薬丸岳のレビュー一覧

  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    初読みの作家さん。
    設定は重いけど、こじらせ男子か…と思えるところが端々に感じられる。
    傷害致死事件を起こしたような人が周りにいないので、知り合いになり、仲良くなった人の過去にそんな罪を持つ人に対して、どのような感情が湧くかわからないが、府中にあんなに親身になってくれる人がたくさんいるのに、孤独に生きていこうとなるのかな?
    親族からも見放され、周りから関わるとろくなことにならないと言われるほど素行が悪かった石倉と付き合い、周りから別れたほうがいいと言われても、自分とつきあったらまっとうな人に変わるんじゃないか、という快彦の母の考えには納得できなかったなー。別れようとしても脅され、ストーカーのよ

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    2025年07月19日
  • 虚夢

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    ネタバレ

    2025.07.17
    うーん。
    登場人物がみなさんご病気で現実とは異なる世界に生きているということでよいでしょうか。
    このシナリオによるどんでん返しはちょっと掟破りのように思えてならない。

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    2025年07月17日
  • 虚夢

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    初めての薬丸作品。スピーディーな展開ではないが、確実に問題提起をさせられたストーリーでした。法律の心神喪失者及び心神耗弱者の責任能力に関する規定。頭ではわかっていても、もし大切な人が被害者になったら到底理解できないと思う。そして統合失調症の人の気持ちも然り。人生をかけた世間に対しての佐和子の決断がすごいと思った。

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    2025年07月17日
  • 虚夢

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    何年かに一度は目にする陰惨な事件をテーマにきた作品。
    凄まじいテーマです。刑法39条がいかに不条理な制度かを問うています。知識として読んで損のない本でした。

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    2025年07月12日
  • 刑事弁護人(上)

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    刑事弁護人ー刑事事件の被疑者・被告人を弁護するという本来の意味合いと、元刑事の弁護士を主人公とする二重のタイトルかな

    女性弁護士凛子は、父を殺された犯罪被害者でありながら、刑事弁護に使命感を持っている
    刑事から弁護士となった西大輔は、父親を冤罪のまま喪っている
    彼は人は嘘をつくものとして、犯罪を憎みながら真実を探す
    この二人の過去にある犯罪被害者としての立場がまだ書き足りないかなと思うのは、
    やっぱりシリーズ化を目指しているからなのかな
    事件については、下巻で

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    2025年07月11日
  • 罪の境界

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    07月-02。3.5点。
    渋谷のスクランブル交差点で、通り魔に遭った女性。瀕死の重傷を負う。。。
    身勝手な犯人の、半生をルポするのと、被害女性を救って死んだ男性を調べる被害女性。

    面白かった。ラストは救いがあった。

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    2025年07月04日
  • 死命

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    もちろん、快楽殺人者の気持ちがわかるわけはないけど、どうにもただの狂人にしか感じずに、途中、嫌気がさしてきた。
    命に限りがあると知った時、自分の快楽を得ることに走った者と、最後まで自分の生き方を貫き通した者。
    最後の時、何を思って死んでいくのか。
    仕事に最後の命の灯火を燃やし尽くし、家族と真摯に向かい合った人の最後が、安らかであったことに救われた。
    狂人になるしかなかった人の辛すぎる生い立ちは、子供時代を幸せに生きたものには、到底わかるはずのないものだろう。でも、あえて小説として読まなくてもいいかな、私は。

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    2025年07月02日
  • ブレイクニュース

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    ネタバレ

    薬丸岳が好きなので普通に読みやすい本でした。
    評価としては星3です。いつもの少年犯罪系とは違い新しい感覚でした。
    後半までは面白かったのですが最後の終わり方と主人公の野依美鈴がいっきに弱々しくなったのが個人的に残念でした。

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    2025年06月27日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    薬丸岳さんの最近までの最新作
    こちらも罪と贖罪がテーマとされている部分は多いのですが、過去作品からすると許すという方向性がはっきりしてきたなと思います。
    両親をすでに無くした孤独な弁護士が傷害致死を起こした従兄弟の身元引受人となり、限定的な同居生活が始まる。
    頑なに共生を拒んでいた弁護士は、従兄弟の罪の根底にあるものを自ら探り、彼の内面に寄り添っていく。
    その罪の自分が犯罪者となり得た要因を知り、犯罪者との境界の曖昧さも読める。
    「友罪」から十余年、罪を受け入れる考察から
    「籠の中のふたり」では許すことへと変化している。
    犯罪小説ではあるけれど、新たな家族、友人としての愛情が込められている。

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    2025年06月26日
  • ブレイクニュース

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    パパ活、ネットの炎上、不同意精交、子供部屋おじさん等、現代の嫌なテーマの幕の内弁当みたいな作品で、野依美鈴のキャラクターである程度はポップに読み進めやすくはなっているけど、それなら最後までそのキャラクターで突き進んで欲しかった。男女が絡むと基本的に男側を悪とする終わり方になるのは良い気持ちがしなかった。

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    2025年06月25日
  • 刑事の怒り

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    2017年第70回日本推理作家協会賞(短編部門
    「黄昏」を含む夏目シリーズ第4弾
    夏目刑事の犯人へも注ぐ優しさが読める短編4編

    「黄昏」
    高齢の母親の遺体をスーツケースに入れてかくしていた娘。母親の死を隠蔽した理由が切ない。
    けれど幼いかな

    「生贄」
    夏目刑事が錦糸署に移動直後の事件。
    公園のトイレで若い男がナイフで刺殺。
    二重三重の性犯罪の被害者の苦悶。
    夏目の許しの心情も揺らぐ。

    「異邦人」
    ベトナム人留学生が警察通訳人として同胞の女性の犯罪に夏目と共に関わる。
    外国人労働問題を犯罪の根底に。

    「刑事の怒り」
    疾患や事故で身体が不自由となり呼吸器を必要とする患者が立て続け亡くなる。

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    2025年06月18日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    ネタバレ

    殺されて当然の人はいない、と理性では理解できる。しかし、亮介が起こした事件の被害者は、少なくとも殺されたことで悲しむ人がいないどころか、その死を知った全ての人を安心させるような人間。
    それでも、「殺された人」となれば、事情を知らない一般人が「殺した人」を恐れるようになるのも普通のことだろう。「人を殺す」ということにはそれほどの重みがあるわけで、なければ平穏な社会生活を維持するのは難しい。
    だが、まっとうに生き直そうとする人がやり直せる社会でなければ、息苦しいのも事実。自分のなかの偏見を振り払う難しさは感じるが、人を弾くことに喜びを感じるようにはならないようにしたい。

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    2025年06月15日
  • ブレイクニュース

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     オーディブルで聴いたのだが面白く読めた。YouTubeのニュース番組でさまざまな問題を扱うのであるが、それぞれ面白い問題を扱っている。それぞれの番組でそれなりに面白いのだが、実は短編ではなく長編だった。それにしてもこの著者は多筆であるが、その作品のプロットは面白いし、品質も高いので感心する。

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    2025年06月15日
  • 死命

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    薬丸さんは被害者の心情を描くのが特に上手な印象なので、加害者の心理にフィーチャーした本作は新鮮でした。

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    2025年06月13日
  • 神の子(上)

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    ネタバレ



    「誓約」読んだ時も戸籍がうんぬん、、だったから
    主人公に同じ雰囲気を感じた。

    第一章、プリズンブレイク(失敗)
    第二章、義手(まさかこんな義手の話だなんて思いもしなかった)

    為井が軽いのよ。
    次期社長自分じゃなかったの悔しい!起業したい!→面白い合成樹脂!これだ!
    までの流れ。かるっ。
    いや分かるんだけど、町田の義手と工場の立て直しに繋げるためにそうなったのは分かるけど、デキレースすぎて、だったらもっとさらっと繋げてほしかった。これ何の物語?下町ロケット?となってる時間長すぎた。

    そして楓がイライラポイント。
    殺人鬼の居候いるのうざい!ボコって!→もしかして犯罪してない?ごめん→工場

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    2025年06月13日
  • 死命

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    この作品を読んで思い出した。
    若い時に付き合った彼氏が私だけに語ってくれた。「人を殺したい願望がある」のだと。
    イケメンでクラスの人気者で明るい性格の彼の暗い一面を知り、若い私には受け止められず、いつか殺されるのではないかと怖れて、別れたけれど。
    事件を起こしてないだけで、彼はいまだにその欲望を抑えて生きているのだと思う。

    そんな「人を殺したい願望」がある男性が、末期癌で余命宣告を受けてから、残りの人生を自分の欲望の赴くまま、連続殺人を繰り返していく。

    同じく余命宣告を受けた刑事が、その連続殺人鬼を追う。

    快楽殺人でありながらも苦悩している描写が多々あり、さすが薬丸岳さんだなと思った。

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    2025年06月11日
  • 闇の底

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    薬丸さんは、罪と贖罪をテーマにした物が多く見られます
    その中でこの「闇の底」は異質に感じました
    連続して起こる幼児への性犯罪事件
    幼い頃妹を性犯罪者に殺された刑事が追うのは
    その幼児性犯罪者を殺してサンソンと名乗る男
    サンソンはフランスの死刑執行人の名前
    (コミック「イノサン」はまだ続いているでしょうか?サンソン兄妹が美しい描かれてます)

    犯罪者を処刑するがごとくのサンソン

    読みながら多少違和感はあるものの
    多くの人が薬丸さんにしっかりミスリードされてしまうと思う
    そして、真犯人は驚きのあの人

    この妹を殺された過去をもつ刑事が
    事件の後退職するのだが、
    彼のこれからの動向が思わせぶりで良

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    2025年06月06日
  • Aではない君と

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    もしも、自分の息子が、殺人で犯罪者になってしまったら。
    どんな理由があるにせよ、人を殺める事は良くない事である。
    何も話そうとしない息子に、罪を犯してしまった息子に、少年院を出所し更生したのか分からない息子に、「自分だけは1番の理解者であろう」とずっと見守り、息子に寄り添い続ける父親の姿。
    私だったら、こんな風に寄り添えるだろうか。
    理解しようと努めることが出来るだろうか。
    難しい題材なのに、うまくまとめあげている作者に感嘆。

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    2025年06月04日
  • 刑事のまなざし

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    オーディブル
    自分がやってきたことは無かったことにはできない。一つ一つと向き合い、咀嚼し、向き合う義務がある。夏目刑事の強さと優しさに感動。

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    2025年06月01日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    ネタバレ

    亮介と快彦が実は兄弟とか?という最悪な展開を想像していたので、落ち着くところに落ち着いて丸く収まるのはいいが、いくら美化しても、それでもやっぱり人殺しはダメ。自分もだけど、自分を大事に思ってくれる人も不幸になる。

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    2025年05月31日