薬丸岳のレビュー一覧

  • こうふくろう

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    薬丸作品にしては駄作の部類だと思う。「コロナ禍の難民」が血族ではない本物の家族を求めることから脱線して犯罪集団に行きつく末路を描く。兎に角無駄に長いのと、時系列を前後させる意図がよくわからず、読み終わっても「ふ~ん」ぐらいの感想しかない。詳細描写は楽しめるとしても、まあそれだけ。

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    2025年10月07日
  • こうふくろう

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    読み終わってはいない。半分の半分の半分くらい読んで、なかすーっと飛ばし最終章の5頁くらい読んで終わりとした。
    ちょこちょこ読みだからこの登場人物だれだっけ?となってまた戻ってを繰り返していたら面倒くさくなって…
    小堀颯太のいじめの描写に辟易したのも一因。
    なんとなくまとめるとコロナ禍で行き場を無くした若者たちが池袋の中池袋公園に救いを求めて集まってきて、西島がリーダーでこの辺はすっ飛ばしたからよくわかんないけど、
    犯罪に加担して逮捕されナイトこと颯太は逃亡中。
    口元がオランウータンぽいからオランと呼ばれコンプレックスだったらしい。
    日雇いの仕事でお金を貯めて口元を整形して逃げ続けるらしいとこで

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    2025年10月07日
  • 刑事弁護人

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    薬丸岳さんって感じでおもろかったです。
    いろんな人や出来事がつながっていくのは素敵な感じです。
    夢中になって読み進めるって感じでは自分はなかったですが、真相はなんだろうて気になる感じではあった。

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    2025年10月03日
  • 蒼色の大地

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    複数の作家で歴史を分けて物語を繋いでいく螺旋プロジェクトの話の中の1つだった。私は薬丸さんのファンなので、薬丸さんしか読んでないが、プロジェクトにはいくつか共通のルールがあるとのことで、他の物語も読みたくなった。
    薬丸さんの歴史ファンタジー?は初めて読んだが、面白かった!海族の灯と山族の鈴が、お互い思い合っているのに結ばれないのが悲しかった、、

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    2025年09月29日
  • 最後の祈り

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    被害者遺族の宗佑が教誨師(もともと牧師ではあるので強引すぎる設定ではないとは思うが。)になり、犯人への復讐を企てる。

    非常に重く苦しいストーリーだが、そもそも宗佑が牧師になるための理由が取ってつけた感があり、被害者の育ての母なる人物も自分本位すぎて共感できなかった。


    作中において主役ではないが、重要なポジションである刑務官の仕事は同等以上だと思う。
    執行の立ち会い勤務を経験すると打ちのめされたメンタルからの回復が思うようにできない人も珍しくないだろう。
    刑務官の描写に苦しくなる。

    執行される時の場所の雰囲気、立ち会いの雰囲気、死刑囚がどのようにうながされ最後の瞬間を迎えるまで(物理的に

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    2025年09月27日
  • 刑事のまなざし

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    夏目刑事の犯人に対しての向き合い方、犯人の関係者に対する向き合い方がとても真摯で好きだな。けど、やはり刑事弁護人の時も思ったけど、いまひとつ犯人の動機だったり心情だったりが、理解できないというか、そうなるかな?とか思ってしまう。
    殺人事件だというのに、あ、、、殺しちゃったのね、、、みたいな動機の軽さがチラチラと感じる。やむを得なかった殺人というより成り行きで殺してしまったっというパターン?
    動機的に、この人が犯人よね!って思ったら、夏目刑事が隠れた真実を暴く!っというパターンだからあえてそうなのだろうけど。

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    2025年09月27日
  • こうふくろう

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    コロナ禍で孤独を感じた主人公涼風は、池袋にある公園に赴きそこで知り合った人達と本物の家族になるべく「こうふくろう」として、同じように孤独な人や困っている人を助けて仲間になっていく。
    だが、悪い人達につけいられてしまい、涼風が思っていた当初のこうふくろうとは違う方向へと向かってしまう。
    終章のおかげで後味悪いです。捕まってほしい。

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    2025年09月25日
  • こうふくろう

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    とりあえず、コロナ落ち着いて良かったなって改めて思った。
    終わったわけじゃないけど、
    ちゃんと生活できてる。
    あの頃本当につらかったな…

    この小説の子たちは、孤独を感じ、公園に行ってみる、ってことができたけど
    わたし何もできなかった
    逃げるには、かかえてるものが多すぎて
    逃げるわけにもいかないし
    でも希望を持って生きるには孤独すぎた

    辛かったなぁ

    あのころ、自分がコロナにかかるのも怖かったし、うつるのも怖かったし、うつしてたらと思ったら怖かったし

    でも、この話の中の人たちは、孤独はあれど、コロナの感染についてそこまで気をつけてなかった気がして

    まぁ、孤独感にスポットあててたから仕方な

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    2025年09月23日
  • 刑事弁護人(下)

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    被告人涼香の気持ちは今ひとつ理解できない。心の奥には子供を殺した犯人を憎む気持ちが大きくあることは最後にわかったが、私なら心の奥ではなく全面でお前は死んで当然だ!とでも叫びそうだ。犯人の母親の気持ちなんて考える余裕などない。涼香は人間が出来すぎてる。子供を失った母親の気持ちを思う気持ちは理解できるが、それが息子を死に至らしめた男の母親の気持ちなら、、、到底思いやる気持ちは生まれなそうだ。母親に罪はないかもしれないが、そんな息子に育てた母親のあなたも同罪だとだから苦しめと、思ってしまいそう。
    今ひとつ理解はできないとはいえ、内容的にとても面白かった。
    弁護人西の冷静で犯罪に対して真摯である姿勢に

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    2025年09月23日
  • 最後の祈り

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    audibleにて

    死刑制度について、色々と考えさせられる内容ではあったが、意外性はなく、まぁそうなんだろうな…と

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    2025年09月16日
  • 誓約

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    3.8/5.0

    結構エンターテイメントに寄っている作風で、個人的にはもっとリアリティがあって痛切な薬丸岳作品の方が好き。

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    2025年09月10日
  • 悪党

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    ここから次の本でより深みが出てくるのだな。
    習作だけど十分面白かったな。
    許せるかなー、日々の中で笑えるかなー。

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    2025年09月08日
  • 神の子(下)

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    身許引受人の町工場で働きながら、大学に通いはじめた町田は、知り合った学生たちの起業を手伝うことにもなり、他人と過ごす時間が彼の心を少しずつ解きほぐしていく。
    稔を探す町田。室井関係やら楓やら沢山の人物が登場して、複雑に絡まっていくので、誰が騙して誰が騙されているのか、バックグラウンドは?と考えると疲れてしまった。
    町田よりも楓の成長を軸に置いてる部分が大きく、上巻ほどの息を呑む展開もなく、私には、ちょっと長過ぎたかな。

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    2025年09月04日
  • 神の子(上)

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    出生届けも出されず、戸籍を持たずに育った少年は、殺人事件の容疑者として少年院へ収容される。
    そして、少年院で初めて「町田博史」の戸籍を取得する。
    絶望的な孤独とIQ161以上の天才的頭脳だけを頼りに、脱走を試みたりする。
    町田博史が、どう生きて行くのか、伏線はどう回収されるのかは、下巻へ続く。
    とても長い長い長編。

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    2025年09月04日
  • こうふくろう

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    2020年のコロナ禍の社会を背景に、池袋の公園に孤独を募らせて集まる若者達を描いた社会派物語。其々が家庭や学校に複雑な思いを抱いていて、そんな彼や彼女らをまとめて仮想家族を築こうとする、20年と21年の其々の様子が交互に描かれている。仮想家族間での新しい呼び名に戸惑い、誰なのかと変換しながら読んだのでなかなか内容に入り込めなかった。

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    2025年08月31日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    快彦と一緒に謎を追っていくというよりは、予想した展開になって話が進んだ。
    予想していたと言え、なかなかしんどいものはある…

    主の話とは少し離れたエピソードもあって、全体的に面白かった。

    亮介と再会して、周りの人と一歩踏み込んで関わっていくうちに快彦が変わっていく…というか、元の自分を取り戻していくような過程がよかった。
    一歩踏み込む勇気や自分で壁を作らないこと、知りたいと思うことや信じる、信じたいと思う気持ち、そういうものの尊さや大切さを教えてもらえた。

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    2025年08月30日
  • こうふくろう

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    「後味最凶」の言葉通り、なんとも後味の悪い作品。
    血が繋がっていなくても、強い絆で結ばれた家族を作りたいという思いから生まれた「こうふくろう」。
    理想郷のように思えた「こうふくろう」がどんどん恐ろしい犯罪の場となっていくのが苦しかった。
    コロナ禍で生きづらかった時期とはいえ、こんな怪しげなグループに入ってしまう?
    性的虐待を受けたり過去の犯罪歴があるという場合はともかく、普通に少し閉塞感を感じていたくらいでこんな集団に入ってしまったら…
    実際にありそうな感じに、恐怖心を抱かせられた。
    500P強の大作。時期が前後しながら話が進んでいくので、日付を見て頭の整理が必要で、読むのに時間がかかってしま

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    2025年08月29日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    面白くて一気に読んだ。
    母親の死と伯父の失踪の秘密を引っ張る展開がうまい。(最初は反目しあった2人が協力してDV離婚解決の話は小ネタのバディものといった感じで面白かったし)人物像も素直に入り込めた。本筋もだいたい予想できたけど、それを明らかにするまでの細かい設定がよかった。

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    2025年08月28日
  • こうふくろう

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    コロナ禍は大人でも辛い時期だったから、将来の選択肢がたくさんある若い人たちは本当に辛い時期だったと思う。フィクションだけれど現実に起こった事件のようだった。

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    2025年08月27日
  • その鏡は嘘をつく

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    検事の人からの視点などもあり面白く読ませてもらった。
    最後はこういう結末なんだって想定外な感じでした。

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    2025年08月24日