【感想・ネタバレ】新編 人生はあはれなり… 紫式部日記のレビュー

あらすじ

2015年に刊行された『人生はあはれなり… 紫式部日記』に、新たな描き下ろし16ページと修正を加えた、最新版。
『源氏物語』の作者であり、2024年大河ドラマの主人公でもある紫式部の日記を、コミカライズ。
さぞ、華やかな日常を送っていたのかと思いきや、実際は将来が不安、人目を気にしすぎてつらい、出る杭は打たれるのでできるだけ目立ちたくないなど、
現代女性でも共感できる、人間関係、仕事、嫉妬などが綴られている。
この絶望だらけの平安ライフを、人気イラストレーター小迎裕美子がコミカライズ。
テストにも役立つ、『紫式部日記』原文付き!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

清少納言に引き続き読みましたが、こちらも面白かったです。
このお二人の活躍する時代背景もよく理解できました。
紫式部の心情も理解できるなぁ

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2024年02月20日

ネタバレ 購入済み

シキブ最高!

超有名な源氏物語の作者なのに、その人となりはほとんど知られていなかった紫式部さん。シキブの愛称で漫画になり、彼女の息吹が伝わってきました。今でいうHSPかも知れませんね。繊細で生きづらい人といいますか。根暗なシキブさんの方が、ひけらかし型のナゴンさんより親しみを覚えます(笑)娘の賢子さんは父親に似た気質で上手く生きたんですね。それぞれ持って生まれた個人差があるのでしょう。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

自己肯定感が低い紫式部日記の一部を楽しくマンガにした本です。
夜中に目が覚めてたのでちらっと読むつもりが、面白くて眠れなくなりました。巻末の原文を除くと1時間ぐらいで読めます。

紫式部は夫の死後、源氏物語を書いて評判になり、中宮彰子の女房としてスカウトされます。イヤイヤ働くことにしますが、初出仕の日に総スカンに遭い、5か月間のひきこもり生活に。宮中に戻ってからは漢籍が読める知的さ隠し、周りの目を気にしながら宮中に馴染んでいきます。

彰子の出産時の騒々しい祈祷の様子には笑ってしまいます。カリスマ陰陽師・安倍晴明も祈祷のメンバーの一人。政敵の呪いを恐れる当時の考え方に面白さを感じるものの、出産が命懸けで、人が長生きできない時代の虚しさも感じます。

紫式部自身や源氏物語を解説し、当時の風習や考え方もわかりやすく書かれているので、中・高校生にぴったりです。学校に漫画を持って行ったら先生に怒られますが、これは漫画じゃありませんって、言い切れる…かな?漫画は多いけれど、古典の知識も多いです。

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2023年09月12日

Posted by ブクログ

枕草子のを読んで、こっちも読みたくなって。まじめで地味でネガティブな紫式部。どうしても清少納言と比べられてしまうけど、必要以上に謙虚じゃないとやっていけない職場環境だったのだなと思った。バカのフリして。人間関係で悩んで、仕事にも5か月行けず引きこもって。人間らしさに満ちている気がする。紫式部、好きだな。お父さんもあんなこと言わず、おおらかに育てたらよかった。千年後に言ってもしょうがないけど。

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2023年05月13日

Posted by ブクログ

昨年の大河ドラマの影響(今頃)で、ちょっと紫式部に興味を持ったので。…なんか、勝手にシンパシーを感じてしまいましたよ紫式部様…。感じすぎて、同時代だったらきっと苦手になっただろうな、と思うほどに。(←同族嫌悪)
(巻末の作者様のマンガにまたシンパシーを感じてしまう…)
とか言いつつ、読むんなら源氏物語より枕草子かな、とも思ってしまう私って…。

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

★4.5
冒頭に「ネガティブ」と人物紹介があったので、如何程かと読み進めるが、さすが作者さんのユーモアで、中和されている。
『源氏物語』は作者不明(と言われていたが)『紫式部日記』に、同著を書いたと記しているよう。
物語が生まれるには、必ず背景があると思っていて、いやー上手く反映させているな、と頷くばかり。
中学の古典で『源氏物語』は習っていたので、とっつきやすさもあったかも。
そう思うと学校の意味が広がる。
今の倫理で当てはめると、大変だ…と思いつつ、今は庶民でもその価値観が降りているのは何なのだろう?と思ったり。
2024年度大河と重なる描写は殆どないが、これは別視点のものとして楽しむのが良し。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

大河ドラマとは随分違う道長と紫式部に興味を持ち手に取った本です。丁度ドラマが『源氏物語』を描き始めたところなので、いろいろと重なり興味深く読みました!
平安時代という昔から人というのは変わらないのだなと実感です!笑

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2024年08月29日

Posted by ブクログ

コミカルだけど内容ばっちり!
倫子と道長のキャラクターが
怖おもしろい
傲慢な態度の人の前での
お馬鹿なふり...心当たりあり

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

紫式部ってこんな人だったのか。5か月引き籠ったとかアホの振りしたとか、自信に溢れた才女のように思っていたので意外でした。賢い人だから余計に生きづらさを感じていたんですね。
清少納言とは境遇も才能も似ているのに対照的な二人。
『新編 枕草子』も読むつもりなので終わったら注釈本を読んでみたいです。

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2024年04月30日

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大河ドラマきっかけに読んだら、道長のイメージ!?と思いつつ、紫式部は今で言う「繊細さん」やんとなった。清少納言との対比もあって、大河ドラマがますます楽しみになった。

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

清少納言と紫式部の位置関係がよくわかりました。この認められたいのにひけらかせないプライドと自信の無さ、分かる〜w

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

宮中で総スカンに合った紫式部は、バカのフリをしていれば嫌われないと気づいた!そしてバカスイッチon!
でも、なかなか生きづらい。ネガティブ
な性格…まるで自分の事のようで「そうそう!」っと共感してしまった(笑)
いつの時代も人間関係は難しいですね〜
紫式部さんとは正反対清少納言もあるようなので、そっちの方も読んでみたい。
やはり私はマンガは苦手なようなので、もう一度、絵のない紫式部日記を読んでみようと思う♫

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2024年12月18日

Posted by ブクログ

漫画と解説。
ジイシキとプライドとメランコリック。
当時の女性の振る舞いから宮つかえになじめない紫式部のこと。
紫式部日記とはなにが書かれているのかなど。

枕草子版もよみたい。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

今期の大河ドラマの主人公なので読みました。
同じ作者の『枕草子』も読んだあとだと、紫式部に共感しつつ、「でも、定子さまたちは……」と向こうサイドの行末を想わずにはいられません。
大河でもきっとこの盛者必衰を描いていくのだろうなとしんみりしてしまいそうです。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

紫式部という人を余り知らず、
源氏物語も高校の教科書から得た
知識くらいだった。
イラスト付きの
源氏物語登場人物解説や
清少納言との対比はとてもわかりやすい。

ネガティブシキブ、共感できるよ。
ポジティブナゴン、羨ましいから批判しちゃうよね。

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2024年01月26日

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