【感想・ネタバレ】怪談喫茶ニライカナイのレビュー

あらすじ

――この店を訪れたということは、あなた怪談をお持ちですね? 『幽落町おばけ駄菓子屋』の著者による、震撼率120%の冷感ホラー! 東京の臨海都市・綿津岬への引っ越しをきっかけに、怪現象に悩まされるようになった雨宮志朗。ある日彼は、廃墟のような喫茶店「ニライカナイ」に入ってしまう。そこには「お茶のお代に怪談を聞かせてほしい」という風変わりな店主がいた……。店に持ち込まれる怪異の謎が解かれるごとに、人々が怪異に襲われる理由、店主の意外な正体、そして街全体に関わる恐るべき秘密が浮かび上がっていく――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 登場人物に魅力があるのに、描写が少なかった。序章なのかもしれないが……。
 全体的に都合良く話が進み、アニメの様な展開に感じたが、世界観は整理しやすく、情景も浮かんでくるので、とても好きな作品になった。
 都合の良さもありだな。怪談は説明しづらいのでそうしたってのもあるか⁇
 アニメと実写どちらでもいけそうだけど、どちらかといえば、実写のほうで。
 浅葱は男でも女でもないようなところに愛着が湧いた。
ストーリーは短く感じたな……。

0
2022年01月26日

Posted by ブクログ

読み始めはオムニバス形式なのかな?と思ったのですが、関わるメインになっていく人物達をしっかりと立たせ、それぞれの持つ魅力と共にポジションを見せていきながら、『綿津岬』を舞台に溢れる謎と怪異、不思議な『喫茶ニライカナイ』の店主の真相を追っていく、その繋がっていくストーリーは没入感が心地よくて、先を早く読みたいと急ぎたくなるものでした。
読みやすい文章、登場人物と設定が読み進めていく内にするりと頭に入っていき、無理なく定着させてくれます。
個人的に「海に咀嚼されて」とかの表現が好き。
現代都市の中にありながら、自ら閉鎖された異空間に閉じ込もったかのような街。そこで起こる怪現象。余所者を区別するどこか不気味な住民達。異様な祭り。おぞましい存在。秘めたる多くの謎を持っている、喫茶ニライカナイの店主、浅葱。
全体的に漂うぬるりと纏わり覆われるような、負なる海と潮の匂いに浸されていくような感覚の作品。読んでいると空気が冷える。暑い筈なのに底冷えする、あの嫌な冷たさを感じさせられる文章。怪現象描写が一つ一つゾッとさせられます。何かよくわからない、不明確な存在感への描写が、謎を追い、浅葱を救わんとする雨宮さんと共にリンクさせられて、ヒヤッと感が何とも言えない怖さ。
最初は人の弱い心が具現化する街で、そのそれぞれの抱えていた心の問題を取り上げていたんですけれど(幽霊の正体見たり枯れ尾花みたいな)、そこからそもそもこの街はどうしてそんな?と、謎が膨らんでいき、それを追っていくと見えてきた街全体の不可解で不気味なもの、そして浅葱の存在は…といった1巻。
世にも奇妙な物語みたいなのかと思っていたら展開全然違ってきて、ゾクゾクしつつもワクワクもする高揚感に包まれました。
雰囲気と世界観の入りは難解でも複雑でも、分かりづらくもなくとてもお上手だなと思うのですが、ちょっとだけ気になった点と言えば車で襲われるシーン。街の不可解&不気味さで統一と思ってたら、現実的な襲い方が唐突にきたので「うん?」となりました。
まあ後ろから突き飛ばしもありましたけど、ストーリーがあそこまできて車という現代アイテムはちょっと作品雰囲気的に微妙な違和感みたいなのを覚えたり(偉そうですみません)。
でも人間じゃないわけでもないからその手段も普通にありか(どっちだよ)。
ニライカナイの言葉の意味からしてもわかるんですが、海、海、海、とにかく海が絡みつくように離れない作品。こちらの嗅覚まで潮風とぬるい海の水の匂いなどを植え付けられていくが如く、沁みついて離れてくれない。そこにマレビトやら鰓のようなもののついた胎児だとか、伝承のような不気味な儀式、街を牛耳る正体不明な一族の存在など、呪いのような現実離れの恐怖を醸し出している作中の雰囲気は噎せ返るように濃密。怖いけど惹かれ、読み進めてみたくなる。
また登場人物が魅力大。店主浅葱の美貌と秘められた儚さや悲しみを映す存在もさることながら、浅葱に救われた事で繋がっていく雨宮、一ノ瀬、日向がキャラがきちんと出来上がっていて、作品の中に存分に動き彩られてます。
特に雨宮の外見も中身もイケてるカッコ良さと、お調子ものっぽく抜けてる日向の緩和的存在は良い味。日向くんは読んでいくとドンドン三枚目感が出ていて好きです(笑)。
主人公、雨宮志朗さんはもう惚れてまうやろー!的なスペックの高さが出ていて、浅葱を救いたいと必死になるシーン、表情を変えない浅葱が雨宮に見せた感情とその願いを告げる切ないシーンは心刺さりまくりでした!
どうなるんだろう、どうなってるんだろう、何とかしてあげてほしいーっ!!
まだ1巻は謎だらけではあるんですが、未読の2巻がどうなるのか楽しみです。

0
2026年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

豊洲近の不思議話。東京によくある、そのまま取り残されたようなちょっとした場所同様、何故かリアルな怖さを感じる。綿津岬と「浅葱」の関わりの謎が気になる。

0
2023年03月17日

Posted by ブクログ


東京にある臨海都市の綿津岬は、何かが蔓延っている
恐ろしい怪奇現象が起こる中、1つの救いは喫茶店
美しき店主にさぁ語りましょう
救いの後に残るのは、謎
少しずつ紐解かれているが、多くの謎が残ってる
そしてそこに忍び寄る影にまたハラハラしてしまう
店主は一体、何者なのだろう

都会の一角のはずなのに、地方の風景を想像してしまう
その土地その土地に残る伝承のような物語だからなのかもしれない

0
2021年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怖かった、ゾクゾクした、おもしろかった………
死者を想う人たちの気持ちに囚われる浅葱、受け止めるのも辛いし自分が出れないのも辛いだろうなあ

最後駆け足だったのが残念、続編とかあったら読みたいなあ

0
2020年12月07日

Posted by ブクログ

まず…ホラーの割には怖くない表紙で、ジャケ買いしました。
こんな感じの本はよくあるので、ありきたりな感じかな?と思いつつ読み始めましたが、ストーリーもしっかりしていて一気読みしました。
頭の中でイメージしながら読み進められるので、面白いし疲れている時にもオススメです。
ただ、最後はクシャッとした感じで終わってしまったのが残念でした。

0
2020年10月26日

Posted by ブクログ

蜃気楼の中にいるような茫洋とした古い街。引っ越してきた雨宮に訪れる怪異。恐怖が極限に達した時に招かれる、ニライカナイという名の場所へ。怪異の正体は明かされるけれど街の正体はまだまだ不明。いつか浅葱を解き放つ事ができるのだろうか。

0
2020年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怪談を持ってないと入れない喫茶ニライカナイ
怪談も他人から聞いたものではなく、自身が遭遇した怪談でなければダメなのか
綿津岬という町は恐怖や不安が具現化する町のようだ

喫茶ニライカナイの店主・浅葱に再び会いたいという雨宮さんの気持ちは分からんでもないけど、神社の御神体勝手に見るとか強引な行動もあってモヤる

マレビト様の上に建つ綿津岬、そこに昔から住む人たちに薄気味悪さを感じる
朱詩さんが出てくると幽落町と地続きの世界なんだなとホッとする

0
2025年03月28日

Posted by ブクログ

終わり方にびっくりして
調べてよかった続きもあるのね!ハヤトチリ!

続きは色々解決してほしいなー。
なんでそんな危険を冒してまで
最近引っ越してきたこの土地に興味を持って助けようとするんだろう。
私なら逃げ出してしまう。

0
2024年12月19日

Posted by ブクログ

東京の月島と豊洲に挟まれた埋立地、綿津岬。引越してきた雨宮志朗は真っ黒な人影に襲われ、「怪談喫茶ニライカナイ」に辿り着く。和装の店主・浅葱はお茶のお代に怪談を聞かせてほしいと言う。浅葱に救われた雨宮はニライカナイを再訪するため、綿津岬について調べ始める…。
怪異、和物ファンタジー系?稲荷書店きつね堂のほのぼのした感じとは全然違っていた。ホラーというほど怖くもなく、耽美系っぽい感じ。

0
2024年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不思議な街に引っ越し
そこは元埋立地で街全体的に怪異が起こる
怪異が起こった人にニライカナイという喫茶店が姿を現しお茶の代金として怪異の話をする
そこの店主である浅葱が怪異を聞いてアドバイスをすると怪異から解放される
ちょっと不思議な喫茶店だ
次巻も出てくるメンバーは一緒なのかな

0
2024年07月26日

Posted by ブクログ

ホラー要素がどんどん薄くなっていくのが残念、
民俗学の要素を広げすぎたかも。
一話二話は現代ホラーだけど、
それ以降はがっつり伝承文学系。

ニライカナイは謎のままでも面白かったのになーとおもう。

0
2021年07月24日

Posted by ブクログ

最初の2話くらいはいい感じのホラーで面白かったんだけど、集落ものの色が濃くなるにつれて、気味の悪さが……。生臭いとか、蜃気楼だとか、そんな表現ばかりだから、薄暗いじめっとした街並みばかりが浮かんで、太陽浴びたくなる(笑)
色々中途半端で腑に落ちないところも多く残っており、どうやら次回に繋げていく模様
続きを読むかどうかは……気分次第かなぁ。消化不良すぎて気持ち悪いので、次巻が目に入ったら読む気がする。

0
2021年06月02日

Posted by ブクログ

ホラーというよりは、民俗学のような物語かな。
一つ一つのエピソードは、さほど怖くはないけれど(不気味ではあるけど)、その背後にある「得体のしれなさ」はじわじわと恐怖を煽る。
禁忌と知りつつ触れたり立ち入ったり...そんな後ろめたさと好奇心を味わえる一冊です。

0
2021年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この表紙ならどうせラノベ、怪談と言ったってそう怖くはないだろうとナメてかかったら、最初の怪異はそれなり以上に怖かった。ひとり暮らし、深夜にドアノブがガチャガチャ鳴って、ドアスコープから覗いたら人の気配なく真っ暗、でも廊下には灯りが点いているのに真っ暗は変、向こうからも誰かが覗いているということ!?って、今こうして書いていても寒気がゾワ~っ(笑)。でもそこから先は震え上がることもなく落ち着いて読めます。怪異の正体は「向き合うことを無意識に避けていた自分」というのがいい。

謙虚に見える主人公が、この世の者ではない喫茶店の主から「浅葱と呼んでください」と言われてホントに「浅葱」と呼び捨てにするのはどやねんと思わなくもない。怪異に悩まされていた彼らが浅葱に救われ、ひとことお礼を言いたいと一致団結するからこそ、なんで最初から偉そうに呼び捨てなの。まぁいっか。やっぱりラノベ、こう暑くては重い小説を読む気がしないときに○。

0
2020年08月13日

「小説」ランキング