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Posted by ブクログ
これはちくまプリマー新書だから中高生に小説を紹介する本というコンセプトだと思うが、小説とは何か、というところに文字数を割きすぎてる感じがした。著者の熱い思いは伝わるけど、個人的な思い入れはそこそこにして、作品紹介にもっとパワーを割くべきだったのでは、と思う。
巻末に、「とっかかりが欲しい人のための小説案内」という推薦図書コーナーがあり、高慢と偏見、宝島、二都物語(私はオリバー・ツイストでもいいと思うなあ)などが紹介されているが、日本の作家は三島、川端、谷崎なんかはわかるけど、三遊亭円朝や寺山修司の「あゝ、荒野」が入ってるのは変わってる。本文で草枕と鼻、十九歳の地図が出ているので夏目、芥川、中上健次は既出。鴎外や太宰、志賀直哉なんかもあったら良かったのに。志賀直哉なんか「小説の神様」って言われてるのに。「あゝ、荒野」は、小説としては失敗作って気がするがなあ。「書を捨てよ」の方がいいけど、小説じゃないから?寺山修司を初めて読む若者に「あゝ、荒野」でいいのかな。
まあそこが藤谷さんらしいのかも。
ジュリアン・グラックは読んだことないので読んでみたい。
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小説・文芸
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