紫式部のレビュー一覧

  • 源氏物語 紫の結び 三

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    高スペックだけど満たされない源氏の君の晩年。柏木が思い詰めて死んでしまうくだりが何とも切なかった。紫の上を亡くした源氏の君が1年ずっとひたすらに悲しむ様子があまりにも生々しくて、こちらまで悲しくなった。続く孫世代の話も後で読もう。しかし、イケメン(薫)の特徴に「いい匂いがする」を持ってくる紫式部の研ぎ澄まされたフェチズム…

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    2017年08月18日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    主に源氏の君の子供(冷泉帝・夕霧・明石の姫)に関わる源氏の君の話。 ひたすら源氏の君賛美の内容にうーんとなったんだけど、当時はこれがウケたのだろう。身分が高くて高スペックでイケメンで何でもできてモテモテでも、妻との会話で他所の女の人の器量をあれこれ言うような人は御免だなあ。 内容は相変わらずとても分かりやすかった。身分(昇進するたびに呼び名が変わる)で呼ばれるときも括弧書きで名前を書いてくれるのがとても助かった。

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    2017年08月18日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    源氏物語の現代語訳。楽しくさくさく読める工夫が随所に仕掛けられている。特に意訳がすごくいい。まるで小説を読むように源氏物語を楽しめた。しかし、光る君って、スペックも身分も高くてイケメンでモテモテ、って、本当にファンタジーだ。

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    2017年08月18日
  • 源氏物語 紫の結び 三

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    女三の宮と柏木のストーリーを中心に、女楽、明石の女御が出自を知る場面など。話の主人公が光君の次世代に移るとともに自然に光の老いや出家が話題にのぼるところなど、当時の傾向がよくわかるストーリーラインでもあって読み応えある部分。やはり一貫してひっかかりを感じるのは和歌の部分の取り扱いやねぇ、確かに和歌がよめないと源氏にはとっつきにくいかもしれないが、妙に訳したものだけを載せてしまうとこれまたリストリクトされすぎてちょっと誘導的に感じるが、でもだらだらと説明を重ねすぎても無粋だし、難しいねぇ。

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    2017年06月13日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    須磨明石から光源氏が帰還。六条御息所の娘(斎宮女御or梅壺女御、のちの秋好中宮)が入内、絵の御前試合。明石の娘が上京、紫の上の幼女となり入内するまで。明石女御の入内の用意など。夕霧の生活と雲居の雁との結婚話。女三の宮の輿入れ。本当に上手くいいところを抜粋している。個人的には飛ばされてしまった好きな箇所などもあったりして、それもまた面白い。

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    2017年06月01日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    中高生向きの源氏物語の現代語訳。グランドホテル型でスピンオフの多い源氏物語の中からメインの女性たちにフォーカスして骨格だけでうまくまとめてあるので、源氏初心者にも良いかとおもうが、ただ、和歌もあっさりとした訳しかのせていないので興が削がれる。テンポを重要視したからなのかもしれないが、せめて和歌だけは原文と訳を合わせておいてほしかった(私比)。
    一巻は若紫と出会い、藤壺の女御との逢瀬、桐壺帝崩御、朧月夜との密会と無位無冠で須磨に流れ、さらに明石へ。源氏物語の良いところというと、出て来る人物が美形すぎるということ、特に源氏の君の美形っぷりは人外といえるほどなので、そこらへんをかなりきっちりと表現し

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    2017年06月01日
  • 源氏物語 紫の結び 三

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    中の品の方々をさっくりとなくすことで、より紫の上と源氏の愛について理解しやすかったように思う。
    平安時代の貴族の女性は男性の後ろ盾や、自身の身分によって立場が変わってしまうこと。子供がいるいないでも立場が変わる。
    紫の上は源氏の愛という信頼によって、成り立っていたのに。三ノ宮という正妻を迎えられてしまった。ひどい裏切りだし、出家して俗世間から離れたい気持ちもわかる。
    源氏って、なまじマメな男っていうのがもう非難しきれないところですな。愛がなくとも情さえあれば見捨てないからなぁ

    紫の上は源氏の腕の中から逃れられなかったけど、宇治十帖の浮舟は自ら出家して独り立ちしてしまった。という対比のお話にな

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    2017年05月17日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    中の品の方々をさっくりと省き、本流に目を向けた源氏物語2巻目。

    きました。女三の宮。源氏の君の許せないことたった一つ。女三の宮と結婚したっつーことですよ。
    紫の上は正式にお披露目して結婚したわけじゃないから、いわゆる側室的なポジションのまま1番に愛される人だった。正妻の座は葵の上が亡くなってから空席だったはずだったのに。
    ここで、位の高い女性を迎えるというね。

    紫の上にとったら裏切り以外の何物でもないという仕打ち。許せないですね!

    でもこれが、平安時代の諸々を表しているようで面白いところですね。子供がいる明石の君は安泰とかね

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    2017年03月11日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    「あさきゆめみし」を読んでから色んな方が源氏物語を書かれるのを読むのが好きで、今回は萩原さんの源氏物語をば。
    中の品の方々をさっくりと省いて、源氏の本流にのみ目を向けて書かれています。
    サクサク話が進むこと!末摘花の話が好きなので省かれてしまうのは残念。

    でも、余計なのを省くことで、いかに源氏が懐のでかい男だったか…(いや狭いのか?)浮き彫りになり、わかりやすいです。
    枕草子、蜻蛉日記を読んでから読むと源氏がいかに女の理想が詰め込まれた男性か!その当時のね。
    関係を持った女性を忘れず細々と気を回すとか当時の男性の何人ができたことなのでしょうな…

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    2017年03月11日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    あぁ、この人はもしかして夕霧がそんなに嫌いでないのでは。

    ということで、ちょっとダレる感のある「須磨」から帰ってからの「源氏物語」ですが、なかなか、魅力的にかかれていました。

    「宇治十帖」の楽しさは俵 万智に教えてもらったし、いろいろな人の「源氏物語」を読むもんだなぁと思いました。

    ただし、「若菜」が、上下にわかれているのはいいのですが、「若菜」の上の途中でこの本が終わっているのは、ちょっといただけないなぁ。

    そして、紫上と女三の宮が会っているのをいいことに、朧月夜の君に会いに行く光源氏。
    最低ですな。

    その最低さが、ほんとうに淡々と書いてあって面白いです。
    うーん。この淡泊な感じが

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    2014年07月28日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    「源氏物語」のメインストーリーだけを抜き出した物語で、ものすごく読みやすいです。
    ある意味、今まで1番読みやすかった「あさきゆめみし」よりも、読みやすいかも。

    源氏物語には、作者複数説があって、特に、前半部と後半の宇治十帖の物語のことをいわれることが多いのですが、実は、前半部だけでも、「藤壺」-「葵の君」-「紫の上」-「朧月夜」-「明石の君」-「女三の宮」の貴種流離譚ラインと「空蝉」-「夕顔」-「玉鬘」の中の品の女ラインのお話で、作者が違うのではないかといわれたりしているようです。

    まぁ、作者が違うかどうかはわからないのですが、多分、書かれた順番は、メインの貴種流離譚ラインが書かれてから、

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    2014年06月18日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    源氏物語は原典を読みました!と言えたら、どんなにカッコイイか(^^;)原典はほんの少し古典の授業でしか読んでいないし、新訳も途中で挫折(T.T)全てを読んだのは大和和紀さんの「あさきゆめみし」のみ(--;)荻原さんの源氏物語は紫に縁のある主要な帖を組み換えて訳されているので完全版ではないけれど、古典の雰囲気を壊さず満足できる内容(^^)一巻は光源氏の誕生~明石滞在

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    2014年05月06日
  • 源氏物語 紫の結び 三

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    最後まで読み応えがあった。
    なかなかに良かった。
    省かれた巻や宇治十帖もぜひ、読んでみたい。

    女三の宮が登場して以降は、
    読んでいて辛くなることが増える。
    極めた栄華の裏で渦巻く哀愁、全員の気持ちが切ない。

    とはいえ、源氏は自業自得というか、
    なんでこんなに身勝手なのか。
    常に上から目線だしねえ。
    それが許されるほどの、輝かしいばかりの人物だと言われても、なんか納得できないなあ。
    理想の男性とは、到底思えない。
    紫の上が倒れてからの駄目っぷりには、正直イライラする。
    しかし、だからこそ、文学の傑作たりえているのだろう。
    交錯する心理描写や人間関係は、確かに興味深い。

    それにしても、大らか

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    2014年04月16日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    二巻の表紙は明石の君です。(書影、なおりました!)

    荻原規子バージョン源氏物語。
    快調です。

    官位を与えられなかったため、自主的に謹慎の道を選んだ光源氏は、須磨に来ていました。
    訪れた人が驚くほどの侘び住まいで、さすがにしばらくは女性を口説くこともなかったのですが。
    運命かと思わせる成り行きが色々あって、明石の入道の娘とそういう仲に。
    「真の罪はない」などと何度も出てくるのが~おいおい、って感じだけど。
    朧月夜の君が、表向きは天皇(源氏の兄)の女御ではなく、宮廷の女官だからでしょう。

    晴れて都へ戻った源氏は、紫の上と嬉しい再会。
    むつまじく暮らし、次第に栄華を極めていきます。
    明石の君に

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    2014年04月12日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    萩原規子による「源氏物語」の新訳。
    読みやすくするための工夫がなされています。

    光源氏の生い立ちの章の次に、幼い紫の上との出会いを持ってきて、印象を強くしてあります。
    順番を入れ替え、脇筋は省き、敬語もなく、和歌は意訳のみ、注釈などもつけずに、どんどん話が進む。
    停滞は確かに少ないですね。
    これなら読める、という方もいらっしゃるのでは。
    この後に、もう少し詳しいものを読んでみるという手もありますよね。

    紫の上は、確かに重要人物。
    ただ、藤壺を想ってもんもんとした年月、決められた結婚相手は冷たく、うまくいかない‥
    といった光源氏の気持ちはあまり実感として迫ってこないから、いきなり父親にも知ら

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    2014年04月12日
  • 源氏物語 紫の結び 三

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    荻原さん訳の「源氏物語」です。3巻まとめての感想。
    正直ね、誰が訳しても話は同じなので、源氏の君のお盛んぶりと調子の良さと自己肯定には呆れた溜息が出ますが、描写の美しさや細やかさが素晴らしい。
    詰まらない粗筋が細部と周辺部の書き込みで、花鳥風月で雅な一大絵巻へと光り輝いていくのです。

    「紫の結び」というのは、源氏の君と藤壺の宮と紫の上の話に絞っているということ。
    数多いるつまみ食い的女性関係や、玉蔓十帖、源氏死後の話はばっさりカットされています。
    そのせいもあり、紫の上の印象がずいぶん変わりました。
    愛らしい人形みたいな印象しかなかったんですけど、明石の姫君が生まれたり、女三の宮がお輿入れし

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    2014年02月28日
  • 源氏物語 紫の結び 三

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    3巻通して読んでみて、この時代の女性の強さを実感した。
    男女問わず四季を愛で、全身で全てを感じているところ、女性陣のどうなるともわからない愛を信じ続けているところはとくにしんみり感じた。

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    2014年02月11日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    源氏物語、現代訳。

    まずはなんといっても挿し絵を含む絵がすてき。
    表紙には愛らしい紫の上(おそらく)と、周りの花々が
    やさしく鮮やかに描かれていて。。
    お話は和だけど、絵は少し洋風な感じも新しい。
    今後、ニ、三と出版されるようなので、
    手に取るのが楽しみです。

    源氏物語自体、知ってはいても読もうと思うとっかかりもなくて。
    なので、こうして読みやすい現代訳はうれしいです。

    光源氏。
    容姿はすばらしいけれど、
    中身はけっこう普通の、悩める男子なんだなぁ。
    とっかえひっかえというイメージがありましたが、
    一度関わりを持った女性にはわりかし手厚く、
    それほど不誠実な印象がなくなりました。

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    2013年12月08日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    ネタバレ

    源氏の君…どうしようもないやつだな…!大和和紀さんの「あさきゆめみし」を読んでいた高校生の頃よりも、源氏の君のダメ男っぷりが際だって感じられたのは、年を重ねたせいでしょうか。「あさきゆめみし」を読んでいたときから、源氏の君より、友達の頭中将とかの方が好きだったけど。
    宮中で行われいていた風習や四季折々の描写が細やかで、ほんとうに美しい。原作に出来る限り忠実に読み下しているらしいのですが、美しさや人物描写が充分現代にも通じるというのが、不思議でもあり、人間である限り本質は変わらないのかなと思わされたり。
    折々に詠まれる歌もすてきだなぁと思った。歌を詠むことで、四季や花鳥風月をより敏感に感じられる

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    2013年11月05日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    とっても読みやすい!女房たちはこんな感じで物語に触れていたのだろうなぁって思いました。
    するすると頭に入ってきて、そして物語の世界に浸かれちゃう。言葉の選び方が素敵なんだと思います。

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    2013年10月22日