あらすじ
「秒速5センチなんだって。桜の花びらの落ちるスピード」熱狂的な支持を受ける新海誠氏の長編アニメーションを漫画化! ――出会った時は小学生。幼い恋は確信へ変わる。しかし、東京から栃木、種子島へ転校し、二人の距離は離れてしまい……。これは、君を捜す物語。
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匿名
出逢ったんだね…
すっごい透き通った気持ちを読んでいるような気がしました。雪のように真っ白だと汚れていくけれど、透き通っていたら、と願ってしまいました。
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アニメを見ただけでは分からなかった、自分の心にできた感情の輪郭が、このマンガを読んだら少しはっきりとした。絵の綺麗さは原作に敵わないけど、マンガらしく、絵と言葉のミックスで見た人に世界を伝える事ができていると思います。
原作よりいいかも
原作の切ない雰囲気が直接感性に訴えてくる。
コミックの最大の武器である「絵」が実にいい。
ベストセラー原作をもとにしているので、ストーリー展開がしっかりしているのは当たり前であるが、原作よりいっそう心に響く。
Posted by ブクログ
淡い初恋と遠ざかっていく思い出と記憶が
何とも切ない…。
絶対行けない距離なんて
本当はない筈なのに、
お互いの知らないことが増える度に
目に見えない距離がドンドン開いてしまって
時間と自身の心の移り変わりが怖い。
でも、ハッピーエンドで終わることを
期待して読んでいきたい。
Posted by ブクログ
小学生で見つけた本気の恋は、大人になっても引きずっちゃうのかな…。
自分では思い通りにならない環境で、諦めなきゃいけない道しかなくて、メールという便利ツールさえ使う気にもなれなかった心の距離がつらく切なくなる。
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映画を見て、本屋にあったので買ってしまった。
すごく切なく幼い恋の話。
映画と漫画とでは視点が違っていたので
これはこれで良かった。
絵も個人的に好き。
Posted by ブクログ
きちんと原作を読み込んでいて読み手に違和感を与えない。
あの新海誠の映像や音楽を紙の中に落としこめている。
原作同様胸の奥の柔らかいところを掻き回される良作。
Posted by ブクログ
映画版のDVDを観たあと、この話が小説・マンガになってることをネット上で知って読んでみた。
なので感想は映画のものと合わせて。
個人的にはとても心に突き刺さる話。
DVDでアニメーションを観た時、よく分からなくてうまく表現できない気持ちになって、でも自分の心は確実にえぐられてて。
なぜ自分の心にこれほどまでに突き刺さるのかがよく分からなかった。
たいしてセリフも多くなく、心理的描写がそれほど詳しく語られるわけでもないのに。(絵はとてつもなく綺麗)
ましてや学生時代に似たような経験をしたわけでもないのに。
でもこのマンガ版「秒速5センチメートル」は原作の映画では描かれていなかった部分も描かれているので、映画を観た時に感じたよく分からなかった部分を補完でき、より各人物の気持ちを想像することができると思う。
以下、印象に残ったセリフを。
“君が遠ざかっていく
きっといつか僕は埋めようのない距離と時間に負けて
君の声も顔も忘れてしまうんだろう
それに抗う力はどうしたら得られるんだろう
どうすればまた君に会えるんだろうか”
別れの時の明里の言葉
「貴樹くんはこの先も大丈夫だと思う。ぜったい!」
Posted by ブクログ
1巻読んだだけで泣けてしまう\(^0^)/
切ない純愛ストーリーです。
個人的には小説も読んでみたいなぁと思ってますが・・・
ぜひみなさんも1回は読んでみるべし!
Posted by ブクログ
以前から見たいと思っていたアニメーション「秒速5センチメートル」
それのコミカライズということで買ってみました。
読んでみて思ったのは、まず絵の繊細さ。
淡い初恋がとてもいいタッチの絵で描かれています。
作画の方はこれがデビュー作ということですが、好感のもてる作家です。
で、読んでたら豪徳寺、新宿、大宮、久喜・・・知ってる地名が幾つも出てきて驚きました。
純愛ってのはこう言うのを言うんだろうと思えるほど、きれいな恋が描かれています。
Posted by ブクログ
全2巻
原作アニメ映画が好きだったので購入。
漫画も…いいじゃない…
漫画ならではの心理描写もあり、満足でした
(原作アニメほんといんだよー。主題歌スガシカオでさー。あの名曲がさー。映像と相まってトリハダたつやら涙でるやらなんだよー。てかあの歌のタイミングまじ神。。)
Posted by ブクログ
原作映画が好き過ぎて、コミカライズ、なので期待薄目に読んだけど、原作をすごく丁寧に噛み砕いて、原作以上に緻密に描いてあってすごい良かった。
アフタヌーンで連載してたのもびっくり。
原作にない、補完するシーンがたくさんある。まだ1巻だから、映画のキモである最後部分をどう描いてくれるか楽しみ!
追記:原作よりストーリーが緻密なのは、新海さん自身による小説版に沿ってるのかも。そちら未読なので、2巻出るまでにそちらを先に読むか悩む。
Posted by ブクログ
アニメ版が好きで、小説版も第1章まで読みました。コミック版も結構いいです。自分達にはどうしようもできない力によって引き離されていく事を理解しながらも、それでもそれを否定し続けていきたいというのが切ないです。小学校時代の事などの細かい描写があったのも良かったです。
Posted by ブクログ
新海誠の胸キュン話はコミックになってもやっぱり胸キュンだった。
映画のコミカライズと言うより、新海誠本人が書き下ろした小説版のコミカライズと言う方が適切な感じ。それ故に映画で描ききれなかった部分もしっかり補完されていて非常に素晴らしい出来。
本巻は第一話から第二話の種子島編の途中まで。
小説版だとこのあとの第三話がかなり加筆されていて映画とはガラリと印象が違うので、こちらのコミックもどのように描かれるか非常に楽しみで仕方ない。
因みに、サントラを聞きながら読むと雰囲気倍増で非常にGOOD。
Posted by ブクログ
面白かったー。原作を補完するような感じ。ただ、絵のイメージはちょっと違うので、好き嫌いがわかれるかも。
原作のちょっと鬱な感じがあまりしない。オススメです!
Posted by ブクログ
実写版の公開にあわせて、原作アニメ版を観た流れで、SNSでフォローしている映画アカウントの方がオススメしていて気になり、読んだ。
新海誠監督の原点と言えるアニメ映画『秒速5センチメートル』のコミック版。映画の公開から3年後に連載された本作では、物語の空白を埋めるようなサブエピソードが追加。第1巻では原作の第1話『桜花抄』と第2話『コスモナウト』を中心に、キャラクターの心情や背景がより克明に描写されている。
映画では1時間という作品尺ゆえに、悪く言えば「ダイジェスト的」、よく言えば「余白のある」物語だった"秒速5センチメートル"だが、オリジナル要素のおかげで、より分かりやすく、切ないラブストーリーとして生まれ変わっていた。
印象的な場面は忠実に再現しつつも、主人公・貴樹と明里の幼少期や、主人公に思いを寄せる花苗の過去などが追加され、登場人物の行動により共感しやすくなったのも素晴らしかった。
また、人物の作画が美しいのもコミック版ならではの魅力。
原作アニメ版は、若干、成人ゲームに近いキャラデザであったり、幼少期の明里のいかにもな幼女っぽさに少し苦手意識を感じていたので、個人的には漫画の絵柄が好みではあった。
単行本のみに収録されている「その後の明里」についての書き下ろしも、漫画版のカラーを象徴する一編で見事。
全編を通して、新海誠版で色濃かった「男性の未練がましさ」よりも、「女性のひたむきさ・繊細さ」が強調されていたため、アニメ版が持つ不気味さが、良い意味で薄まっていたようにも思う。
正直、映画版のミッシングリンクを埋める物語としての面白さはあるので、予習を推奨したい作品ではあるが、そうでなくとも、原作のラブストーリーとしての面白さを抽出した名作だったと思う。
Posted by ブクログ
これは「叶えられなかった青春」の物語なんだろう。青春の淡すぎる恋の物語だ。小学校に一年違いで転校して来た明里と貴樹。二人とも大人びていて品が良く、趣味は読書だ。そこには、転校生という「異物感」があったのかも知れない。群れない二人は仲良くなり、やがて恋心を抱いてゆくが、幼い二人は明里の再びの転校によって引き裂かれてしまう。
貴樹も転校し、種子島と栃木に分かれてしまう。そして、貴樹に想いを寄せる花苗の存在。明里も告白され、ゆっくりと二人の距離は離れてゆく。これは、「心の距離」の物語でもある。2巻では、思い出に決着がつくのかな。
初恋のほろ苦い想い出
映画原作というか、ヒットして漫画にした作品。映画の方を見てないので、比較してませんが、漫画は2冊でかなり凝縮したものの、小学校から高校、社会人になってまで、初めての恋した人を忘れられない二人のほろ苦い思い出に、大きな事件が起きない作品ですが、かなり感慨深いものを感じました。
あの時、伝えておけばよかった・・・、などなど初恋には、いろんな後悔もあって。。
運命の人と結ばれるのか!?をラストまで引っ張って、そう来るかー、とラストには賛否両論が出そうでしたが、そういうこともあるかなと納得したり。個人的には、とにかく胸の奥が痛くなるような作品でした。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
遠野貴樹は小学生のとき転校してきた篠原明里と出会う。二人はすぐ意気投合し淡い想いを育む。その気持ちの名前を知らないまま訪れる突然の別れ。明里は栃木へ、貴樹も中学入学後鹿児島へ転校が決まる。幼い想いは本物の恋へ 変わり、二人はそれを確信する。栃木で再会した二人は、距離の遠さ、未来の遠さに将来の希望を実感できない。中高時代を過ごす種子島での新しい出会いが、貴樹に大切な気持ちを与えてくれることになる。
【感想】
Posted by ブクログ
「秒速5センチメートル」の映画を見て、小説を読んで、落ち込んだ。
そこでコミックを読めば救われると聞き、読んでみたが、やはり落ち込んだ。
私は今は高校生で、この物語をとても悲しいものだと感じたが、大人になるにつれてそう感じなくなってしまう気がする。
大人になるということは、妥協が上手くなるということなのだろうか。
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小学生の恋愛なんて今思えばかわいいものだけど、当時は小学生なりに一生懸命恋愛してたなーと思います。普通なら次の恋愛に移っていくんでしょうが、主人公はそれが出来ないくらい相手を好きになってしまったんですかね。
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映画のDVDを見て軽く放心状態になった事を思い出し、こっちも読んでみようと思い購入しました。
歯痒いとはまさにこの事かというくらいに、ドキドキしたり、ちょっとくすぐったかったり、胸が締め付けられたり、とにかく不思議な気持ちになってしまいます。切ないという言葉だけでは片付けられないくらい、尾を引いてしまいます。正直軽い気持ちではこの本を開けないです笑
Posted by ブクログ
2012/12/16
もう5年くらい前だろうか.DVDで観たのが懐かしい.
・明里が表紙だったのから意外.
・貴樹君の親の仕事が気になります.
Posted by ブクログ
アニメよりも小説をベースにして漫画化していると思う。
貴樹と明里との出会いも丁寧に描かれており、
どうやって両想いになっていくかが、わかりやすくなっている。
……結末を知っているだけに、
アニメとも小説とも違う展開を見せて欲しいところだが……
Posted by ブクログ
アニメ嫌いなので原作は知らずに読んでます。
結構王道の恋愛漫画的な感じで面白いわ!しかもネタバレですけど聞いた話では最終的にネトラレるんでしょ?最高じゃん!
絵が桂でジャンプで連載しててたまにパンツとか出したら看板漫画になってるレベル。
ちょっと説明不足というか言葉が少ないので、ん?と思うシーンも時折あるけどそれも大して気にならないレベルだし普通に面白いです。
作者が女性だからか、貴樹のダメさ加減が原作に比べマイルドになっている。
解釈のひとつとして、アリだと思う。
ただ、秒速5センチメートル最大の売りである絵のキレイさは再現するのが難しかったか。
Posted by ブクログ
ずーっとくすぐったいような、恥ずかしくなるような、ともすれば目を離したくなるような…最初から最後まで切ないからだろうなぁ…負けないように必死に読みました(笑)
表現できないことはしょうがないとか、自分の今の気持ちをごまかさないで正直に思う、そういう素直な3人がいいですね。
Posted by ブクログ
新海先生のアニメーション作品のコミカライズ版。絵がとても綺麗です。アニメ版よりもエピソードが充実しています。切ない恋物語…しかし、ちと主人公は引きずりすぎな気も…(ry
Posted by ブクログ
描かれているのは紛れもない青春で、甘酸っぱさもあるのだが、
その青春が時が経つごとに呪縛になり、挙句に病化していく描写は、圧倒的な切なさに包まれている。
第1巻の「小・中学生編」では、幼い頃の一時ながら濃厚過ぎた相手への想いが、
「高校生編」では、青春を共にした相手と、居場所は離れても心は離れられない主人公の葛藤を、
それに恋する女子高生から客観視して描かれている。
主人公の男の子が、栃木の田舎へ大雪の中向かうシーンは、
個人的に馴染み深い駅や路線が使われていたので、感情移入度が高まった。