あらすじ
「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」。いつも大切なことを教えてくれた明里、彼女を守ろうとした貴樹。二人の恋心の彷徨を描く劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を監督自ら小説化。
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個人的に印象に第二章の花恵視点がいちばん印象に残った。その章では女々しいと見られてもおかしくない貴樹が美しく、気高いものに見えた。またそれがあることでより明里と他の女性との対比が明らかになったうえ、花恵との出会いで貴樹がちゃんと未来を見据えるようになったのではないのだろうかと思う。
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「君の名は」エンドだった。
文章素敵。3章の途中で何が書きたいのかわからなくなったけど、最後まで読むと、ああそういうことか、と。
ハッピーエンドではないんだろうけど、これをアンハッピーと思えるほど若くはない自分。
とりあえず有能でモテモテの貴樹くんは出直しもしやすそうでよかったねとか。
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第3話は映画だと貴樹があまりにも淡白に感じられたが、小説は細かく経緯が書かれていて流れがわかりやすかった。
実写版はその描写を再現して欲しい。
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映画実写版が公開されるので読み直したのですけど、やっぱりこの話、好きだなぁ
情景が鮮明に浮かび上がる文章は読んでいて心地よいし読みやすい。読んでて、次はどうなるの?ってすごくワクワクして楽しい。
話としてはキラキラしていて甘酸っぱい青春独特の痛みがある「桜花抄」と「コスモナウト」の方が好きなんですけど、表題の話に出てくる女性2人の選んだ道や思い出を綺麗なままで取っておくところとかはわかる〜と共感しました。男女の差、かな?
実写版も楽しみ!
悲しい話
失恋した時に失恋の話を読みたくなりました。
悲しい話ですが、まとまりがありどこか納得してまうような作品です。山﨑まさよしのあの曲が聴きたくなる話です。
儚
とにかく描写が綺麗。
儚く眩い青春の記録。
人を好きになるということについて,もう一度考えさせられる。
目に映る景色の多彩さに,もう一度気付かされる。
物語の世界に入り込める本でした
お互いが寄り添いながらも本人は相手に対し、不安によるわずかなズレの可能性を怖がり、それを確認せずその不安さえも良きものとして受け入れていく2人。二人が出会っていたとして幸せな人生を送れたのかはわからないですね。でももう一度出会わなかったからこそ美しい記憶を美しいものとしていたのかもしれないし、美しいものをそのままとって置くために会いたい想いを大切にし、もう一度会うことをしなかったのではないかとも思います。
とても深く考えて、その世界浸っていくことに充足感を覚える本でした。
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実写版映画を見て小説を読んでから、原作アニメも見て小説を読みました。
実写版よりは原作の方が、貴樹が子どもの頃の明里との思い出を引きずらずに、大人になってからいろいろな人と付き合っていると最初は思いました。でも、違いました。結局いろいろな人のことを傷つけてしまっていて、身勝手にも感じます。でも貴樹は自分自身さえも傷つけていました。
どうしてこうなってしまったのでしょう。あの頃、貴樹が最後の手紙を渡せなかったからでしょうか。はたまた、親の都合で二人が引き離されてしまったからでしょうか。何か一つが原因ではないのかもしれません。
最後は少し立ち止まった貴樹が前に進むことができて、安心しました。
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秒速五センチメートルの実写の映画を見てから読みました。漫画だったら確実に結ばれているのに…と考えてしまうのは自分だけでしょうか。普段恋愛小説は読まないので心臓がキュッとなる感覚は久しぶりでした。
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眩しい恋とちょっとのリアリティがいいバランス
誰かを好きという気持ちが正直に書かれていてとても温かい気持ちになった
アニメーションも見ようと思いました!
新海誠の映画は刺さるものが少なかったけど小説だとすごく登場人物の心情が文字でストレートに伝わるのでとても好みでした!
言葉の言い回しも分かりやすくて人間らしくて好きです
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読み終わった時には、切なさと虚無感が残った。
いつまでも初恋の穴を埋められずにどこか無感情に生きる貴樹と、貴樹ならきっと大丈夫だと信じて前に進めた明里の非対称な初恋同士の物語。
いつまでも初恋を引きずる男、という捉え方もできるが、幼少期の特別な初恋を転勤や引越しといった大人の事情で諦めるしかなかったのだから仕方が無いのかなとも思えた。空のメールをうちこむ姿や、ちゃんと愛せているつもりでも続かない恋、仕事に明け暮れる方が楽だと感じている姿には同情せざるを得なかったし、心に穴が空いたような虚無感がひしひしと伝わってきた。
物語の結末としては、ハッピーエンドと言い切れるものではないのかもしれないが、ずっと引きずっていく鬱エンドでもなく、前を向こうとする貴樹を見送る事ができたので個人的には良かったのかなと思った。
原作のアニメ映画はもちろん、今上映している実写映画も近いうちに見てみようかなと思います。
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成長していくにつれて子どもの頃の経験が色濃く残り、諦念がなかなか抜けない貴樹
色んな人を意味もなく傷つけたとを後悔してたけど、もう一度明里に大丈夫って言ってほしかったのが全てだろうな
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この本は、とにかく言葉の一つひとつが静かに胸に入り込んでくる作品だった。大きな事件があるわけじゃなく、日常の中で誰もが感じるような気持ちの揺れや時間の流れを、淡々と、でも鋭く描いているのが印象的。読んでいると「あ、こういう瞬間、自分にもあったかもしれない」って思い出させられて、気づけば心がじわっと締め付けられていく。
文章のリズムはゆっくりで、景色や空気の描写も丁寧だから、その場に立っているかのように情景が浮かんでくる。桜の花や夜空、踏切の音など、何気ないものがすごく鮮やかに描かれていて、その美しさと同時にどうしようもない切なさを感じさせる。小説だからこそ、登場人物の心の奥に潜む感情が細かく描かれていて、言葉にならない思いが行間から滲み出してくるのがすごく良かった。
読んでいて特に強く感じたのは、「時間」ってどうしても残酷だということ。どんなに大事に思っていても、流れる時間の中で少しずつ形が変わっていってしまう。それを受け入れるしかないもどかしさや、過去を抱えたまま歩いていく姿がリアルで、読後に静かな余韻を残してくれる。派手さはないけれど、だからこそ心に深く刺さる物語だった。
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モヤモヤするところもある賛否両論な作品だろうけど、個人的にはすごく好き。
感受性が好き。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか鬱小説なのか、捉え方次第。
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今秋実写映画化されると聞いて
小説を読み返しました
18年前に書かれたお話
3話に分かれているけれど
私は『桜花抄』が一番印象深い
東京から栃木に引っ越ししてしまった明里に会いに電車を乗り継いで向かう貴樹
雨から雪へと変わり列車が何時間も遅れてしまう
学生が持つほど携帯電話がまだあまり普及していない時代
何の連絡もできない
今会わないと貴樹は今度は鹿児島に引っ越してしまう
もう切なくて切なくてハラハラしました
アニメでもこのシーンがとっても印象的だったなぁ
もちろんこれも印象的
『桜の花びらの落ちるスピードは秒速5センチメートルなんだよー』
このフレーズで私も知りました
情景描写がとても素敵な作品だと思います
松村北斗さんがどのように演じるのか観てみたいです
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リアルやったな。
本当に生きてる その人 の人生を見せてもらったような感じ。
自分で言語化できひんけど、"なにか"を求めて追い続けて生きてるのは、共感。自分も同じ。
過去の自分にとって大切やったから、これから先その人と交わるとは限らへんし、今一緒にいる人と向き合って精一杯大切にしたい。
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過去に固執するのは経験上いい方向に行かないから…。
過去は一つの物語として終わらせて、前だけを見て歩んでいく、いい終わり方だな〜って思った。
映画も見てみたいな
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後悔のない人はいない。その後悔を振り切れるかどうかが道を分ける。
貴樹はその勇気がなかったのだろう。あまりにも完璧な存在であった少女を失った後悔が足枷となり、自分を見つけられなくなっていた。
貴樹はそれ以来、周りを受け入れてるようで拒絶していた気がする。自分を形作るのは自分ではなく、他人なのだと思う。他人に頼りながら、自分を形成していく。それは大人になっても必要なこと。貴樹はそれができなかった、他人と歩み寄ろうとしなかった。
他人を頼る力が、彼には足りなかったのだと感じる。
自分が前を向けるきっかけは、今まで何だったのかを振り返ることが重要だ。それを失ってしまったならば、再度近しい存在を探すしかない。
1人で、人間は生きていけない。
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アニメーションの映画を観たという記憶はあやふや。
昨年、実写版を観た。
そして、新海誠監督がアニメの後にリリースした小説版をオーディブルで聴いてみた。
作者(新海誠監督)の中にあった物語には、この小説版が一番近いのか?
それともアニメを撮ってから、この小説の内容が醸成されたのか。
実写版の監督は、新海誠氏ではない。
それぞれのバージョンは、あたかもパラレルワールドのように少しずつ異なっている。
なかでも小説版は、当然ながらより細かく主人公の心の中を細かく描いている。
そして、拗れたおっさんは、そのうじうじしたところがとても好き。
改めてアニメーション映画を観てみようと思う。
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原作アニメ→実写映画という順番で観た。実写映画がとても良かった為、急に小説が読みたくなり購入しました。第2章の貴樹と花苗が私の中で1番好きで、空港での2人の描写もとても良かった。
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ねぇ、秒速5センチなんだって。
桜の花びらの落ちるスピード。
秒速5センチメートル
高貴目線で進む作品。
あれ、思ったほど明里が出ないぞ?
これが本作を読んだ第1印象だった。
最初は、明里と高貴の恋愛小説かと思って読んだんだが、ちょっと短編なことに驚いた!
本を読むより、映像で見た方が描写の美しさがわかるかも◎
本より映画がオススメな気がする。
(いや、映画ノベライズ版なら、どう描かれているのかも気になる)
1度、映画は見てみたいな。
いつも高貴の心の支えになっていた「高貴くん、あなたはきっと大丈夫だよ」という明里が伝えた言葉。
「本当に自分のやりたい仕事か、やるべき仕事かどうかは皆目分からなかったが、それでも働く必要があった」という部分にはかなり共感する。
大人になると、「将来の夢」を叶えるかどうかというより、なんとかして、働かなくてはいけないということが第一に来るような気がする。
そんな時に、自分自身で、「私は、今日もきっと大丈夫だ」と毎日心を奮い立たせているので、そういう面では、高貴と似ている部分があるのかなと思った。
切ない恋愛物語で、短編集でもあるため、かなり読みやすい作品なので、是非オススメです!
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実写版映画がとてもよかったので小説を読みました。
アニメになかったけど実写版にあったシーンを小説で確認したかったのですがありませんでした。実写版オリジナルのシーンだったようです。
アニメでも映画でも花苗に感情移入しすぎてボロ泣きでしたが小説の後半に大人になった貴樹が花苗を思い出している部分があって
澄田が自分に惹かれた理由も、彼女が告白しようとした何度かの瞬間も。それを言わせなかった自分の気持ちも、打ち上げを見た時の一瞬の高揚の重なりも、その後の彼女の諦めも。すべてがくっきりと見えていて、それでもあの時の自分には何もできなかった。
やっぱり花苗が感じてしまった残酷な事実は本当だったんだなって思ったけど、その経験を経て前に進んでいけた花苗に比べて前に進めない貴樹のほうが幼く感じた。
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アニメーション版ではMV化していた第3話「秒速5センチメートル」が補完されていて、貴樹の社会人生活が垣間見えるのが良い(これは実写版にも設定が受け継がれてる)。
アニメーション版ほどの女々しさはないし、付き合ったり好きになってもらったけど幸せに出来なかった女性に対してここまで負い目を感じる必要はないような気がする。
文章テンポはやや眠い。
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アニメの方は数年前に一度観ていて、今回実写映画化されているのを機に原作を読んでみた。
そもそもアニメの方が先に作られて、それをノベライズしたものが今作ということだから、原作はアニメの方かもしれない。
アニメの方の印象は、社会に対して無力でしかない思春期に差し掛かろうとする少年少女の決して淡いとは言えない、その後の人生に大きな影を落とすほどに色濃い初恋の物語で、主人公貴樹と明里のやるせなさが印象に残っている。
小説版はさらに踏み込んで、もう交わることがないであろう2人のその後が描かれていて、何ともやりきれない思いが残る。
話の流れから言えば、ラストの場面はとてもアニメ的な描写だし、多分このラストシーンは『君の名は』に引き継がれているのだと思う。
もう一度アニメ『秒速5センチメートル』を観直したあと、実写映画版を観に行こうと思います。
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貴樹と明里の中学の時の真剣な恋
切なくなるくらい真剣でドキドキする展開
手紙というのがまたいい
しかし、初恋をずっと引きずっているんだな
素敵な彼女も何人か出てくるが、じれったくなってくる。
小説しか見ていませんが、最後はハッピーエンドになるといいなと思いました。
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こんな初恋いいよねー、ドラマチック。だけど、女はこんなに初恋引きずらないよ。出せなかったラブレターは大人の女は笑い話にしてネタにしてお焚き上げして終了です。
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新海誠さんの本は初めて読んだ
貴樹を軸にした短篇連作恋愛小説と
言っていいのか
貴樹の葛藤が素直なんだけど
ねじれている感じ
転校が重なると、
居場所がわからなくなる感じは
子どもなら辛いだろうなと思った
自分も小学校の時に転校して
嫌がらせをされたことがあった
でもなんとか自分の立場を確立させていったんだと思う。
新海さんの小説は
文章がとてもきれいですっきりしている
どうしたって君の名は。がちらつくけど
読後感は良かった
Posted by ブクログ
実写映画公開前に再読。新海さんは、映像だけでなく文章も綺麗な方だなあと思った。「桜花抄」の、とてもひたむきでまっすぐな2人の様子が初々しく、切なくない。明里に会うために急ぐ貴樹の心情と、雪降る駅舎の情景がシンクロするような描写が、綺麗で好き。
叶わなかった初恋の後に彼の人生を通り過ぎていった女性達とのお話の丁寧な心理描写に惹き込まれる。
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私は自分のペースで理解しながら読み進められるため映画より小説派なので、映画を見る前に小説に出会えて良かったと思います
叶わない初恋が大半であることを分かっていつつも、この本を読んでいると心のどこかで2人の初恋が実って欲しいという欲がでてきてしまいました笑
2人とも幸せになって欲しいと願います
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新海誠ゆかりの地にいるので、せっかくだから読んでみることにした。
男女の恋愛の違いとして、「男はフォルダ保存、女は上書き保存」なんて揶揄されることがよくあるが、その違いをよく表している文章だなと思った。
もう一度映画を見直して、長野の風景がどんな風に描かれているのか、改めて見てみたいと思った。
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タイトルに魅かれて読んでみようと思ったけれど、タイトル回収が小説の最初の方すぎてびっくりした。
実写映画化が決まったとのことで、映像は絶対キレイだろうなと期待できる。
Posted by ブクログ
興味深いタイトルに惹かれ手にしたこの作品。3章で構成されており、主人公の貴樹くんと、貴樹くんの人生に影響を与える女の子たちの物語です。言の葉の庭もそうでしたが、章ごとに登場人物の視点がすり変わっていくのが面白い。なんだか自分の将来が心配になった、そんな作品です。
Posted by ブクログ
映像の方は見たことが無いのですが、小説では静かで繊細な印象を受けました。タイトルの「秒速5センチメートル」は桜の花びらの落ちるスピード。この小説を読んでいる時も、桜がはらりはらりと舞うイメージが浮かびました。小学生、高校生、大学生・社会人というそれぞれの段階での貴樹と女性たちの関わりが繊細に描かれていて、それが桜が舞う繊細なイメージと繋がっているのかと思いました。
風景描写が秀逸
映画は見ていませんが、小説を読みました。風景描写が素晴らしく、映画では、どんな描写になっているのか観たくなりました。青春って、こんな感じだったかなぁと思いながら、主人公の煮え切らない態度にモヤモヤが溜まっていく感じもしました。
アニメから入りました
アニメを先に視聴してから読みました。アニメではすらすらと流れていった描写を本でゆっくりと補完していくようで、十分にこの作品を楽しめました。