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Posted by ブクログ 2014年08月18日
紫の結び完結。
この後、中の品の姫君の話も、宇治十帖も書きたいと作者があとがきで書いているので、ちょっと期待しておこう。
でも、末摘花の話と夕霧と女二の宮の話は、この中には、はいってこなさそうですね。
末摘花の姫君のお話は、この「紫の結び」の中で書かれるべき物語だったのだと思ったのだけど……。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月13日
脇筋を省略した荻原規子版・源氏物語。
光源氏が女三の宮を正妻として迎え入れていて、波乱の生涯も終盤です。
光源氏の娘の明石の姫君は、春宮(皇太子)の妃となっていますが、めでたく懐妊して里帰りしてきます。
紫の上にとっては育ててきた娘。
姫君と対面するついでに、女三の宮(先帝・朱雀院の三女)とも会う...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月18日
高スペックだけど満たされない源氏の君の晩年。柏木が思い詰めて死んでしまうくだりが何とも切なかった。紫の上を亡くした源氏の君が1年ずっとひたすらに悲しむ様子があまりにも生々しくて、こちらまで悲しくなった。続く孫世代の話も後で読もう。しかし、イケメン(薫)の特徴に「いい匂いがする」を持ってくる紫式部の研...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月13日
女三の宮と柏木のストーリーを中心に、女楽、明石の女御が出自を知る場面など。話の主人公が光君の次世代に移るとともに自然に光の老いや出家が話題にのぼるところなど、当時の傾向がよくわかるストーリーラインでもあって読み応えある部分。やはり一貫してひっかかりを感じるのは和歌の部分の取り扱いやねぇ、確かに和歌が...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月17日
中の品の方々をさっくりとなくすことで、より紫の上と源氏の愛について理解しやすかったように思う。
平安時代の貴族の女性は男性の後ろ盾や、自身の身分によって立場が変わってしまうこと。子供がいるいないでも立場が変わる。
紫の上は源氏の愛という信頼によって、成り立っていたのに。三ノ宮という正妻を迎えられてし...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月16日
最後まで読み応えがあった。
なかなかに良かった。
省かれた巻や宇治十帖もぜひ、読んでみたい。
女三の宮が登場して以降は、
読んでいて辛くなることが増える。
極めた栄華の裏で渦巻く哀愁、全員の気持ちが切ない。
とはいえ、源氏は自業自得というか、
なんでこんなに身勝手なのか。
常に上から目線だしねえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月28日
荻原さん訳の「源氏物語」です。3巻まとめての感想。
正直ね、誰が訳しても話は同じなので、源氏の君のお盛んぶりと調子の良さと自己肯定には呆れた溜息が出ますが、描写の美しさや細やかさが素晴らしい。
詰まらない粗筋が細部と周辺部の書き込みで、花鳥風月で雅な一大絵巻へと光り輝いていくのです。
「紫の結び」...続きを読む
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