新海誠のレビュー一覧
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原作よりいいかも
原作の切ない雰囲気が直接感性に訴えてくる。
コミックの最大の武器である「絵」が実にいい。
ベストセラー原作をもとにしているので、ストーリー展開がしっかりしているのは当たり前であるが、原作よりいっそう心に響く。 -
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リアルよりな話
あの新海誠監督の原作本で、女の先生と靴職人に憧れる男子高校生との交流を描いた作品です。
小説が原作のせいか、幸せな話というよりはリアルよりな胸糞な話もありますが、読後感は良いと感じました。
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言葉が通じ合うことがなくても、同じ時間を一緒に生きている。生きるための勇気をくれる。寂しさ、悲しさをやんわりと包んでくれる、優しい物語だなぁと感じました。
色んなものが目まぐるしく変化していき、その忙しなさに押しつぶされそうになる。そんな闇を抱える現代人にオススメの一冊です。
特に猫たちの縄張りを管理する仙人的存在、ジョン(犬)の言葉が心に沁みます。
『愛する力、他者を必要とする力と言っていいだろう。寂しさと引き替えに得たこの力が、種を強くするんだ』という言葉。とても好きです。
多様性があるからこそ、競争は避けられないし辛い思いをすることもあるけれど、1人の何かで完結しない世界だからこそ -
Posted by ブクログ
ネタバレ君の名はのova。本編では描かれなかったシーンが良かった。特に三葉の父親は本編の核心に近いぐらいの内容だった。厳格な父だったかと思いきや、(そんな過去があったのか..)、と同情した。三葉の一族や周囲の人々は昔から続く文化のせいか、宗教っぽさがある上、三葉の祖母も意味不明なことを言っていた。本編自体が謎めいた表現で包まれたり。三葉の父親は、そんな世界に反した現代人に見える。代々続く風習を嫌い、普通の生活を望む人。何事の価値観にも染まりたくない僕ら現代人にそっくり。結局、最後の最後で三葉の父親は祖母が言っていた言葉を理解したが、複雑だなぁ。誰も理解してくれない中で生きてきた。そもそも三葉の母親と結
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ぜひ映画と一緒に
映画を先に観てしまっていたので、ネタバレはすべて済ませてしまった状態で読みました。読んでいくうちに映画で流れたテーマソングだけでなくキャラクターの顔や声が脳内でこれだけ再生されたのは、この作品が初めて。小説だけでなく映画も一緒に楽しんでほしい作品です。
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素晴らしい映画の原作小説
素晴らしい映画。
原作小説も明るさと勇気が入っていた。
でも、映画が本当にいい。
主題歌挿入歌が本当にいい。 -
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映画を見て本を読みまた映画を!
映画を見て分からない細部の表現や心の動きが良く理解できて、また映画を見たくなります。
この作品はたぶん評価の分かれる作品だと思います。
君の名はのような星が降ってきても、世界は明るい希望の中に留まっていたけど、「天気の子」にはアンダーグラウンドな世界も描いいます。
無理矢理な展開もありますが、私は肯定したいです。
この世界でもまだ愛にできることがある事を教えてもらいました。そしてあの名前の人たちも登場する新海さんのサービスもあります。ハハ〜ンなるほどね ゚д゚ -
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ネタバレ 購入済み
物語の世界に入り込める本でした
お互いが寄り添いながらも本人は相手に対し、不安によるわずかなズレの可能性を怖がり、それを確認せずその不安さえも良きものとして受け入れていく2人。二人が出会っていたとして幸せな人生を送れたのかはわからないですね。でももう一度出会わなかったからこそ美しい記憶を美しいものとしていたのかもしれないし、美しいものをそのままとって置くために会いたい想いを大切にし、もう一度会うことをしなかったのではないかとも思います。
とても深く考えて、その世界浸っていくことに充足感を覚える本でした。
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実にロマンティックなストーリだ
瀧と三葉の時空の位相が彼は誰時に一致して二人が一瞬ふれあい5年後に再開出来たなんて何とロマンティックなストーリーだろう。いい話には野暮な突っ込みはしないようにしておきます。
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Posted by ブクログ
映画『君の名は。』本編と絡めてサブキャラクターを掘り下げる、オムニバス形式の外伝。三葉と入れ替わった瀧がブラジャーについてアレコレする「ブラジャーに関する一考察」、テッシーこと勅使河原の悶々とした日常をえがく「スクラップ・アンド・ビルド」、四葉が体験するふしぎな"ムスビ"の物語「アースバウンド」、そして三葉の父・俊樹の主役編「あなたが結んだもの」からなる。
三話目までのコミカルなノリはもちろん、連城三紀彦の短編を思わせる重くシリアスな四話目もおもしろい。映画を気に入った人には是非とも手にとってほしい、最高のサブテキストである。
あ、映画気に入らなかった人はどうせコレ読ん -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
新海誠の幻のデビュー作が小説となって息を吹き返す!
アニメとは異なる視点で描いたもうひとつの『彼女と彼女の猫』。
都会で一人暮らしをする女性が、ある日偶然猫を拾った。
自分の感情を言葉にするのが苦手な彼女と、彼女の不器用さをそばで見守る猫。
友人との言葉の掛け違いを境に、彼女の日常から笑顔がなくなっていく。
拾われた猫たちを軸に描かれる、四つの連作短編。
【感想】
新海さんはこの物語を通して、猫社会も人間社会と同じだよって言いたかったんじゃないかなと思う。恵まれた環境で生活できるものもいれば、そうでないものもいる。そして、人間に動物が寄り添うと不思議なことが起こる。そこに癒しが -
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映画を観たあとに読みたい本
映画を観終わって数日後に購入。
なんだか気になる点があり小説を読み
納得。
映画より風景の描写も鮮やかで、登場人物にも感情移入することのできる作品で再び泣いてしまった。