薬丸岳のレビュー一覧

  • 誓約

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    こんな立場になれば、誰でもそうするに違いない。途中、一文がおかしいと気づいたので、なんとなく、先が読めてきた。全体として、おもしろい。

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    2025年11月09日
  • こうふくろう

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    久しぶりの薬丸作品。
    私がこれまでに読んできた薬丸さんの小説と比べると異端な印象を受けました。

    コロナ禍で居場所をなくした若者たちがこうふくろうというコミュニティを立ち上げ、互助会的な活動を行うストーリー。
    多感な時期に血の繋がった家族からの愛情が感じられず苛まれる登場人物の心理描写はさすがです。
    序盤は人助け中心で物語が展開していきますが、中盤から不穏な空気が漂い始め、あっという間に真っ暗闇へ。人間は環境の産物となり得ることを知らしめさせられ、読んでいてヒリヒリしました。

    登場人物が多くコミュニティ内でのニックネームがあり、ニックネームが付く前と付いた後で時系列も行ったりきたりするので私

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    2025年11月07日
  • その鏡は嘘をつく

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    夏目シリーズ第二弾。
    鏡張りの部屋で自殺したとされる医師。
    その医師は、その前に痴漢容疑で逮捕されていた。
    それを苦に自殺したのか?
    その一方で、暴行事件が起きており、被害者や通報者がわからない状況となっていた。
    自信溢れる検事の志藤とマイペースの刑事の夏目、キャラの違う二人だが、頭が切れることには共通点がある。
    ただ激しいだけの刑事物ではないところが、面白い。

    2025.11.1

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    2025年11月01日
  • 逃走

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    薬丸さんの作品はいくつか読んできたけれど、この作品はこれまでとは少し違う印象を受けた。
    テンポよく読めて決してつまらなくはないのに、どこか物足りなさを感じる。これまでのようにガツンと心を揺さぶられるような衝撃や余韻が、少し薄く感じられた。

    「どうしてあんたがここにいるんだ!」その一言から裕輔の人生が一変し、男を殴り死なせてしまう。
    20年前に母が父を殺害し、孤児となった兄妹。兄として妹を守り続けてきた裕輔が、なぜ逃亡という道を選ばなければならなかったのか。その理由が明かされたとき、胸の奥に哀しさと虚しさが残った。
    これまでの薬丸作品に比べ、社会的テーマに加えて「家族とは何か」に深く踏み込んだ

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    2025年10月30日
  • こうふくろう

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    コロナ禍は人々の心に暗い影を落としたと思う
    産業的打撃もすごかっただろう
    自分の仕事はたまたま影響を受けなかったけど
    簡単に職を失ってしまい救済されない人が多くいたのだろうなぁ
    しかしこのお話の中心は学生が多いし、どちらかというとコロナより家庭の事情が大きいから
    一概にコロナのせいとも言い切れないがキッカケにはなったのだろう
    コミュニティが大きくなれば一枚岩でいられなくなり、
    もともとの思想は良いものだったのに、悪いことを考える人はいる
    清涼な水に一滴落とされた染料のように広がっていく

    時系列がバラバラにされているのは何か意図があるのかもしれないがちょっと読みにくかった

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    2025年10月30日
  • ガーディアン

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    「いじめにあうこと」よりも「ひとりぼっちだと感じること」の方がつらい。本当にそうだと思う。
    誰か一人でも自分のことを分かってくれている人がいれば。目を合わせてちょっと笑ってくれるだけでも救われるんだ。

    ガーディアンが正義の味方のように感じてしまう場面もあったが、やっぱりこのやり方は間違っていると思う。
    でも、じゃあどうするのか。
    先生に届かない声って、現実でもあるだろうな。
    現役の中学校の先生はどんな感想を持つだろう。

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    2025年10月22日
  • こうふくろう

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    本書を読んでコロナ禍を思い出した。あの頃は蜜を避けるために人との交流は減り、常にマスクを着用し、外出や人混みには神経をすり減らすような生活だった。振り返ってみると、よくあんな生活をしていたと思う。

    コロナ禍で人との繋がりが減ると、人恋しくなる気持ちはとてもよくわかる。ずっと一人でいたら、気づけば一日声を出すこともなく、自分だけが取り残されたように感じることもあった。特に家族と離れていたり、家族とうまくいっていなければ、その気持ちは一層強くなるだろう。

    本書『こうふくろう』では、まさに一人で寂しい気持ちを抱えた人たちが集まり、「家族」を作っていく。コロナ禍でなくても、仕事で嫌なことがあったり

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    2025年10月16日
  • 悪党

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    設定としてはありふれたものな気がしたが、心の動きの描写がそういった野暮な思いをフィルタリングしてくれた。決して口数が多くない佐伯の心象風景を周りの登場人物が鏡のように代弁する。いい具合に気持ちの変化が読みやすく、だからこそ佐伯に引き込まれた。

    結局自分で自分を救ってやることしかできないんだなと再確認。「被害者」という立場は心や事実を捻じ曲げるのに好都合だから劇薬だと思う。そのレッテルを自ら貼って、自分の人生の軸にしてしまうのは勿体ない。と、当事者ではない私は思うのだけども。そんな簡単なものじゃないんだよなあ。

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    2025年10月16日
  • こうふくろう

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    コロナ禍で居場所を求めた人々で家族を作る話。あの鬱々とした頃に、こういうことが本当にあってもおかしくなかったと思う。些細な気持ちから始まったのに、人が思惑が集まるに連れ転がり落ちていくのが絶妙。時系列が行ったり来たりで人数も多いのにするっと頭に入るのすごい

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    2025年10月15日
  • 刑事弁護人(下)

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    まさかの結末でした…!

    それにしても被疑者のコロコロ意見が変わる姿がほんとイラっとさせられました。
    真実が明らかになることで傷つく人が増えるって……
    殺人を犯しておいてそれはないなと。
    自分が有罪になったことで傷つく人たちのことはいいのかと。
    そこだけは全然腑に落ちませんでした。

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    2025年10月15日
  • 刑事弁護人(上)

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    登場人物たちそれぞれが過去に何かしらの傷を持っている人たちで、
    事件も一筋縄じゃないかなさそう。

    下巻はどうなるのか…

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    2025年10月15日
  • こうふくろう

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    え〜い、2020と2021を往来し、もどかしいったらありゃしない。これ間違えなく読者を混乱させ、企みを遂行せんとする著者の罠に決まってら。あの某教団のホーリーネームを彷彿とさせるペアレントネームも惑わす要因だ。単純にコロナ禍で疲弊し孤独となった者たちに付け入る黒い組織のお話ですよね、「こうふくろう」って冴えん名前の。などと侮りつつも、終盤は涼風がんばれ、気をつけろ、やつらを潰せと熱く応援してた。しかし、最後なんかひねりあるよねと、こっちも擦れてるから当然予測する。へぇ、颯太め、いっぱしに。てことは大悟は…

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    2025年10月13日
  • 悪党

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    2025.10.13
    自分は著者のファンです。いつも罪と罰、誰が「許す」のか「許されるのか」をいつも考えながら読んでいます。それでも本作は被害者家族が多すぎて、逆に嘘っぼさがマシマシになっていないでしょうか。犯罪被害者が吸い寄せられる設定を頑張って構築されているのは理解しますが、それでもちょっとなあという違和感が拭えなかったです、

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    2025年10月13日
  • 刑事のまなざし

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    洞察力が優れている夏目さん。
    犯人がわかって、これからどんなふうに刑事として生きていくのかが気になるところです。

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    2025年10月09日
  • こうふくろう

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    薬丸作品にしては駄作の部類だと思う。「コロナ禍の難民」が血族ではない本物の家族を求めることから脱線して犯罪集団に行きつく末路を描く。兎に角無駄に長いのと、時系列を前後させる意図がよくわからず、読み終わっても「ふ~ん」ぐらいの感想しかない。詳細描写は楽しめるとしても、まあそれだけ。

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    2025年10月07日
  • こうふくろう

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    読み終わってはいない。半分の半分の半分くらい読んで、なかすーっと飛ばし最終章の5頁くらい読んで終わりとした。
    ちょこちょこ読みだからこの登場人物だれだっけ?となってまた戻ってを繰り返していたら面倒くさくなって…
    小堀颯太のいじめの描写に辟易したのも一因。
    なんとなくまとめるとコロナ禍で行き場を無くした若者たちが池袋の中池袋公園に救いを求めて集まってきて、西島がリーダーでこの辺はすっ飛ばしたからよくわかんないけど、
    犯罪に加担して逮捕されナイトこと颯太は逃亡中。
    口元がオランウータンぽいからオランと呼ばれコンプレックスだったらしい。
    日雇いの仕事でお金を貯めて口元を整形して逃げ続けるらしいとこで

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    2025年10月07日
  • 刑事弁護人

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    薬丸岳さんって感じでおもろかったです。
    いろんな人や出来事がつながっていくのは素敵な感じです。
    夢中になって読み進めるって感じでは自分はなかったですが、真相はなんだろうて気になる感じではあった。

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    2025年10月03日
  • 蒼色の大地

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    複数の作家で歴史を分けて物語を繋いでいく螺旋プロジェクトの話の中の1つだった。私は薬丸さんのファンなので、薬丸さんしか読んでないが、プロジェクトにはいくつか共通のルールがあるとのことで、他の物語も読みたくなった。
    薬丸さんの歴史ファンタジー?は初めて読んだが、面白かった!海族の灯と山族の鈴が、お互い思い合っているのに結ばれないのが悲しかった、、

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    2025年09月29日
  • 最後の祈り

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    被害者遺族の宗佑が教誨師(もともと牧師ではあるので強引すぎる設定ではないとは思うが。)になり、犯人への復讐を企てる。

    非常に重く苦しいストーリーだが、そもそも宗佑が牧師になるための理由が取ってつけた感があり、被害者の育ての母なる人物も自分本位すぎて共感できなかった。


    作中において主役ではないが、重要なポジションである刑務官の仕事は同等以上だと思う。
    執行の立ち会い勤務を経験すると打ちのめされたメンタルからの回復が思うようにできない人も珍しくないだろう。
    刑務官の描写に苦しくなる。

    執行される時の場所の雰囲気、立ち会いの雰囲気、死刑囚がどのようにうながされ最後の瞬間を迎えるまで(物理的に

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    2025年09月27日
  • 刑事のまなざし

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    夏目刑事の犯人に対しての向き合い方、犯人の関係者に対する向き合い方がとても真摯で好きだな。けど、やはり刑事弁護人の時も思ったけど、いまひとつ犯人の動機だったり心情だったりが、理解できないというか、そうなるかな?とか思ってしまう。
    殺人事件だというのに、あ、、、殺しちゃったのね、、、みたいな動機の軽さがチラチラと感じる。やむを得なかった殺人というより成り行きで殺してしまったっというパターン?
    動機的に、この人が犯人よね!って思ったら、夏目刑事が隠れた真実を暴く!っというパターンだからあえてそうなのだろうけど。

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    2025年09月27日