あらすじ
中学生の樹が亡き祖父から受け継いだハート形の水晶。その石精である雫は、樹の心を癒し、鉱物の魅力を伝えてくれた。他の石精も見ることができる樹は、カリスマコレクターの抱える人知れぬ苦悩を知り、骨董屋のおじさんの桜石にまつわる思い出に触れる。そして、翡翠の産地である糸魚川へと――。地球の生んだ芸術品・鉱物の魅力に溢れたセンシティブな物語。著者による鉱物エッセイも収録。
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Posted by ブクログ
目的を見失うのは悲しいなぁ。
でも思い出して良かった。
前に出てきた砂漠の薔薇も凄かったですけど桜石も凄い。
あんなに綺麗に桜が見えるなんて。
骨董屋さんは実際包まれた本人の感想やお店を見て分かる丁寧な仕事をする人。
石精に呼ばれるのは少し怖いと思ってしまった。呼ばれた事だけが原因では無いけども。
律さん達が居て良かった。
Posted by ブクログ
翡翠は来ると思ってた。鉱石語る上で翡翠は外せないよね。でもこの本に出会ってから鉱石に興味が湧いた。また趣味が一つ増えそうで、お金がなくなりそうで怖い。
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美しい鉱物の世界。まだ購入してコレクションしたいという欲にはかられないけど、ミネラルショーに行ったり、現物を眺めたり、ビーチコーミングに行ったりしてみたいなぁと思った。
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蒼月先生の好物愛がよく伝わる。
鉱物にそこまで興味があるわけではないけど、ミネラルショーとかに行ってみたくなりますね。
エッセイも楽しかったです
ミネラルショーのためにミュンヘンまで飛んじゃう
蒼月先生の行動力凄い...
Posted by ブクログ
第一話 蛍石の愁い
第二話 桜石の思い出
第三話 翡翠の海
骨董屋の怖いおじさんもよく知れば親しくなれる人だった。
そして糸魚川の翡翠……
ビーチコーミングを描いた漫画を読んだ気がする。息子が買って来る漫画誌で「瑠璃の宝石」という鉱物に関わって行く女の子(人?)の物語を読んでいるのだった。
Posted by ブクログ
「水晶庭園の少年たち」 (シリーズ二作目)
著者 蒼月海里
前作のあらすじを簡単に。
鉱物収集家だった祖父を亡くした14歳の樹。祖父のコレクションだった日本式双晶の石の精霊(石精)雫と出逢い、雫の帰る場所(産地)を探してあげたいと思っている。鉱物仲間との出会いがあります。
【目次より】
第一話 蛍石の愁い
第二話 桜石の思い出
第三話 翡翠の海
ーエッセイー 蒼月海里のミュンヘンひとり旅
ー 解説 ー フジイキョウコ
蛍石、桜石、翡翠、鉱物に詳しくなくても、その美しさは名称からも伝わりますね。
「蛍石の愁い」…フリマアプリでカリスマ的な女性の心の悩みが描かれています。“いいね“よりも大切なものがありますね。
「桜石の思い出」…一作目で登場した骨董屋の見方が変わるような、深イイ話になっていますよ〜
「翡翠の海」…フォッサマグナの地溝帯がある糸魚川の親不知海水浴場にビーチコーミングへ。(鉱物用語?連発ですね、笑)
石精の雫は本体から距離が取れないので、今回はお休みです。樹と律さんに、律さんの鉱物仲間の楠田さんが登場します。鉱物採集についての説明や注意点も語られていて、ちょっとワクワクしますね。
(翡翠拾ってみたいですね。(*'▽'*))
巻末のエッセイでは、著者が単身でドイツのミネラルショーへ出掛けられています。
解説のフジイキョウコさんは、鉱物コーディネーターということですね。
なかなかに水晶庭園の鉱物沼にハマってきました〜 次巻も楽しみです(*´︶`*)