薬丸岳のレビュー一覧

  • こうふくろう

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    本書を読んでコロナ禍を思い出した。あの頃は蜜を避けるために人との交流は減り、常にマスクを着用し、外出や人混みには神経をすり減らすような生活だった。振り返ってみると、よくあんな生活をしていたと思う。

    コロナ禍で人との繋がりが減ると、人恋しくなる気持ちはとてもよくわかる。ずっと一人でいたら、気づけば一日声を出すこともなく、自分だけが取り残されたように感じることもあった。特に家族と離れていたり、家族とうまくいっていなければ、その気持ちは一層強くなるだろう。

    本書『こうふくろう』では、まさに一人で寂しい気持ちを抱えた人たちが集まり、「家族」を作っていく。コロナ禍でなくても、仕事で嫌なことがあったり

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    2025年10月16日
  • 悪党

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    設定としてはありふれたものな気がしたが、心の動きの描写がそういった野暮な思いをフィルタリングしてくれた。決して口数が多くない佐伯の心象風景を周りの登場人物が鏡のように代弁する。いい具合に気持ちの変化が読みやすく、だからこそ佐伯に引き込まれた。

    結局自分で自分を救ってやることしかできないんだなと再確認。「被害者」という立場は心や事実を捻じ曲げるのに好都合だから劇薬だと思う。そのレッテルを自ら貼って、自分の人生の軸にしてしまうのは勿体ない。と、当事者ではない私は思うのだけども。そんな簡単なものじゃないんだよなあ。

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    2025年10月16日
  • 刑事弁護人(下)

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    まさかの結末でした…!

    それにしても被疑者のコロコロ意見が変わる姿がほんとイラっとさせられました。
    真実が明らかになることで傷つく人が増えるって……
    殺人を犯しておいてそれはないなと。
    自分が有罪になったことで傷つく人たちのことはいいのかと。
    そこだけは全然腑に落ちませんでした。

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    2025年10月15日
  • 刑事弁護人(上)

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    登場人物たちそれぞれが過去に何かしらの傷を持っている人たちで、
    事件も一筋縄じゃないかなさそう。

    下巻はどうなるのか…

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    2025年10月15日
  • 悪党

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    2025.10.13
    自分は著者のファンです。いつも罪と罰、誰が「許す」のか「許されるのか」をいつも考えながら読んでいます。それでも本作は被害者家族が多すぎて、逆に嘘っぼさがマシマシになっていないでしょうか。犯罪被害者が吸い寄せられる設定を頑張って構築されているのは理解しますが、それでもちょっとなあという違和感が拭えなかったです、

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    2025年10月13日
  • 刑事のまなざし

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    洞察力が優れている夏目さん。
    犯人がわかって、これからどんなふうに刑事として生きていくのかが気になるところです。

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    2025年10月09日
  • 刑事弁護人

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    薬丸岳さんって感じでおもろかったです。
    いろんな人や出来事がつながっていくのは素敵な感じです。
    夢中になって読み進めるって感じでは自分はなかったですが、真相はなんだろうて気になる感じではあった。

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    2025年10月03日
  • 蒼色の大地

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    複数の作家で歴史を分けて物語を繋いでいく螺旋プロジェクトの話の中の1つだった。私は薬丸さんのファンなので、薬丸さんしか読んでないが、プロジェクトにはいくつか共通のルールがあるとのことで、他の物語も読みたくなった。
    薬丸さんの歴史ファンタジー?は初めて読んだが、面白かった!海族の灯と山族の鈴が、お互い思い合っているのに結ばれないのが悲しかった、、

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    2025年09月29日
  • 最後の祈り

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    被害者遺族の宗佑が教誨師(もともと牧師ではあるので強引すぎる設定ではないとは思うが。)になり、犯人への復讐を企てる。

    非常に重く苦しいストーリーだが、そもそも宗佑が牧師になるための理由が取ってつけた感があり、被害者の育ての母なる人物も自分本位すぎて共感できなかった。


    作中において主役ではないが、重要なポジションである刑務官の仕事は同等以上だと思う。
    執行の立ち会い勤務を経験すると打ちのめされたメンタルからの回復が思うようにできない人も珍しくないだろう。
    刑務官の描写に苦しくなる。

    執行される時の場所の雰囲気、立ち会いの雰囲気、死刑囚がどのようにうながされ最後の瞬間を迎えるまで(物理的に

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    2025年09月27日
  • 刑事のまなざし

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    夏目刑事の犯人に対しての向き合い方、犯人の関係者に対する向き合い方がとても真摯で好きだな。けど、やはり刑事弁護人の時も思ったけど、いまひとつ犯人の動機だったり心情だったりが、理解できないというか、そうなるかな?とか思ってしまう。
    殺人事件だというのに、あ、、、殺しちゃったのね、、、みたいな動機の軽さがチラチラと感じる。やむを得なかった殺人というより成り行きで殺してしまったっというパターン?
    動機的に、この人が犯人よね!って思ったら、夏目刑事が隠れた真実を暴く!っというパターンだからあえてそうなのだろうけど。

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    2025年09月27日
  • 刑事弁護人(下)

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    被告人涼香の気持ちは今ひとつ理解できない。心の奥には子供を殺した犯人を憎む気持ちが大きくあることは最後にわかったが、私なら心の奥ではなく全面でお前は死んで当然だ!とでも叫びそうだ。犯人の母親の気持ちなんて考える余裕などない。涼香は人間が出来すぎてる。子供を失った母親の気持ちを思う気持ちは理解できるが、それが息子を死に至らしめた男の母親の気持ちなら、、、到底思いやる気持ちは生まれなそうだ。母親に罪はないかもしれないが、そんな息子に育てた母親のあなたも同罪だとだから苦しめと、思ってしまいそう。
    今ひとつ理解はできないとはいえ、内容的にとても面白かった。
    弁護人西の冷静で犯罪に対して真摯である姿勢に

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    2025年09月23日
  • 最後の祈り

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    audibleにて

    死刑制度について、色々と考えさせられる内容ではあったが、意外性はなく、まぁそうなんだろうな…と

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    2025年09月16日
  • 誓約

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    3.8/5.0

    結構エンターテイメントに寄っている作風で、個人的にはもっとリアリティがあって痛切な薬丸岳作品の方が好き。

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    2025年09月10日
  • 悪党

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    ここから次の本でより深みが出てくるのだな。
    習作だけど十分面白かったな。
    許せるかなー、日々の中で笑えるかなー。

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    2025年09月08日
  • 神の子(下)

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    身許引受人の町工場で働きながら、大学に通いはじめた町田は、知り合った学生たちの起業を手伝うことにもなり、他人と過ごす時間が彼の心を少しずつ解きほぐしていく。
    稔を探す町田。室井関係やら楓やら沢山の人物が登場して、複雑に絡まっていくので、誰が騙して誰が騙されているのか、バックグラウンドは?と考えると疲れてしまった。
    町田よりも楓の成長を軸に置いてる部分が大きく、上巻ほどの息を呑む展開もなく、私には、ちょっと長過ぎたかな。

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    2025年09月04日
  • 神の子(上)

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    出生届けも出されず、戸籍を持たずに育った少年は、殺人事件の容疑者として少年院へ収容される。
    そして、少年院で初めて「町田博史」の戸籍を取得する。
    絶望的な孤独とIQ161以上の天才的頭脳だけを頼りに、脱走を試みたりする。
    町田博史が、どう生きて行くのか、伏線はどう回収されるのかは、下巻へ続く。
    とても長い長い長編。

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    2025年09月04日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    快彦と一緒に謎を追っていくというよりは、予想した展開になって話が進んだ。
    予想していたと言え、なかなかしんどいものはある…

    主の話とは少し離れたエピソードもあって、全体的に面白かった。

    亮介と再会して、周りの人と一歩踏み込んで関わっていくうちに快彦が変わっていく…というか、元の自分を取り戻していくような過程がよかった。
    一歩踏み込む勇気や自分で壁を作らないこと、知りたいと思うことや信じる、信じたいと思う気持ち、そういうものの尊さや大切さを教えてもらえた。

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    2025年08月30日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    面白くて一気に読んだ。
    母親の死と伯父の失踪の秘密を引っ張る展開がうまい。(最初は反目しあった2人が協力してDV離婚解決の話は小ネタのバディものといった感じで面白かったし)人物像も素直に入り込めた。本筋もだいたい予想できたけど、それを明らかにするまでの細かい設定がよかった。

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    2025年08月28日
  • その鏡は嘘をつく

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    検事の人からの視点などもあり面白く読ませてもらった。
    最後はこういう結末なんだって想定外な感じでした。

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    2025年08月24日
  • 告解

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    主語がどこなのか、良く分からない小説だが、犯した罪の亡霊に悩んだ被害者の夫が、被告人が犯罪犯して、互いにつみを改めて、被告人が、つみを認めて、罪に向かい合う事で、人生やり直し出来ると言うことか?
    「告解」とは、主にキリスト教、特にカトリック教会において、信者が司祭に自分の罪を告白し、神の赦しを求める儀式のことです。これは「ゆるしの秘跡」とも呼ばれ、洗礼後に犯した罪を清める儀式とされています。

    贖罪と向き合い続けた著者だから描けた入魂の傑作長編小説。
    「自分は運が悪かっただけだ……」
    女性を撥ねるも、逃げてしまった大学生

    「やらなければいけないことがあるんだ」
    愛する妻を奪われ、犯人の出所

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    2025年08月20日