薬丸岳のレビュー一覧
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殺された娘のために、悔い改めない死刑囚に主人公である教誨師は生きたいと渇望させた上で死刑に処す。その設定自体が面白い。本来見たくない、見てはならない人間の暗闇を覗き込んでしまった。赦される罪などこの世にあるのか、そういう問題を突きつけてくる。加害者が殺人に に至る過程には運悪く辿り着いてしまった生への罪悪感と放棄を抱えていて、同情もした。それでも赦せるのか。その葛藤を教誨師という目線を通して色濃く描いた物語だった。死刑に処される罪、そこに至るまでの同情する過程、殺した事実、それらを無意識下で背負う加害者と向き合い、心を慰め死刑に処されるまでに人間感を取り戻す。死刑に処される頃にはただの普通の人
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ネタバレ娘を殺された牧師が、犯人である死刑囚の教誨を行う。その目的は、全く反省の色を見せない相手に復讐するため。
死刑であっても構わないという相手に生きる希望を与え、死にたくないと思わせたところに、絶望の言葉を与えることが最終目的だとは言え、教誨を行う度、殺人の様子やその時の娘の様子を聞かされ、反省の様子を全く見せない相手に、主人公の方が疲弊して行く様が、本当に読んでいて辛い。
途中に刑務官視点も挟まれるが、死刑執行の様子はもちろん、その後の刑務官の心理状況なども描写されるため、死刑制度について深く考えさせられた。
ニュースを見る度、こんなに酷い犯罪を犯したのだから死刑だろうとか深く考えずに思っていた -
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ネタバレ第二章(承前)
エリカ
美人局をしていた。
小杉
スギさん。元ヤクザのホームレス。雨宮と一緒に稔を探す。ある人の命で雨宮を監視していた。
雨宮一馬
ホームレスになり小沢稔を探す。加藤信二という偽名を使う。
芝田
白髪交じりの男。小杉より一回り以上は年上に見えるホームレス。
美香
雨宮の姉。室井の組織の一員。坂口の愛人。
室井仁
アカギ
赤城。小杉たちのボス。日本中の闇社会を束ねている。政財界にも多くの影響力を持っている。
町田博史
高垣
理工学部の教授。
為井純
繁村、為井、夏川、町田の四人で起業する。
前原悦子
繁村
楓
相原リサ
理工学部一年。町田に気があり、仲間 -
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ネタバレプロローグ
ひろし
詐欺の計画を考えてシナリオを作る。名義上の名前は小沢稔。戸籍がない。稔の住民票を使い原付免許を取得。
稔
百八十センチ百キロ以上の体格。
伊達
闇サイトで仲間を集めて、仕事の指示をする実働隊のトップ。室井の命令でひろしに稔を殺すように指示するが、稔に殺される。
室井
ひろしや室井の雇い主。
アカギ
室井のスポンサーのようなもの。
第一章
内藤信一
法務教官。町田の個別担任を受け持つ。二年前に神奈川県にある少年院から栃木にあるこの少年院に転任してきた。二十四年前に法務教官に拝命された。
塩谷
少年院の鬼教官。
町田博史
教官たちの間で話題になっている少年。三ヶ -
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サンソンという言葉が出てきて、思いがけなくサンソンのことを調べてしまった。
こういう知らないことを知るために、本を読んでいる。
あまりにも幼女に対しての事件が続くなと思ったが、日本中で考えたらこれくらいの頻度で発生してるのかもしれないなと思った。
自分が知らないだけで、色んな性癖もあるし、多様性という言葉で容認せざるを得ないような雰囲気になりつつもあるが、手を出さなければ犯罪じゃないのかとかが気になった。
何より藤川に対して憤りを感じた。
何が切り札だよ、と自分の事のように腹ただしかった。
最後はスッキリ!という訳にはいかなかったが、少しでも心のモヤモヤが減るのであればいいなと思った。