薬丸岳のレビュー一覧

  • Aではない君と

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    「心とからだと、どっちを殺したほうが悪いの?」
    中2の息子が同級生を殺害したが、刑事にも親にも弁護士にも全く何も話そうとしない。
    父親の吉永は何も分からず、読み手もやきもきする。
    もしかしたら本当はやっていないのか?
    そんな希望さえ湧いてくる。
    離婚して離れて暮らす父子。
    大きな事件の裏では、お互いを思い遣ってすれ違う場面もあった。
    それでも命があってこそできるのであって、命を奪ってしまったことは、一生をかけて償わないといけない。
    今の時代はすぐに個人情報が晒されてしまうので、少年の更生は難しいと思う。
    いつ自分の過去が周りにバレてしまうか、その恐怖がつきまとうはずだ。

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    2026年03月12日
  • 友罪【電子特別版】

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    薬丸さんの本は、読んだらものすごいダメージを受けそうで、今まで避けてきたけど
    今回思い切って

    被害者の事はほとんど出てこないし、
    犯行当時の事や、犯行に及んだ理由もよく分からないままで、あくまで仲良くなった人物が実は殺人犯だったら。
    という所にフォーカスした話だったので
    心配していたダメージはほとんどなかった

    自分だったらどうするだろうと考えながら読んだ

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    2026年03月10日
  • ラストナイト

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    薬丸岳氏らしい作品。

    犯罪が起きた後の加害者、加害者家族、被害者、被害者家族を丁寧に表現する。

    自分ではない誰かのために、人生の全てを賭けて思いを遂げることの厳しさを感じた。(手段の準備として、犯罪を繰り返し刑務所を転々とすることを目的としたのもあるが。)

    片桐が生涯大切にしていた家族写真、ひかりの元で新しい意味も加わって末長く大切にされることを願う。

    顔に刺青はあるし、犯罪を繰り返して最後は殺されてしまったお父さんだけど、いつか受けいれられる日がくると信じて。

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    2026年03月07日
  • こうふくろう

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    救いを求める若者たちの自助と協力の理想の世界「こうふくろう」。
    でも徐々に、いかがわしさが生まれてくる。

    登場人物と時系列がわかりづらく、何回も戻らなければならない。

    しかもすっきりしない結末…

    なんらかの心の居場所の「こうふくろう」は必要だと思うんですけどね…

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    2026年03月01日
  • Aではない君と

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    少年犯罪系のテーマが多く、いつもモヤモヤさせられる薬丸岳さんの作品。
    今回も予想通り、難しい感想。
    この人はいつも読後感を悩ませる。今回は特に。
    色々書いたけど、長くなりすぎたのでコンパクトに。

    あらすじは割愛。作品紹介読んでくだされ。

    法に則ったら悪いのは加害者なのは当たり前。
    俺もそう思う。ルールを破るのは悪い。

    けど、そこに至った理由も理解できる。
    そこまで追いやった被害者も十分加害者でしょ。
    殺人を許容するつもりはないけど、自業自得なところはあるんじゃないかと。

    とは言いつつも、全体的に加害者擁護に感じてしまって、それはちょっと違うよな、と思った。

    有意義な読書タイムをありが

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    2026年02月23日
  • こうふくろう

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    コロナ、大変だったな。
    今はコロナ禍ではないけど今後同じようなことは起こるだろう。小説を教訓にしたい。主題と違う感想だけどね。

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    2026年02月20日
  • ラストナイト

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    ネタバレ

    顔面に刺繍を入れた刑務所を出所入所を繰り返す男・片桐。片桐を昔から知る菊池、犯罪を繰り返させたくない弁護士中村、元妻陽子の娘・ひかり、元暴力団員梶原の女・絢子、ラストは荒木目線で片桐の幸せの絶頂時から転落して現在に至る様を見る。
    なんで出所入所を繰り返すのかと思えば、ラストの刺殺のシーンで明らかに。梶原のクソ野郎感は胸糞ではあるが、片桐の転落のキッカケを作った梶原への復讐がこうなされるのかと悲しくもあるが片桐の考えた末の行動なら…胸打たれる話でした。

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    2026年02月15日
  • 天使のナイフ 新装版

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    罪の意識をどう捉えるかで、自分を生かしも殺しもできる。重視すべき価値はどこにあるのか、最後は考えさせられた。

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    2026年02月08日
  • 闇の底

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    いつまで経っても答えのない問題の1つに切り込む作品。ただ予想していた重さよりも軽かったかな。ミステリーとしても読みごたえある1冊。

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    2026年01月27日
  • 刑事の怒り

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    短編集は正直あまり好きではないが面白く読めた。それぞれの事件に裏があって、それを明らかにしてい夏目刑事の活躍が緩やかで良かった。

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    2026年01月22日
  • 天使のナイフ 新装版

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    少年法という難しいテーマを扱った作品。後書きで、13階段に影響を受けたと書いてあり納得しました。本作の主人公が事件を解決することで、成長する姿が見れた。

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    2026年01月10日
  • 友罪【電子特別版】

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    ネタバレ

    最後の鈴木に向けた手紙は良かった。泣いた。
    正直仲良くなった人が犯罪者でしたって最初から分かってて面白いのかな?この人がどうせその人でしょ〜的な読み方をしてました。
    メインテーマとしては『過去とどう付き合っていくか』なのかなと読みながら思いました。
    読みながら登場人物たちの"消せない過去"に触れて、そこから葛藤どう向き合うのか、そんなお話でした。

    でもすっごく個人的な感想だと益田が軽率すぎてキーっ!!!となりました。鈴木の過去が許せるか許せないかとかは意見が違うと思うし、私も実際どうするか分からないけど、口軽そうな人に写真見せたり、週刊誌の先輩に写真あげちゃったり、、記事

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    2026年01月09日
  • 刑事の約束

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     最初に少し読んだ時には、少し風変わりな刑事が実は名探偵で、些細な手がかりを元に、人の心の闇が引き起こす犯罪の真相を解明する連作短編集というものだった。読み終えてみると、あまりの落差に自分でびっくりしてしまう。

     読んでいて苦しくなる話が多かった。狡猾で悪い犯人が犯罪を引き起こすのではない。犯罪が人の運命を変え、時にそれが新たな犯罪を引き起こす悲劇。犯罪の奥に見える人の苦しさ、悲しさ。本来なら幸せな人生を送っていたはずの人が、何の罪もないのに絶望の中に叩き込まれ、それでも懸命に生きようとしている姿が見える。そして、それに不器用ではあるけれど誠実に向き合おうとする主人公の刑事の姿が見える。読ん

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    2026年01月05日
  • 刑事の約束

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    夏目シリーズ。短編5話。
    無戸籍児童として生きている少年。
    夏目の同級生が同窓会と同じ会場で起こそうとしている事件。
    殺人事件の容疑者だった男が逃げた先で事故死したが、その男が守りたかったもの。
    88歳の女性がどうしても高齢者住宅でなく、自宅での生活を続けたかった理由。
    過去に関わった事件の被害者で夏目が気にかけていた少年との再会とその際に交わした約束。
    短編なのに、どれも長く読み続けているように深い。
    特に最後の「刑事の約束」は夏目にとって辛く、今後にも続く話だと思う。
    そして、各所に登場する検事の志藤や夏目の家族との絡みも読み応えあり。

    2025.12.30

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    2025年12月30日
  • こうふくろう

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    登場人物の本名とニックネームをメモしながら読む事をオススメする。
    後味悪いから気をつけて下さい。
    ストローリングの所で流した私の涙返してー!

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    2025年12月29日
  • Aではない君と

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    ネタバレ

    未成年による事件をテーマにした、父親と息子の親子のやり直しの物語だと思いました。加害者の親となったことで、吉永が息子と真剣に向き合うきっかけを得たのだと思うと皮肉だなと感じます。勿論殺人事件を起こすなんて許されないことですが、この両親の息子への関わり方が違っていれば、起こらなかった事件なのではと思ってしまいます。加害者側ではありますが、SOSを出していたのに両親どちらにも気にかけてもらえなかった翼の境遇に同情してしまいます…。母親の存在が薄いのは、吉永と元妻の関係性の薄さの表れなのかなと思いました。

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    2025年12月22日
  • 神の子(下)

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    ネタバレ

    Audibleにて。IQが超絶高く無戸籍だった少年が謎の組織の犯罪に関与し少年院を出た人生のパートに、大企業の御曹司が起業をする物語とが絡みあい、謎の組織の陰におびえる話。ストーリーは面白く最後まで読ませるのだが、謎の組織とか敵対する組織の掘りが浅く、少年を追い詰める理由も自滅型でなんだか哀れだった。その裏で、かえでという少女の成長過程が地道に描かれ、最終エピソードが意外にほっこりしてしまう。メインストーリーはしっかりあっても、サイドストーリーはキレがなかった感じ。まあおもしろかったけど。

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    2025年11月18日
  • ガーディアン

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    ネタバレ

    学生の持つ、想像以上に大人びた部分やまだ残る幼い部分が創るアンバランスで脆い世界が垣間見れて面白かった。ただ、結末部分のどんでん返し?というか展開がこじつけのように感じられてしまった。

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    2025年11月16日
  • 悪党

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    重い!重すぎる!
    読んでいて辛くなってきました。
    一応最後に主人公が踏み止まってくれたのが、救いなのかな?

    二章のラスト、母親に遺棄された子供の話ですが、長男が母親に囁いたセリフ、ぞくっとしました。
    ああいうのを呪いって言うんだろうなぁ…

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    2025年11月15日
  • ラストナイト

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    片桐のことをわかってくれる人がいて、救われた。
    それでも、元妻への愛の貫き方が何とも哀しいものだった。

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    2025年11月13日