あらすじ
小学低中学年から楽しめる!オールカラーイラストで、さくさく読める「日本名作」シリーズ第12弾。平安時代の姫君・若紫が語る、やがて出会うことになる源氏の君の、美しく、ときに悲しい物語。初めて読む「源氏物語」としてもおすすめです。
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Posted by ブクログ
NHK大河「光る君へ」に乗り切れないので拝読。
結論、読んで良かったです。
高校時代、古典(教師)が嫌で嫌で…源氏物語もサッパリ分からない。そのような状態の私にピッタリな本作。
高校時代に出会えていたら、もう少し古典の成績が良かったかも知れません。
それはさておき。
スーパーイケメン源氏と、スーパー美女・藤壺をおばにもつ若紫姫の王道ストーリー。
一目惚れした夕顔との死別、決められた結婚により冷めた関係の葵の上、謎の悪女弘徽殿…現代のベタストーリーの根幹は源氏物語だったんですね。
おとぎ話のようにはいかない、貴族社会の現実性が源氏物語の価値であるのだと気づきました。
「光る君へ」でまひろが来ていた山吹色の着物や籠の中の雀の由来も分かりました。結構ロマンチックな場面だった。
物語は、若紫が源氏の元で養育される場面で終わります。普通に続きが気になる。
古典の源氏物語に挫折した人、大河ドラマで源氏物語に興味を持った人、是非。