蒼月海里のレビュー一覧
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ネタバレ個人的なメモ
第一話 本当に心霊の話だった。悩み事があったり、負の感情が強くなると波長が「あちら側」と近くなり見えてしまうという話。人に悩みを相談できる環境の大切さを遠回しに伝えているような感じ。
第二話 本当の罪と冤罪のような話だと感じた。不良4人組は悪いことをしようとしていた。逆に人体模型は、ただのプラスチックであり「罪人の骨だ」などありもしない濡れ衣を着せられていたのだと感じた。
第三話 「本能的に危険だと感じたものを怪異として認識していた」というのは現実でもありそうなことだと思った。ある意味心の弱さのようなところに入り込む存在なのだと感じた。
第四話 焼却炉の下から骸骨が発見されたが、 -
Posted by ブクログ
数行読んだだけで世界観に引き込まれサクッと読み終わってしまいました。
博愛主義者の吸血鬼×愛を探す殺人鬼
2人の関係性が唯一無二な感じで、お互いのかけてる部分を補い合う姿が尊み深しでした。
愛は愛でも"親愛"という言葉が当てはまるような気がします。
グロい描写も所々ありますが細かく描写されている訳ではないので苦手な人でも読めると思います!
とにかくアクションシーンがかっこよくて久しぶりに胸が熱くなりました。
個人的に吸血シーンお気に入りです。
BLではないもの、おや?というところも多々あるので苦手な人は注意!
腐った人からすると物足りないかもですが、このいきすぎない微妙 -
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Posted by ブクログ
再読。中学生の頃に読んだきりだったので読み返したくなった。
シリーズものがあまり得意でない私でも、最新刊を待ちきれないくらい好きな話だったことを思い出した。何より亜門が好きで仕方なかった。
英国風の紳士、古書、珈琲、なんて豪華な組み合わせだろう。しかも、ユーモアたっぷりで少しズレた紳士。美味しすぎる。そこにツッコミ役の主人公、名取司が加わることでテンポ感のある上品な漫才が完成。司が若干押され気味のようにも感じるが。
初めは表紙の亜門に惹かれて購入した覚えがあるが、内容は困りごとを抱えた人たちを救済する、心温まる話であった。有名な文学作品の雑学も知ることができて一石二鳥である。ページ数も少ない -
Posted by ブクログ
続編希望、と先に伝えておこう。
いや、ちゃんと話は綺麗に終わっているのだが、
このシリーズがまだ続いて欲しいという私のエゴが
蠢いてしまって仕方がないだけだ。
やはりみな、何かに違和感を覚えた。
違和感というより、不信感と言い換えてもよかろう。
みな、その違和感を払拭しようと自らに、そして
ナニカに呪いをかけた。無論知らぬ間にーー。
今回の呪いは、前作とは違う。
自分の痛みを消すために、つい愚痴ったら、次の日
その痛みの原因が投身自殺的なものをした、蟲に
這われ道に飛び出した、そんな不可解が彼らを襲う。
そこには九重の心に秘めた傷の元凶が絡んでおり……。
前作の感動はやはり凄まじいものだ