紫式部のレビュー一覧

  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    現代語訳が先に書かれていて、またそれが丁寧なので、古文があまり読めなくても充分に楽しめる。

    紫式部の目を通して語られる宮仕え事情。古の日本に興味のある私からしたら、当時を知れる最高の書物だった。これまで、日記系は堅苦しいものだと決めつけていたが、そんなことはなかった。もっと日記系に親しもう。

    そして、殊に紫式部の心情の所は、原文の方が直に伝わってくる。世の中に対する思い、宮仕えに対する思い…決して明るいことばかりではないが、つい彼女の言葉を反芻し、噛み締めてしまう。世の中も仕事も、時代は違えど思う所はあるのだと、救われた気持ちになったからだ。

    現世を鬱陶しく感じたとき(頻繁すぎるが)、背

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    2025年03月27日
  • ウェイリー版 源氏物語1

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    古文の授業で習った「源氏物語」というより、世界文学のひとつとしてテイル・オブ・ゲンジを読める感じで、面白く読めた。原文よりも分量が増えているような気がするのだが、ウェイリーの訳し方というのが最後解説に載っていて、なるほどと思った。

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    2025年02月25日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    2023年に刀ステの予習として読み始めました。
    与謝野晶子訳をYouTubeの朗読で聴いていたので、なんとなくあらすじは知っていました。
    わかりやすくて読みやすく、初心者向けにとても良いと感じました。
    難しい言葉づかいがほとんどないので、登場人物がなにをどう感じ、思い悩んでいたのかが受け取りやすい印象です。
    面白く読めました。

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    2024年10月20日
  • 新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

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    清少納言に引き続き読みましたが、こちらも面白かったです。
    このお二人の活躍する時代背景もよく理解できました。
    紫式部の心情も理解できるなぁ

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    2024年02月20日
  • 源氏物語 12 姫君、若紫の語るお話

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    NHK大河「光る君へ」に乗り切れないので拝読。
    結論、読んで良かったです。

    高校時代、古典(教師)が嫌で嫌で…源氏物語もサッパリ分からない。そのような状態の私にピッタリな本作。
    高校時代に出会えていたら、もう少し古典の成績が良かったかも知れません。

    それはさておき。
    スーパーイケメン源氏と、スーパー美女・藤壺をおばにもつ若紫姫の王道ストーリー。
    一目惚れした夕顔との死別、決められた結婚により冷めた関係の葵の上、謎の悪女弘徽殿…現代のベタストーリーの根幹は源氏物語だったんですね。
    おとぎ話のようにはいかない、貴族社会の現実性が源氏物語の価値であるのだと気づきました。

    「光る君へ」でまひろが

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    2024年02月04日
  • 新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

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    シキブ最高!

    超有名な源氏物語の作者なのに、その人となりはほとんど知られていなかった紫式部さん。シキブの愛称で漫画になり、彼女の息吹が伝わってきました。今でいうHSPかも知れませんね。繊細で生きづらい人といいますか。根暗なシキブさんの方が、ひけらかし型のナゴンさんより親しみを覚えます(笑)娘の賢子さんは父親に似た気質で上手く生きたんですね。それぞれ持って生まれた個人差があるのでしょう。

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    2024年01月29日
  • 紫式部日記 平安女子のひみつダイアリー

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    本屋に寄って紫式部関連の書籍が大量に出てると思ったら大河で取り扱うのね。
    同シリーズの枕草子がよかったので購入。自分は清少納言×定子様派だからか、紫式部日記も源氏物語もほぼ触れて来なかったのでこれを入口としよう。
    後は娘に渡してはまるといいな。

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    2023年12月25日
  • 全訳 源氏物語 四 新装版

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    光源氏が死んでストーリーはつまらなくなるかと思いきや、宇治の姉妹をめぐる薫と匂宮の恋模様、実に面白かった。第五巻の展開が楽しみ!

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    2023年12月06日
  • 新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

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    自己肯定感が低い紫式部日記の一部を楽しくマンガにした本です。
    夜中に目が覚めてたのでちらっと読むつもりが、面白くて眠れなくなりました。巻末の原文を除くと1時間ぐらいで読めます。

    紫式部は夫の死後、源氏物語を書いて評判になり、中宮彰子の女房としてスカウトされます。イヤイヤ働くことにしますが、初出仕の日に総スカンに遭い、5か月間のひきこもり生活に。宮中に戻ってからは漢籍が読める知的さ隠し、周りの目を気にしながら宮中に馴染んでいきます。

    彰子の出産時の騒々しい祈祷の様子には笑ってしまいます。カリスマ陰陽師・安倍晴明も祈祷のメンバーの一人。政敵の呪いを恐れる当時の考え方に面白さを感じるものの、出産

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    2023年09月12日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    光源氏も中年にさしかかり、その変わらぬ色好みぶりに読んでいていっそ感心してしまいます。
    一巻目の藤壺のくだりははらはらしすぎてちょっと胃もたれする感があったけど、二巻になるともう少し気楽に読める不思議。一巻より面白くなっています。
    光源氏の、朝顔の姫宮へのしつこさも、すごい、と脱帽するばかり。
    姫宮は六条御息所の娘です。
    正妻(葵上)を死に追いやった生き霊の女(六条御息所)の娘にここまで入れ上げるというのが、いい女の前ではこまけえこたあ気にすんな、の精神なんだろうか。
    終盤は、いよいよ「若菜」を途中まで見せて終わります。源氏物語は「若菜」まで読むのが真髄、とよく言われていることは知っていたので

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    2023年07月31日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    来年の大河ドラマ「光る君へ」を恙無く迎え撃ちたい。ようやく重い腰を上げて、とにかく現代語訳を読み通そうと手に取りました。
    光源氏の、困難な色恋が絡むと自分をもどんどん困難に追い込んでしまう様が見ていてしんどい。そしてちょっとだけ笑える。
    でもこの時代の女の人たちは大変だな……。こんなクズでも光源氏は類稀な男でもあることはまあわかるだけに。
    光源氏の色好みぶりって10代の頃から読んでいて腹立たしくてならなかったけど、アラフォー間近にして改めて読んでみると、藤壺がまじ大変そうで気の毒でならない。

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    2023年07月31日
  • 新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

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    枕草子のを読んで、こっちも読みたくなって。まじめで地味でネガティブな紫式部。どうしても清少納言と比べられてしまうけど、必要以上に謙虚じゃないとやっていけない職場環境だったのだなと思った。バカのフリして。人間関係で悩んで、仕事にも5か月行けず引きこもって。人間らしさに満ちている気がする。紫式部、好きだな。お父さんもあんなこと言わず、おおらかに育てたらよかった。千年後に言ってもしょうがないけど。

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    2023年05月13日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    源氏物語の主要な話をピックアップした現代語訳本です。
    テンポよく進むので読みやすいです。
    こんなに面白いストーリーだと思わず、外で声を出して笑ってしまいました……。

    源氏物語の和歌を楽しみたい人は物足りないかもしれません(現代語訳がさらっと乗っているだけ)が、それもストーリーをさくさく読むための工夫なので、私のようにとりあえず読みたい人には有難いです。

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    2023年05月09日
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    清少納言曰く「派手好きな旦那」を持ち、華麗なる宮廷ロマンス文学を執筆した紫式部のことだから、見た目も性格も男女関係もさぞかし華やかな人物だろうと想像していた。紫式部日記を読むまでは。

    イマイチ乗り気じゃない宮仕えが、やがて自分の得意分野(物語執筆活動や出産時の記録係、彰子への漢文講義等)を活かして宮中に居場所を見つけるとともに、知識をひけらかすことなく周囲とも波風立てず穏やかな人物を装うことで時の権力者・藤原道長にも一目置かれるような唯一無二の存在となった処世術は、現代人の我々にも参考になりそうだ。 

    「マウント女子」とは対極的な紫式部。かと言って容易く周囲に流されるような頼りない性格でも

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    2023年05月05日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    読みやすい。
    けど、源氏はひどい!!
    どうしてあっちこっちで女の人を作るのかな?
    登場人物が多すぎてごちゃごちゃになる。
    関係図みたいなものがあると嬉しい!

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    2023年03月11日
  • 源氏物語 (新装版)

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    源氏物語、、、そう聞くと少し難しいような気がする。
    主人公は光源氏。恋をすることの楽しみや悲しみ、苦しみを美しく描いた名作。
    光源氏の人生を、ちょっと覗いてみませんか?

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    2022年09月11日
  • 源氏物語 夢の浮橋

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    まさかのラスト

    え、ここで終わるの? という終わり方でした。でも、源氏物語をまとめて読むことができて良かったです。

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    2021年03月10日
  • 源氏物語 手習

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    浮舟の第二の人生

    浮舟は出家した。その顛末と、真実を知った薫の苦悩。僧侶の一行が良い人で良かったよ。

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    2021年03月09日
  • 源氏物語 蜻蛉

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    薫の後悔

    薫は、早く浮舟を呼び寄せていればと後悔する。そんな中、妻の女二宮の姉に心惹かれて苦悩する。同じ桐壺帝の子孫なのに、運命が別れてしまった女たちの対比が鮮やか。

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    2021年03月09日
  • 源氏物語 浮舟

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    薫の過失

    薫は浮舟をいつ邸に迎えるか迷っており、警備も少なかったゆえ、匂宮と浮舟が関係を持ってしまった。追い詰められる、浮舟。薫がすぐに邸に迎えるか決めていればこうならなかったのに。残念。

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    2021年03月09日