薬丸岳のレビュー一覧

  • 宮辻薬東宮

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    リレー小説って、テーマ型のアンソロジーにも、一人の作者による連作短編集にもない、独特の味わいがあるんだと知った。

    宮部みゆきのパワーが半端ないのだけど、辻村深月も負けてはいなくて、どうなるかと思いきや、クローザー宮内悠介の絶妙なバランス感(笑)
    あ、ちゃんと、一冊になったな、と。

    個人的に好きなのは、冒頭二作だけど。
    宮部みゆき「人・で・なし」。
    社会小説かと思わせる出だしの、お前らが俺に合わせろ系社員栗田くんエピソードが、ある種、自分的には身近で怖い。『名もなき毒』みたいな。
    ただ、そこから俺に合わせろ系「家」のホラーに変わっていく所や、居酒屋での絶妙な相槌に、スコーンと読まされました。

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    2019年11月23日
  • 刑事の約束

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    夏目刑事シリーズ。
    久しぶりにこのシリーズを読んだので 
    なんで娘は昏睡状態になったんだっけ?など
    忘れているところが多々あった。
    短編なのでもうちょっと長めに
    読みたいなぁというのが正直なところ。

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    2019年11月22日
  • アノニマス・コール

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    面白かった
    薬丸岳のハードボイルドミステリー!
    こんなエンターテイメントストーリも書くのかとびっくり!

    ストーリとしては、
    3年前の事件が原因で警察を辞めた主人公朝倉。
    家族ともわかれて、自暴自棄の生活を送っています。
    そんなとき、別れた娘が誘拐されてしまいます。
    娘を救うべく奔走する朝倉
    警察に知らせることなく誘拐犯と敵対します。
    誘拐犯に翻弄される朝倉
    娘は無事なのか?
    そして、誘拐犯の真の目的とは?
    3年前の事件の真相とは?
    といった展開です。

    いろいろと怪しい人物が出て来て、楽しめます(笑)
    社会派ミステリの薬丸岳がこの様な話を描ということで、ちょっと違和感がありました。
    しかし、

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    2019年11月16日
  • ガーディアン

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    うーーん。って感じかな

    最後の4行でよくわからなくなってしまった。
    薬丸さんの新しい試みではあったけど今回はあまり肌に合わない感じがしました

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    2019年11月09日
  • 逃走

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    家族という最小の幸福追求単位が崩壊しつつある、否、崩壊しているところもある日本において、家族の絆を問う本作。登場人物、それぞれのモノローグ移行フェーズがスピード感を生み出し、どんどん引き込まれる。ただ、始まりは所有欲求なんだよなぁ。存在欲求が満たされることで幸せを希求する世の中に移行するには何が必要なのか...。慎ましやかに生きようよ。

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    2019年10月06日
  • ガーディアン

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    ネタバレ

    また薬丸岳さん読みました。今後は中学校を舞台にしているもの。なので、ちょっと「それはないなぁ」と、感じる部分が多かった。
    私の感覚では、中学生のスマホの所有率が上がりつつあるとはいっても、地方ではそこまでではない。スマホを与えるときには、まともな親ならもう少し注意を払うし、学校に持って行かせたりしないし、使用を制限したり、メールをチェックしたりする。全校生徒がある組織からのメールの指示に一斉に従うなんてことは無理かな。数百人単位の中学生が、全員大人に対して秘密を守るなんてことも、まぁ、無理かな。
    教師像や職員室像も、私の身近の中学校の実態とはかけ離れている。でも、そういうところはちゃんと編集者

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    2019年10月05日
  • ハードラック

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    どん底のその日暮らしから一発逆転を狙い
    裏サイトで強盗仲間を集めた主人公

    相手を傷つけることなくお金だけ奪って逃げるはずが
    気が付いたら3人もの殺人事件の容疑者に?!

    ハメたのは誰か
    真の犯人は誰なのか
    中盤からは一気怒涛の展開

    一度こぼれ落ちたら2度と這い上がれない格差社会の闇

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    2019年09月28日
  • ラストナイト

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    とても好きなのですが精神削られる作家のひとりであります薬丸岳さん。本作は舞台装置としては渦中の人物の風貌が派手です。左手が義手で顔に豹柄の入れ墨の片桐達夫が、何故犯罪を繰り返してしまうのか。その粗暴な言動と見た目にに関わらず、関わった人間はその奥底に優しさを感じるのであります。さて何故?何故犯罪と服役を繰り返すのか?
    彼と関わった人々の視点ごとの章立てとなっている為、読むごとに片岡の姿が立体的になっていきます。どちらかというとオーソドックスな話なのですが、そのオーソドックスな話を興味深く書けるという事が一番大切な事だと思います。薬丸岳さんはその辺りの信頼度が非常に高い作家です。
    星が少ないのは

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    2019年09月26日
  • 逃走

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    ネタバレ

    タイトルにも惹かれるし、最初の方の展開はワクワクさせられた。徐々に謎が解明されるが、何故逃げるのか、妹に隠す必要あるのか、など共感できないところ多々あり。惜しいなぁって感じ。

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    2019年07月04日
  • ラストナイト

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    顔中に豹のイレズミを入れた男の話。
    なぜ男は誰しもが恐れるようなイレズミを入れたのか、何十年も全国各地で罪を犯して刑務所を出たり入ったりするのか、単に、一度犯罪に手を染めたらそうなってしまうのか、、と思った感じで始まる物語なんだけど、なぜか、がわかるにつれて悲しくやるせない話になっていく。

    たしかに、ここまでするか?という感はあるしご都合主義的な偶然もあるんだけど、そりゃ小説なんだからアリっしょ、てことで楽しめた。

    また、章ごとに視点が5人変わって、同じ場面でも見方が変わるのはこういった手法のおもしろいところだな。でも衝撃というほどの変わりようはないので、人の気持ちのゆらぎ程度を楽しめれば

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    2019年06月20日
  • アノニマス・コール

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    薬丸岳さんの本は好きでほとんど読んでます。が、この本は本当に薬丸さんの本なのか?と思うほど今までのものとは趣向が違っていたように思います。
    少年犯罪がテーマになることが多く、それに関する法律だったりが主軸に据えられて、家族愛などが絡んでくるものとは異なり、ハードボイルドな主人公が仲間と犯人に迫るという今までにはない世界観でした。でも何か薬丸さんらしさとかが少なかったように思います。
    読んでる途中で誰の本を読んでるのか忘れてしまうことが何度かありました。

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    2019年04月13日
  • アノニマス・コール

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    ネタバレ

    社会派ミステリという点がピックアップされがちな著者。本作も裏表紙に「社会派ミステリの旗手による〜」とあるので、そちら方面の内容を期待したのですが、あまり社会派ミステリ感はなくて肩透かしを食らったような感があります。

    内容に関してもオーソドックス感が強くて…… 例えば真犯人。こうしたエンタメ作品では一番犯人らしくない人が黒幕だったりしますが、本作はまさにそれ。意外性があまり感じられず、全体的に「普通」という印象を受けてしまいます。

    また、主人公の相棒となる岸谷が協力する理由に、もっと説得力のある設定がほしかったかも。序盤、朝倉が岸谷を雇う理由に(岸谷の立場からすると)胡散臭さが感じられるので

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    2019年04月11日
  • 悪党

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    なにをもって罪をつぐなうのか - ?薬丸岳「悪党」 ★★★☆☆

    被害者側の視点だけでなく、加害者側の視点も余すことなく記載した点が秀逸。ただあまりに暗いのでよんでいてどんよりしてきます。
    刑期を終われば罪は消えるのか?何をもって罪は償われるのか?
    考えても考えてもその答えは出ない。罪は本人だけでなくその加害者・被害者の関係者全員に深い爪痕をのこす。
    永遠に答えの出ない問題。それに人間は刑期という線引きを行った。それは悪いことではないが、完ぺきではない。ただ、世界に完璧なんてない。
    #引用
    ・法律を犯すことだけが罪じゃない。たとえ罰せられなかったとしても、犯した罪は人の心に一生消せない傷を残す

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    2023年10月27日
  • 逃走

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    ネタバレ

    評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    死んだはずのあの男がいた。小さかった妹とふたりで懸命に生きてきた21年間はなんだったんだ?傷害致死で指名手配されたのは妹思いで正義感が強い青年。だが罪が重くなるとわかっていても彼は逃げ続ける。なんのために?誰のために?渾身の全面大改稿、ほぼ書下ろしの秀逸ノンストップ・エンタメ!

    流石の自分でも謎解きは容易に出来た・・読みやすいが全体的に薄い内容であった。もう少し誰かにスポットを当てて個性を出しても良かったのでは?全員特に印象に残らず。残念。

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    2018年11月14日
  • ラストナイト

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    ある男の最後の夜を、一瞬でも共に過ごした5人の目線で描かれた物語です。32年前に起こした傷害事件を契機に、約20年ほど刑務所を入退所を繰り返す意味は・・・顔に豹柄刺青をした理由は・・・疑問は深まるばかり。我が家のように思う下町の飲み屋がすべての始まり、で終わりだった。5人の心には彼の最後はどう映っているのか。。。

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    2018年10月15日
  • ラストナイト

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    ストーリーとしてはとても悲しい、皆がこれで報われたのかどうか悩ましいものでした。梶原というどうしようもない人間のために、このお話に出るすべての人が不幸を背負わされているのですが、彼はこれからも生きながらえる。個人的にはどうにも納得しがたいものがありました。また、顔に刺青をする必要性がそこまであったのか、なぜ片桐は400万以上ものお金を持つことができたのか、など疑問に思う点もいくつかあり、、この評価となりました。

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    2018年03月26日
  • ラストナイト

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    ああ、薬丸岳さんだ~。お終いまで読んでそう思った。
    第5章読むまで、片桐の行動に全く理解が出来なかったし、全く面白さが解らなかった。しかし、途中でやめなくて良かった~。第5章で納得。
    陽子を本当に愛していたんだね。ひかりも。だから、絢子にも、荒木にも…。
    梶原さえいなければ、幸せになれたはずなのに。虚しさが残る。

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    2017年10月11日
  • 友罪【電子特別版】

    購入済み

    キャラの

    立ち過ぎは現実味を削ぐ?

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    2013年06月28日
  • 悪党

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    帯にタッキーが写っているけど、TVドラマになるわけね。
    最近、こういう感じが多いけど、小ネタを潰しながら、お話全体としてはひとつの謎を追うというのは、確かにTVドラマ向きな話ではあるわな。
    少年の頃に姉を暴行で殺された主人公が、警官経由探偵になり、依頼人(主に犯罪被害者)からの調査をこなしながら、独自に姉を殺した犯人のその後を追うというお話。
    心の底に憎悪の焔を隠し、いつ爆ぜるともしれない感情を抱えて、刑期を終えて出てきた犯人の生活を探り、彼らが赦すに値するか否かを問い続ける。
    前半、40頁程度の話が連なって進む話は、登場人物のそれぞれが罪を犯したか、あるいは犯罪によって肉親を喪ったり家庭を壊

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    2025年03月18日