【感想・ネタバレ】世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころのレビュー

あらすじ

人生においても、その作品においても、多彩で多面的な作家、ジャック・ロンドン。200以上もある短編のなかから「世界が若かったころ」「命の掟」ほか、生きるために生きのびるために知恵の火をおこす人々の物語を贈ります。

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Posted by ブクログ

世界ショートセレクション。ジャック・ロンドン。恥ずかしながら、この作家のことは知りませんでした。。「野生の呼び声」という代表作の名前は聞いたことはありましたが。
最高に面白いショートを味わわせてもらいました。極北の暮らし、冒険など、作家の実体験を反映させた物語は、リアルさを感じさせながら、ストーリーとしても面白く、引き込まれました。ウィットも効いた「世界が若かったころ」、自然の中での人間の命のありようを考えさせる、「命の掟」「たき火」が特によかったです。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

ジャックロンドン、おそらく始めて読んだが、ゾクゾクする感じの面白さ。
「たき火」は恐ろしくなって、途中で読めなくなった。
「命の掟」は息子の視点と親父の視点、両方が頭の中でグルグルしながら読んだ。悲しいような、清々しいような。

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2018年08月27日

Posted by ブクログ

いきなり劇画アドベンチャーワールドに放り込まれた。厳しい荒い世界だったが、短編なので、読みやすかった。挿絵がキュートで少し救われました。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

海外文学ブックガイドを見てこの本を読みました!読みやすくておもしろかったです!寒い地域を書いた作品が得意なのか…私まで凍傷になるんじゃないかと思う描写で読みいってしまいました。
この本!シリーズが沢山あることにびっくり!
次はディケンズショートセレクション読んでみたいです。


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2022年11月07日

Posted by ブクログ

ジャック・ロンドンはじめて読んだが、
その多岐にわたるジャンルにびっくり。

アラスカ原住民や北朝鮮、カリフォルニアの広大な森なんかも登場する。
特に「たき火」の雪の寒さに凍てつく様子がとにかくリアルで、自分の指先や足先の感覚もなくなってるんじゃないか?なんて思うほどだった。
恐ろしいほどの寒さ、死が近づいている瞬間。
とにかく怖かったけど、命を感じた。

「命の掟」も短いながら読み応え十分。

他の作品も読んでみよう。

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2022年03月27日

Posted by ブクログ

恥ずかしながら「野生の呼び声」も読んだことのない私が初めて読んだジャック・ロンドン。その短編集はさながら「荒野のO.ヘンリー」。若い頃から職を転々として流転の人生を送った人らしく、アラスカの先住民、金鉱掘りの男たち、変わったところでは朝鮮の役人など、これまであまり読んだことのないような人たちが登場する。いずれも「生きるための知恵、生き延びるための知恵」に満ちた珠玉の作品集。

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2017年06月07日

Posted by ブクログ

短編集。
初めて読む著者で、作風も全く分からなかったが、意外と楽しめた。
表題作が○○○○ものとして良い出来。
「キーシュの物語」「マーカス・オブライエンの行方」も好き。

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2019年06月06日

Posted by ブクログ

理論社の世界ショートセレクションの3~極寒の地で人を追っていると言う男をもてなし、実は追われている、その追っ手の行動を妨害する。夜は原始のチュートン人、午後は現代のアメリカ人という二重生活をする富豪は、結婚式の夜、敷地に迷い込んできた巨大な熊と闘う。名狩人の父を失った少年がホッキョクグマを倒す方法は、クジラのヒゲを油で固めて小さなボールにして喰わせる方法だった。マイナス60度の気温の中、川の薄氷を踏み抜いてしまった男は焚き火に失敗し、付いてきた犬は見捨てて駆け出す。公金を横領した朝鮮の官僚は、王に献上する鼻を持つ地方の富豪を脅し、十万湣の金を手に入れる。金鉱を掘り当てた男はウィスキーを飲まされて危うく騙されるところだったが、酔っ払ってボートに乗せられユーコン川を2週間掛けて下り、ベーリング海で救助されて、サンフランシスコで禁酒主義者として有名になる。アラスカの現地民は死期の迫った人を残して次のキャンプ地に進むのが掟だ~生没年が1876-1916。アメリカ人のジャック・ロンドンはゴールドラッシュのクロンダイクへの金鉱探しで極寒の地での越冬を経験

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2017年09月07日

Posted by ブクログ

まあ、子ども向けだから、いいのか。ジャック・ロンドンの短編ならもっといいものもあると思うが。
子どもには「キーシュの物語」なんかは、面白いだろうけど、「命の掟」より「生への執着」が名作だし、「水の子」も中学生でも楽しめると思う。
ヨシタケシンスケ、今大人気だし、絵から入る子どもも多いからいいのかもしれないが、ジャック・ロンドンはハードボイルドなのに、ヨシタケシンスケじゃあゆるすぎ。ヨシタケシンスケの世界を期待して読んだらがっかりしてしまう。まったく違うから。訳も悪くはないけど、柴田元幸で読んだ人には優しすぎる。「たき火」って、垣根の曲がり角のほのぼの系みたいじゃないか。やっぱり「火を熾す」じゃなきゃ。
これは7篇入っていて、『火を熾す』とダブるのは3篇だけど、中学生以上でそこそこ読める子どもなら柴田元幸訳の方がずっといい。『火を熾す』は9篇入って2100円だけど、装丁の美しさ含め、絶対おすすめします。

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2017年06月10日

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