蒼月海里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幻想小説家の戸張とホラー系動画配信者の御子柴の孤島で「死者の蘇り」の謎解き。
戸張の「死・死者・神」についての概念が奥深い。
御子柴の配信をしている理由も深く、軽い若者という印象を覆される。
さらりと読めてしまうが、実は内容は重く考えさせられる。
脇のキャラクターも濃いので深掘りすると社会問題提起のオンパレード。
かと言って、くどいわけではなく、ホラーを軸に個々の秘密?も暴かれるのでテンポも良い。
謎を科学的・現実的にすべて解決はせず、不可思議なものは不可思議なまま終わるが読後は良好。
シリーズ化して2人の軽快なバディをまた読んでみたい。 -
購入済み
面白い
第1巻から読み始めて結構サラサラ読める面白さ。
世界観もわかりやすいし、余計な人が増えないからごちゃごちゃしないし、謎が謎をよんでる感じが早く続きを読みたくなる。
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ネタバレ 購入済み
ああ….….涙が….….
「幻想古書店で 珈琲を」って、司が、紡いだ物語だったのか….….⁉️驚いたというよりか、納得したという感じだった。有限の時を生きる人間が無限の時を生きる魔神達と、ずっとずっと過ごしていきたいと考えた時に導き出された答えとは….….亜門のように、涙が….….
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ネタバレ 購入済み
あらま!
あらま!とうとう、猫好きの天使までもが出現!火車との連携プレーで、猫好きのおじいさんを助ける。ナイスプレー。
ヨモギは、亜門の古書店にも、行くことが出来た。神保町、また、ゆっくり行ってみたい。最近は、電子書籍一辺倒だからな~~たまには、紙ベースの本屋さんも、覗いてみたい。
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ネタバレ 購入済み
良きかな。
亜門に、コバルトに、アスモデウスと、人間の司、ヨモギ千牧、お爺さん、神田明神のお祭りより、目立ってしまいそう(笑)人間、アヤカシ、入り交じってのお祭り騒ぎ。そっちの方が、面白いかもね。
ヨモギが、お爺さんの命と引き換えに、自分のご利益も、全部差し出して、元の石の狛狐に戻る所を、書店員のヨモギとして復活出来たのは、心の底から良かったと思う。 -
ネタバレ 購入済み
千客万来
来るわ!来るわ!人間のお客さんも増えたけど、電霊のテラ、帽子屋のコバルト、イケメン美容師を目指すアヤカシの髪切りも居て、人外の者達も、千客万来。アヤカシの住む古き懐かしい地下街の話は、どこかで読んだような?
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ネタバレ 購入済み
面白い!
稲荷書店きつね堂で、お手伝いをしているのは、お稲荷さんのお使いの狛狐と犬神。そこに集うのは、人間のお客さんだけじゃない。化け狸やら、火車やら、古書店を営む自称魔術師まで、アヤカシも、やって来て、楽しい。それに、大好きな本も絡むのだから、言うこと無し。
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Posted by ブクログ
ネタバレサクッと読めるファンタジー小説。表紙の絵も相まってわかりやすい世界観。情景描写や柔らかなストーリーが私が好みでした。
私は普段は最近の小説しか読まないので、作中に登場する『飛ぶ教室』や『砂男』などの小説にも興味が出てきた。
タイトルにもある通り、珈琲も沢山でてくるので実際に飲んでみたいところ。(一緒に甘味の描写も出てくるのでそちらも食べてみたい…)
古書店、から察するアンティーク調の品の数々も心地よい。必要ないけどステッキ、ランタン、に興味が湧いてきてしまう…。
また、亜門やコバルトの金銭感覚がバグっているところも悪魔としてのリアリティがあってすんなりと読めた。
全体的なページ数も少なく、2