川村隆のレビュー一覧

  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    職場の上司に勧められて読んでみました。「自分が最後の責任を取る人間になれ」そう言ったメッセージはもちろん優れたリーダーとな何だ?という誰にでも関係する分野の知識も学ぶことができます。

    また、日立という日本屈指の大企業の取締役にも選ばれるような人が伝えるメッセージにはどれも重みがあり、これこそが社会の真髄なのかと考えさせられました。

    川村氏は「人が成長するのはしんどい思いをした時」「始末書を書いた枚数だけ成長する」と昭和ちっくと言えるような考えを持っています。川村氏もそのことは自覚しており、しんどい経験や始末書を書いた経験のおかげで成長できたと述べたのちに、今の若い人にはなかなかしんどい思い

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    2025年05月04日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    日本の巨大企業「戦艦大和」のような時代遅れになりかけたのを、解体・再生した実行力は見事。日本の経営者で希有と言える。(同じ道産子として誇り)
    日立は立ち直り、世界へ挑戦している。
    他方、東芝は実質的に消滅してしまった。
    この二社の運命は「日本の行方」を厳しく迫っている。
    いずれにしても「トップのリーダーシップ」「高い見識」
    →川村社長の「カンパニー制導入」自己責任体制と
     東原社長の「BUビジネスユニット制」の対比は☆
    経営理論の現実適用レポートとして大変勉強になる。
    有数のBusiness School Case Studyに相応しい
    日本の経営学者はもっと関与すべき。

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    2024年03月20日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    ネタバレ

    7000億円の赤字
    日立時間
    大抵の改革はスピードでどうにかなる
    社会イノベーション事業
    カメラの目を持つ
    稼ぐ力を身につける
    社長にカリスマ性は必要ない
    情報を集めて未来を予測する
    51点でいい
    ピークを少し過ぎたら撤退する
    最良のときはこれからくる

    以前から読もう、読みたいとは思っていた一方、経営者向けの内容だと思っていたので、読んでいませんでした。しかし実際は、一般のビジネスパーソンに向けた内容、
    メッセージもふんだんでした。特に、日立のようなトラディショナルな大企業に勤めているビジネスパーソンは、参考になる一冊かと。

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    2023年08月14日
  • 一俗六仙

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     日立製作所を69歳にて再生に導いた川村元会長の随想録。「一俗六仙」とは著者の造語で、「俗世間の仕事は1日にとどめ、残る6日は仙人のように俗世間から離れて好きなことをやる」という意味とのこと。現在、81歳とのことながら、読書・小唄・スキー・ゴルフ・ハイキング・散歩・瞑想と「六仙」三昧の姿が描かれています。

     これらの「仙」のなかでも、最大の愉しみは「読書」。以前から読書家で知られた著者ながら、哲学・歴史・文学・地理・科学と読まれる分野は幅広く、その知見が全体に散りばめられています(「総論は哲学・歴史、各論は文学」とも)。ビジネス書についての言及はなく古典中心ですが、大企業再生にはリベラルアー

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    2021年07月13日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    「ラストマン」、この覚悟が全ての人に必要だということに共感しました。特にトップが覚悟を持ち、それを示すことがどれほど大切なのか、川村さんの言葉で伝えていただいた気がします。
    戦略を実行する上での説明責任、稼ぐという具体的な言葉を使って示す例とか、修羅場を経験した分だけ成長するという点は、全く同感です。
    わかっていても、いざ自分はどれだけできたのかとなるとできていないことは多いのですが、川村さんはここに書いていることをやりきった。この人がいたから、日立は復活できたのだと改めてわかりました。

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    2025年10月08日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    自分自身で最終決定する意識が、経営者であっても一般社員(?)であっても持っておく必要がある。
    ダラダラやっても纏まらない事が多いから即決するために情報を得ること、勉強する事も重要。

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    2025年07月13日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    日立製作所が7,873億円の赤字を出した直後の09年に執行役会長兼社長に就任し、V字回復を成し遂げた川村氏の著作。大企業のトップに立つ人物の思考、視座を垣間見ることができます。

    【メモ(改革について書かれた第一章から抜粋)】
    ・一人ひとりが、会社から給料をもらうだけではなく、「自分がみんなの給料を稼ぐ」という意識を持てるようになれば、会社は再生できるはず。
    ・たいていの改革は、スピードさえあれば何とかなるもの。決断して実行するまでに時間がかかると、その反対勢力に根回しをされ、改革を断念せざるを得ない状況に追い込まれる場合もある。
    ・改革をするにあたって、最初に手掛けたことは、意思決定をする人

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    2023年09月09日
  • 一俗六仙

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    日立製作所元会長の川村氏の人生論。企業人としてのラストマンという気概、フラットな思想に共感を覚える。また、一俗六仙という言葉からも氏の人生への取り組み方が垣間見れた。

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    2023年08月27日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    飛行機が墜落しかけている緊急事態であっても、マニュアル通りに行動しようという意識が働くものであることを知った
    人から投げかけられた言葉の端っこが心に留まり、人は教育されていくのかもしれません。
    改革に時間をかけることによるデメリットは、さまざまなものがある。次々と反対勢力が出てきてしまうのもその一つ。
    健全な競争はお互いの実績を認めながら、会社全体で上をめざすような競争です。
    「みんなが会議をしているような組織は何事もなし得ない組織であり、四分の一以上の時間が会議に費やされているならば組織の構造に欠陥があると考えていい」
    江戸時代の禅僧、鈴木正三は「指導者が備えるべき能力」として次の7つを挙げ

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    2022年11月30日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    日立グループの変遷、特に業績悪化からの立て直しを行なっていた時期について知りたいと思い購入。淡々とした口調で語られながらも、日立が置かれていた状況やそれに対しての考えや当時の思い、行動が取り繕われることなく書かれていてストーリーとしても面白かったし、一ビジネスパーソンとしても心改められるようか場面が多かった。

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    2022年08月11日
  • 100年企業の改革 私と日立 私の履歴書

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    真面目で優秀な経営者が、企業がなすべきことを見極め、徹底的にやり抜けば会社の業績はよくなるということが書かれている。川村氏は、富士フイルムの古森氏やコマツの坂根氏に比べて個性の強い経営者には思えなかったが、会社に変革をもたらす経営者にカリスマ性は必要ではないという例としてみると面白い。
    別の電機メーカーに勤務する夫に読ませたら「割と綺麗事ばかり。きっと、書かれてないことがいっぱいあるよ」と言われて少しがっかりしたが、一読の価値あり。

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    2016年04月11日
  • 100年企業の改革 私と日立 私の履歴書

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    日立川村氏の話もずいぶん出てきたよなあ…と思うものの買ってしまう。新しい話はやはりあまりなし。経団連会長になりたくて東芝を危うくした人もいる中で、俗世嫌いそうな感じなのにきちっと日立を立て直す川村さんのキャラクターは結構好き。

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    2016年03月13日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    前半の日立立て直しの話は面白かった。そこをもっと深堀りしてほしかった。
    人材育成論は一人の少々の失敗は別にそんなに影響しない日立様だからできるんでしょ、と吹けば飛ぶスタートアップの自分はうがってみてしまうし、その他の組織論は原理原則の表層を紹介してるだけのような感じで、あまり響かない。

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    2025年08月20日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    ネタバレ

    転職の都合上、読んでみたものの、そこまで気付きはなかったです。目新しさがないという感じ。V字回復をやったその時の温度感とか感情をもう少し濃く描いてくれるとより良かったなと。

    結局自分がやるしかないなーそんな感覚でしかし楽観的に実行することが重要

    行き先や、航海ルートは船長が決めるが、船内のメンテナンスは方法、実行タイミングはボトムアップ(戦略はトップダウン、戦術はボトムアップ)

    戦術は変えても戦略は変えてはいけない。戦略はどんなに情勢が変わってもグラグラしてはいけない、朝令暮改してよいのは戦術のみ

    理と情のバランスは大事だけど、結局情を理解しつつ、理をとることができる人間が重要。小事に

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    2023年01月18日
  • ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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    少し先の最適解を追求して提案

    データを元に分析し勝てる道筋を示す

    現状を分析する
    未来を予測する
    戦略を描く
    説明責任を果たす
    断固実行する

    逃げたくなる未来と向き合うコツ。逃亡の先に未来はない

    失敗したときにどうなるか考える

    51点で満足する
    こてんぱんに打ちのめされてもラストマンとしての覚悟、力量が身についている

    慎重なる楽観主義
    楽観は意志に属する、悲観は気分に属する
    どんな物事でも自分の意志によっていくらでも楽観的になれます。困難な場面でも「自分の成長の糧になる」

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    2022年03月09日
  • 一俗六仙

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    赤字の日立で社長となり立て直した凄い人。ラストマンという精神を大切にしている。

    企業は現状に満足して守備に入らず、スピードを持って変化するのが大事。

    経営者は情より理を取る。

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    2021年08月27日