薬丸岳のレビュー一覧

  • 闇の底

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    【どうやったら子供たちを守れるだろうか】


    子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑止しようとする処刑人・サンソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が2人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える。


    作者の作品は、少年犯罪がテーマのものしか読んでいなかったので、大人の性犯罪をどう裁くかがテーマのこの作品は新鮮で興味深く読んだ。

    大人が子供たちを自らの欲のために利用する。
    あまりにも理不尽な理由に巻き込まれた幼い子供たちを守る為にはどうしたらいいのだろう。
    性犯罪者の刑期の短かさと再犯率の高さに驚いた

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    2022年12月19日
  • ラストナイト

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    面白かった。面白かったけど、こんな風にしかできないものなのかな

    生き方が変われば、許せるのか?

    どうなんだろう…。とても難しい問いに感じる。やったことは変わらないし、傷つきもする。でも本当に改心してまるっと生き方が変わればとも思うけど、それが本当にできるのかな、とも思う。自分が自分の生き方をなかなか変えられないからこそ、そう思ってしまう

    やっぱりそれには、自分だけじゃなく、誰かの力が必要だとも思う
    一人じゃ無理

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    2022年11月15日
  • 闇の底

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    子どもへの性犯罪は、まさしく闇の底。加害者を決して許せないけど、加害者自身もそういう自分が許せず、自らが恐ろしいということなのでしょう。被害者だけでなく、加害者の心理の奥深くまでを感じます。終わり方がはっきりとした描写があるような、無いような。伏線の回収がしきれていない(読み取れていないだけかも)ところも、『闇の底』はまだまだ継続しているというメッセージのように感じます。素早くて、無駄のない展開で、一気に読んでしまいました。

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    2023年02月22日
  • ガーディアン

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    石原中に赴任した教師・秋葉は、問題を起こす生徒は殆どいないが、長期欠席をする生徒が多いという独特な雰囲気が、今迄赴任した学校と"何か違う"と感じたのも束の間、演劇部に所属していた生徒が突如欠席をするという事を機に、学校内外を調査し始める。調査の中で「ガーディアン」という石原中内の自警団が存在する事を耳にするのだが、その「ガーディアン」の正体とは!?

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    2022年10月02日
  • 友罪【電子特別版】

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    ミミの身に何か良からぬことが起こるのでは(達也に傷つけられる、大家にバレて追い出される、など)、とハラハラしながら読みましたが、無事で良かった。

    担当の精神科医のパートは息子に対してオドオドし過ぎなのではと読んでてイライラした。仕事に誇りを持っているけど、あなたのことは何よりも大切に思ってるって伝えて堂々としてろよと。あんなビクビク接してこられたら、私が智也でもかなりイラついちゃうと思う。

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    2022年09月25日
  • 逃走

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    なぜ彼は自首せずに逃走するのか。文字通りの作品。
    薬丸岳らしく家族愛が描かれているが、読後が切ない作品。

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    2022年09月17日
  • 悪党

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    赦すとはなんだろう。
    赦されるとはどういう事なんだろう。

    結局は自分自身に納得させるしかないのだろうか。

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    2022年09月16日
  • その鏡は嘘をつく

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    面白いミステリーが読みたい!…のに今年は不作。
    本作もしかり。

    なかなか明らかにならない真実にジワジワと近づいていく感じがくどいというか、中だるみするというか。
    そして明らかになった真実もなんというか…大したことないと言うか。

    確かに殺害動機となった事件は衝撃的でしたが、全体的にシリアスに重たくしようとしすぎて、逆に読み手の私にはふわふわふわ~と流れていくような感覚。

    レビューを真剣に書くほどでもないのでこれでおしまい。

    2021年14冊目。

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    2022年09月02日
  • 刑事の怒り

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    ネタバレ

    刑事・夏目信人シリーズ
    自分の娘を通り魔に刺され、娘の意識は戻らない。重度障害者になった娘の事件の犯人に何度も会いに行く…
    まず普通の人にはできないであろう。

    それでも、刑事を続ける夏目。
    こんな刑事がいたら…と思う。

    容疑者はレイプから身を守ったと主張する、生贄という短編。
    このメッセージはとても伝わる。レイプされた後の自分は死んだまま生きていた。
    男性にはわからない感覚かもしれない。



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    2022年08月23日
  • 闇の底

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    犯人は意外な結末だったが、やり切れない読後感が残る作品。
    日本は性犯罪者の出所後の管理についてはやはり欧米より格段に甘いと思う。

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    2022年08月08日
  • 刑事の怒り

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    『こんなに怒りにうち震えても、まだ、人の心を取り戻して欲しいと望まずにはいられない。』

       
    刑事 夏目シリーズの第4作目。
    この作品も社会問題を扱った事件の短編集でどの話も興味深かった。

    表題になっている“刑事の怒り”は、寝たきりの若者が急に亡くなり事件か事故かの両方で捜査するのだが、高齢化社会の昨今、考えさせられるテーマだった。

    介護をする家族や恋人。意思疎通がままならない患者。誰かの手助けがなければ生きられない人の存在価値を、自らも娘が寝たきりである主人公に突きつけることで読者も一緒に考えさせられる。

    “娘がもし死を望んでいたとしたら自分はどうするか“

    この問

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    2022年06月28日
  • 友罪【電子特別版】

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    読んでいる間、ずっと苦しかった。
    特に美代子。
    救いが無さすぎる。
    鈴木は美代子の前からいなくなってしまったが、幸せになって欲しい。
    そして、元カレ達也のような男たちは地獄に落ちるといい。

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    2022年06月23日
  • 刑事の約束

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    【希望が、希望と出合えますように。】

    植物状態の娘を持つ刑事・夏目信人(なつめのぶひと)。夏目は5つの事件に対し、誰も気づけない手がかりから鮮やかに謎を解いていく。抜き差しならない状況に追い込まれた事件関係者たちの心を見つめる夏目が、最後にした“約束”とは……
       

    刑事 夏目シリーズの3作目。
    今回も短編集で安定の面白さがあった。
    題名にもなっている最終話の『刑事の約束』は、夏目シリーズ1作目の『刑事の眼差し』と関係の深い話になっているので、合わせて読む事をおすすめしたい。

    様々な理由で犯罪を犯す人達の心理を、夏目の鋭さで暴き、遺族や関係者にささやかな救いを与えること

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    2022年06月23日
  • その鏡は嘘をつく

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    【彼は何故未来を捨てたのか】

    人間の心の奥底に光を当てる、著者ならではの極上ミステリー。

    刑事 夏目シリーズの2作目。
    1作目に比べ、物語のペースはゆっくりなものの、人の奥底に隠している秘密まで解き明かしてくれる夏目の鋭さがいい。
       
    今回は刑事 夏目と対象的な検事も登場し、双方から事件が解決されていく様子が面白かった。

    この作品もドラマ化しているようなので観てみたい。


    こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ
    ・社会派ミステリーが好きなひと
    ・医療ミステリーが好きなひと
    ・少年犯罪がテーマの話が好きなひと

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    2022年06月18日
  • ハードラック

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    薬丸岳さんといえば、少年犯罪!…と思ったけど違った。

    人を信じやすくて、ちょっとした不運が重なって、ダークサイドに堕ちてゆく主人公。
    それでも自分の正義は守る。大事な人のことを考える。それらを守るために自分ができる事を考える。
    人には切羽詰まった生活でそんな強さがあるのだろうか。
    たいしてのめり込んで読んでたわけではないのに、後半に進むにつれページをめくる手がとまらなくなった。
    薬丸岳さんの本は大きく『ハズレ』なのは当たったことがないな。

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    2022年06月01日
  • ガーディアン

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    面白かった
    薬丸岳版、学園ミステリー
    教師は子供たちを本当の意味で救うことができるのか?

    ストーリとしては、
    中学に赴任してきた秋葉。
    いじめも少なく、問題を起こす生徒も少ない学校に違和感を持ちます。
    そして、そこには、ガーディアンと呼ばれる生徒による「自警団」の存在が..。
    背後で支配するガーディアン
    ガーディアンは誰なのか?
    起きている事件は解決できるのか?
    ガーディアンのやり方は正なのか?
    そして、教師はガーディアンを超えることができるのか?

    といった展開です。

    本書で、何がつらいかって、登場人物がいっぱいできてきてわけわからん状態になること(笑)
    子供たちが、名字だったり名前だっ

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    2022年03月19日
  • ガーディアン

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    かつては荒れていた学校が、いつの頃からか一見平和な学校に。一方で、長期にわたって登校出来ない生徒が急増。
    そこでガーディアンと言う組織があるのではないかと・・・

    結末がアッサリし過ぎな感はあるが、次に続くと思われるラスト。

    あの先生が、昔懐かしいチャールズ・ブロンソンのポール・カージーみたくなると面白いかも。
    あれだ、ブルース・ウィリスのデス・ウィッシュ。
    まぁその為には、あの先生がもっと酷い目にあわないとだけど。

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    2022年01月21日
  • アノニマス・コール

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    元警察官の主人公が誘拐された娘を救うために奔走する物語。
    そこまで深く考えずサラッと読める本だった。

    元警察官なのに警察に頼らず解決しようとする背景には何が関係しているのか。
    警察不祥事や政治家不祥事などたまにニュースになるけど、大きい組織の幹部や有識者の不正が起きたときにすぐに発覚するのではなくて、隠蔽工作されてて後から明るみに出ることもあるって残念。(これ書いてるときでいうと、日大理事による背任とか。)その行為によってどれだけの人が被害を受けたか。
    自分の欲からくる行動ではなくて正義や使命、人を思いやる心から行動できる人を尊敬するし見習いたい。

    主人公や元妻と共に犯人によって奔走させら

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    2021年11月10日
  • アノニマス・コール

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    最初はテンポよく読めてたんだけど、途中から勢い止まって中だるみ~。
    真相も腑に落ちない点が満載でいろいろ書きたいけど、ネタバレになるのでやめとく。
    薬丸岳さん好きなんだけど、本作はイマイチだった。

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    2021年10月19日
  • 逃走

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    なんか登場人物みんなが可哀想すぎる。

    個人的には篤史が一番可哀想だった。スノードームをお土産に持って帰った時の衝撃。その後身寄りもないし、美恵子にも頼られないし、脇役だし、なんだろう、可哀想すぎる。

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    2021年08月07日