ヨシタケシンスケのレビュー一覧

  • やわらかい頭の作り方 ──身の回りの見えない構造を解明する

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    ネタバレ

    実はイラストを描いているヨシタケシンスケ氏が元々好きで、ある意味ジャケット買いをした本書。

    頭の柔らかさ、というと発想法が先攻イメージとしてあるが、どちらかというと"自分を知る"に重きを置いた一冊。
    知らず知らずのうちに、いろんなバイアスが掛かっている。
    この辺りは言われてみないと判らない事が多いので、自分を知る良いきっかけになった。
    読んで良かった一冊。

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    一般的な「頭が柔らかい」
    ・一つの価値観や考え方に固執せずに、状況や相手に応じて柔軟に変化することができる
    ・他人が考えつかな

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    2017年08月15日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    恥ずかしながら「野生の呼び声」も読んだことのない私が初めて読んだジャック・ロンドン。その短編集はさながら「荒野のO.ヘンリー」。若い頃から職を転々として流転の人生を送った人らしく、アラスカの先住民、金鉱掘りの男たち、変わったところでは朝鮮の役人など、これまであまり読んだことのないような人たちが登場する。いずれも「生きるための知恵、生き延びるための知恵」に満ちた珠玉の作品集。

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    2017年06月07日
  • 世界ショートセレクション2 ロレンス ショートセレクション 二番がいちばん

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    恥ずかしながらロレンスを読んだことがなく、とりあえず子ども向けに訳された短編を読んでみた。
    あまりに素晴らしくすごい作品ばかりなので、驚いた。
    行動と言葉で、言葉を弄さずに登場人物の狂おしい心情を描き、独特の苦みのある余韻を残す。
    いやー、これは大人向けに訳された、もっとたくさん入った短編集をすぐさま買わなきゃ!と思ったが、今岩波のも新潮のも新刊書店では売っていないのね。がっかり。
    こういう子供向けの訳でもロレンスのすごさは伝わるが、子どもには、表題作や「馬商の娘」「乗車券を拝見します」など、わかるまい。わかっても困る。それくらい人間の深層心理(特に「恋愛」という罠にかかる人間の心理)を巧みに

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    2017年05月14日
  • ハルとカナ

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    ヨシタケシンスケさんの絵に惹かれ、息子(リアル2年2組で、クラスメートにほんわか初恋中)に夜寝る前少しずつ読み聞かせました。
    息子はハルの気持ちに共感し、カナの行動には興味津々でした。
    親の立場で言うと、小2の気持ちがリアルで丁寧に優しく描かれていて、ハルとカナの行動や気持ち一つ一つに沿って、息子と会話を交わしながら息子の心情に触れる事ができました。

    親子で楽しめる素敵な物語です。
    もちろんヨシタケシンスケさんの挿絵がなければ、ここまで楽しめなかったと思います。

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    2016年10月09日
  • サッカク探偵団3 なぞの影ぼうし

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    ゆらゆら揺れるオオウチ錯視、長さを見誤るシェパード錯視恐るべし。今回もおもしろかった。主人公の小学生坂上カケルが謎の影に追われ、かねてからの謎の一部が明らかになる。このシリーズはヨシタケさんの絵が目当てで読み始めたが、児童書ながら錯視・錯覚をテーマにストーリーを盛り上げていて内容も楽しく興味深いのだ。現代っ子を描かせたらヨシタケさんはピカ一。カケルたちは実に礼儀正しく、賢く勇気ある子供たちで、末頼もしい。

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    2016年10月03日
  • やわらかい頭の作り方 ──身の回りの見えない構造を解明する

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    身の回りで起こっていることの構造を知り、物の見方を変えてみよう。発想を転換してみよう。ということを促す一冊。

    頭のかたい人はそもそもこの手の本を手に取らないから、本を手に取ったあなたは頭が柔らかい。あるいは柔軟な発想をしたいと思っている。と、序文に記されていて、確かにその通りかもしれないと思いました。
    絵本作家のヨシタケシンスケさんが挿絵を描いていて、その挿絵も楽しめます。

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    2016年08月07日
  • やわらかい頭の作り方 ──身の回りの見えない構造を解明する

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    新しいアイデアを出すためには、
    自分から遠い世界の情報を普段から仕入れる

    業界内では、所詮既存品の延長

    問題であることすら認識していない問題、に
    気付く習慣付け。意識。

    水は低きに流れる。
    人間は放っておけば、楽なほうに自然にいく。
    一度楽になると、誰かの力を借りる、道具を使う、など物理現象での解決策が必要。

    PKを外すことができる人は、
    PKを蹴る勇気がある人だけ

    常識、をだすことが思考の停止状態。
    絶対的な目的か、単なる手段の1つか

    数字とは、
    万人が同じ物差しで客観的に比較し、表現する必要がある、時。
    ビジネスとしては有効。
    ただ、全員がわかる最大公約数だから、誰でも理解でき

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    2016年02月20日
  • サッカク探偵団 あやかし月夜の宝石どろぼう

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    カケルは小学4年生。仲間たちと参加した有名人のパーティで、ダイヤの指輪盗難事件に遭遇した。カケルの憧れの女優庭野モモが犯人と疑われてしまい、カケルたちは真犯人を探すため調査を開始する。
    目の錯覚を利用したトリックがいろいろ登場する、いままでにないミステリー。

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    2015年09月21日
  • 結局できずじまい SHINSUKE YOSHITAKE IllustEssayBooks

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    たくさんある、「できずじまい」。
    ひとつひとつできていこうと思わなくてもいいのかなと思わせてくれるそんな本。

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    2015年09月04日
  • せまいぞドキドキ SHINSUKE YOSHITAKE IllustEssayBooks

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    共感したコラム。せまいエレベータ、せまい改札、せまい机、せまい押入れ、栓抜き、ジュース、マンゴー、白玉

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    2013年03月07日
  • コリドラス・テイルズ

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    児童書の枠に入れてはみたけど、ひねりの効いたショートショートの数々は大人でも十分楽しい。
    むしろ大人じゃないと通じないようなネタも………
    星新一っぽいブラックユーモアは最近の斎藤さんの作品ではあまり見ないのでちょっとおどろきました。
    そして間にはさまれるコリドラスの不遜な感じがクセになります。
    最初と最後のページに描かれたヨシタケさんの絵がすっごく効果的!

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    2013年02月25日
  • 結局できずじまい SHINSUKE YOSHITAKE IllustEssayBooks

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    あるある、わかるわかる。
    実体験で身に覚えのあることから、ともだちに似ていることまで。

    立候補しないのに推薦されたときのコメントを考えてしまう。
    大人数でテレビを観るとモジモジソワソワしてしまう。
    リコーダーの高いミがうまく出せなかったなーっ。

    同時刊行の「せまいぞドキドキ」のほうが、こういうイメージ、というヨシタケさんのセンスの良さが突出していたかな。

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    2013年02月06日
  • はじまりの数学

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    数学の歴史が紹介される前半の章は読み物としてへぇーって思えた。後半の具体的な問題は数学大苦手の俺には頭いたーくなる話。だったけど、何回か読み直して何とか理解できたって思ったら気持ちいい。ケーキの切り分け問題は最後までわかんなったからいつか再チャレンジしたい。大人の数学はゆっくりじっくり考えて、出来なくてもできるまで頑張ってもいいんだってこの本は言ってる気がするし。

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    2012年12月03日
  • コリドラス・テイルズ

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    作家の「私」はナマズの「コリドラス・パレアトゥス」と出会った。これから連載するショートストーリーの年間の半分をコリドラス・パレアトゥスが受け持ってくれると言うのだ。こうして「コリドラス・パレアトゥスかく語りき」の連載が始まった。荒唐無稽な身の上話に半分受け持つと言った割に気まぐれに語られる話。私は生意気なナマズに振り回されっぱなし。

    なんじゃこりゃ?という第一印象。でも読み進める内に、コリドラス・パレアトゥスが可愛く思えてくるから不思議です。自分のことを俺とか私はとは言わず、コリドラス・パレアトゥスと頑なに言うこだわりもクセになります。覚えちゃったよ、コリドラス・パレアトゥス。
    ただこれは、

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    2012年11月27日
  • その本は

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    ネタバレ

    読書記録です。まだの人は参考になれば…

    「いいのか、コレ」「よく出せたな~」と思ってしまった私は頭のカタイ人間です。自覚あります。
    おもしろい!と「その本」を出した方々の自由な発想と、戸惑いつつも私のような人間に読ませてしまう遊び心が詰まった本でした。
    めっちゃ気になります。このおふたりと編集者、どこで、どうやって、顔を突き合わせて「その本」を作ったんでしょう…家でうだうだしただけの罪で裁かれたようですが。

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    2025年12月06日
  • 大人も知らない? ふしぎ現象事典

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    けっこう話題の本らしくヨシタケシンスケさんがイラスト描いていることもあり期待して読んでみたらそれほどでもなかったという印象。
    確かに「うんうん、こういうことある」とか「この現象にこんなすてきな名前がついてるんだ」って思ったりはするけどその場限り。名前忘れても全然困らなさそうだし。この現象とこの現象を同じ土俵でとらえるのは何だかなーと思うようなのもあり、ちょっとムリくり感も。続編も出てるらしいけどどうなんだろう。

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    2025年12月06日
  • みらいめがね それでは息がつまるので

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    知らない作家だったけどヨシタケシンスケ氏目当てで読んでみた。母親が教育ママだった話から何故教育ママになったのかの真相や学生の頃の話など。ヨシタケシンスケ氏の八コママンガのオチが面白かった。

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    2025年11月30日
  • りゆうがあります

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    子どものしょうもない癖を母親が注意するけど、それには全部理由があると説明する子ども。母親の髪をいじる癖はなに?と子どもが問うと、
    髪の毛1本1本に献立がかいてあるのよと
    なんとも面白いはなし。

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    2025年11月25日
  • ふまんがあります

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    確かに、大人ってずるい。
    大人は自分の都合に子どもを振り回すし、どうして大人はいいの?と聞かれたら正当な理由がないこともある。
    理不尽に気付き始めた娘の成長と、お父さんのユーモアあふれる返しがおもしろい。
    だけどこの返しじゃもう高学年の息子たちは納得しない。
    しっかり合理的な回答じゃないと。
    教訓があるヨシタケシンスケ絵本が好きだけど、これはただほっこり系の絵本。

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    2025年11月25日
  • その本は

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    ネタバレ

    王様に命じられ「珍しい本」の話を聞いてくる旅にでた2人の男。

    2人が語る「珍しい本」の話がちょっと不思議で面白い。特にヨシタケシンスケさんのパートは短くてクスッと笑えるのが多い。
    イラストも可愛くて良いし、オチも予想外で良い。

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    2025年11月23日