【感想・ネタバレ】秒速5センチメートル(1)のレビュー

あらすじ

「秒速5センチなんだって。桜の花びらの落ちるスピード」熱狂的な支持を受ける新海誠氏の長編アニメーションを漫画化! ――出会った時は小学生。幼い恋は確信へ変わる。しかし、東京から栃木、種子島へ転校し、二人の距離は離れてしまい……。これは、君を捜す物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

淡い初恋と遠ざかっていく思い出と記憶が
何とも切ない…。
絶対行けない距離なんて
本当はない筈なのに、
お互いの知らないことが増える度に
目に見えない距離がドンドン開いてしまって
時間と自身の心の移り変わりが怖い。
でも、ハッピーエンドで終わることを
期待して読んでいきたい。

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2014年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画版のDVDを観たあと、この話が小説・マンガになってることをネット上で知って読んでみた。
なので感想は映画のものと合わせて。

個人的にはとても心に突き刺さる話。

DVDでアニメーションを観た時、よく分からなくてうまく表現できない気持ちになって、でも自分の心は確実にえぐられてて。
なぜ自分の心にこれほどまでに突き刺さるのかがよく分からなかった。
たいしてセリフも多くなく、心理的描写がそれほど詳しく語られるわけでもないのに。(絵はとてつもなく綺麗)
ましてや学生時代に似たような経験をしたわけでもないのに。

でもこのマンガ版「秒速5センチメートル」は原作の映画では描かれていなかった部分も描かれているので、映画を観た時に感じたよく分からなかった部分を補完でき、より各人物の気持ちを想像することができると思う。

以下、印象に残ったセリフを。

“君が遠ざかっていく
きっといつか僕は埋めようのない距離と時間に負けて
君の声も顔も忘れてしまうんだろう
それに抗う力はどうしたら得られるんだろう
どうすればまた君に会えるんだろうか”

別れの時の明里の言葉
「貴樹くんはこの先も大丈夫だと思う。ぜったい!」

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2011年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 これは「叶えられなかった青春」の物語なんだろう。青春の淡すぎる恋の物語だ。小学校に一年違いで転校して来た明里と貴樹。二人とも大人びていて品が良く、趣味は読書だ。そこには、転校生という「異物感」があったのかも知れない。群れない二人は仲良くなり、やがて恋心を抱いてゆくが、幼い二人は明里の再びの転校によって引き裂かれてしまう。

 貴樹も転校し、種子島と栃木に分かれてしまう。そして、貴樹に想いを寄せる花苗の存在。明里も告白され、ゆっくりと二人の距離は離れてゆく。これは、「心の距離」の物語でもある。2巻では、思い出に決着がつくのかな。

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2024年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
遠野貴樹は小学生のとき転校してきた篠原明里と出会う。二人はすぐ意気投合し淡い想いを育む。その気持ちの名前を知らないまま訪れる突然の別れ。明里は栃木へ、貴樹も中学入学後鹿児島へ転校が決まる。幼い想いは本物の恋へ 変わり、二人はそれを確信する。栃木で再会した二人は、距離の遠さ、未来の遠さに将来の希望を実感できない。中高時代を過ごす種子島での新しい出会いが、貴樹に大切な気持ちを与えてくれることになる。

【感想】

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2017年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

描かれているのは紛れもない青春で、甘酸っぱさもあるのだが、
その青春が時が経つごとに呪縛になり、挙句に病化していく描写は、圧倒的な切なさに包まれている。
第1巻の「小・中学生編」では、幼い頃の一時ながら濃厚過ぎた相手への想いが、
「高校生編」では、青春を共にした相手と、居場所は離れても心は離れられない主人公の葛藤を、
それに恋する女子高生から客観視して描かれている。

主人公の男の子が、栃木の田舎へ大雪の中向かうシーンは、
個人的に馴染み深い駅や路線が使われていたので、感情移入度が高まった。

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2011年06月26日

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