年06月16日
  • 船に乗れ! III 合奏協奏曲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     これは、音楽の小説というより哲学の小説だった。第1巻を読んでいるときは、音楽がテーマの十代くらいが対象のほのぼの青春小説だと思っていたが、いえいえ、私のように大人になってから何年も過ぎた者の胸にずっしりくる作品だった。
     
     主人公のサトルは通っている音楽高校で一年生の時には「学校で一番チェロが上手い」と言われていたが、二年生のある時の事件を境に、チェロを弾くことが楽しくなくなってしまった。そしてまた、自分には思っていたほど才能がなかったことを悟り、「チェロを辞める」ことを決心する。サトルはプライドの高い人間なので、チェロを続けるかぎりはソリストや有名なオーケストラのチェリストにならなければ

    0
    2020年10月19日
  • 船に乗れ! II 独奏

    Posted by ブクログ

     後半はキツかった。
     前半は絶好調だった。
     南さんとお付きあいを始め、毎日音楽や演奏について熱く語りあい、「二人で一緒に芸大に行ってデュオを組む」という夢も語り合う。
     演奏のほうでも二人とも学校のオーケストラの第二バイオリンとチェロのそれぞれトップを任され、パートを引っ張っていく存在に。さらにサトルはフルートの貴公子伊藤君から、文化祭でバッハのフルート・ソナタの伴奏を頼まれ、美人のピアノ講師、北島先生からもイベントでのデュオの相手を頼まれる。個人レッスンの曲もどんどんレベルが上がり、毎日が忙しくて、楽しくてたまらない。
     そして、極めつけはドイツ・ハイデルベルクへの短期留学。サトルが知ら

    0
    2020年10月18日
  • 小説は君のためにある ──よくわかる文学案内

    Posted by ブクログ

    小説を読むとぐったりするから避けていたけれど、小説はそういうものだと知ってホッとした。これからもう少しずつ読んでみる。

    0
    2018年11月17日
  • 小説は君のためにある ──よくわかる文学案内

    Posted by ブクログ

    「船に乗れ!」の藤谷先生による小説案内、中身自体は誤解を恐れず言うとどおってことない内容。語り口を楽しむ本だと思う。この本で作者のことが気になったら、「船に乗れ!」とか「世界で一番美しい」とかを読んでみてほしい。是非。

    0
    2018年10月29日
  • 小説は君のためにある ──よくわかる文学案内

    Posted by ブクログ

    書店に並び始めた頃から気にはなってたけど、やっぱり読んでみようってことで購入。帯の西加奈子推薦文も決め手。でもやっぱり、自分の感性に従ってっていうのは共通してますね。お酒に酔うよりもうっとりするような文章、情けないことにまだ知らないです。どんな感覚なんだろ?実際のお酒においても、じっくり味わう日本酒やワインより、パーッといくビールの方が好き、みたいな自分には、文章の味わいも分からんのかな?それはそれで切ない話。高い宝石よりずっと安価に手に入る宝物っていう考え方には大いに首肯。最後にオススメ作品一覧もあったし、買った甲斐はありました。

    0
    2018年09月25日