ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ようやくセバスチャンの読み方がわかった(遅い)
通常の警察小説として読むのは誤りです。
様々な秘密を抱えている国家刑事警察殺人捜査特別班の面々、かなりこじれてきてます。
山中で身元不明の四人の死体が発見される。
上巻の冒頭、四人を殺害したと思われる暗殺者の視点で語られる。
この女性とセバスチャンの対決となるのか?と思いきや、事件は捜査班の人間関係の動きを生むきっかけの要素が強い(事件関係者間の心情もしっかり過ぎるくらいしっかり描いてる)
海外ドラマっぽい強烈な引きや謎で魅せる事もできる方々なのに、それぞれの視点で会話の中で生まれる読み合う登場人物の内面の動きを丁寧に描いていきます。人間ド -
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Posted by ブクログ
つらい描写の続く話でした。
なのに読まずにはいられませんでした。
この描写は、読みたくないと思う人がいるかも…
イアン・バンクスの蜂工場が大丈夫だった私でさえ、昼ごはんがつっかえました…
ただのフィクションではなく、自分自身はどう対峙するか、世間はどう動くのか。
自分の正義は本当にうまく何かを導けるのか…
いろいろ考えさせられました。
そして松本清張的なものを感じました。
5にするには読み手を選ぶ…でも、スゴい作品でした。4では少ない、4.5くらい。
シリーズを続けて読みたい…なんとかしたい…と思っています。
原題はOdjuret 怪物、野獣という意味だそう。
スカンジナビア語ですよね。
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Posted by ブクログ
シリーズ二作目
前作で主人公の「秘密」が明かされた為、他のメンバーにバレないように行動が制限される。過去の事件の凶悪犯との知能戦にも苦戦、ほぼ活躍が無いまま時間が過ぎて行く。
事件の進展よりも人間関係のドラマを重視してる。監獄の中にいる凶悪犯とそれを支持する模倣犯のように、人と人が出会うこと変化していく様子が捜査班側の当時人物それぞれで描かれていて面白い。
「この人、この話だけで登場しなくなるのかな」と思うようなひとがキーマンになってきたり、あっさり消えたり展開が読めない部分は良い。でも、セバスチャンの活躍どころが上下巻なら一回ずつくらいは欲しいかな…女と寝てるか焦ってるだけやん…とか言い -
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Posted by ブクログ
女児暴行・殺害の罪で服役中の囚人が護送中に逃走
事件はそこから始まる
自己満足のために卑劣きわまりない犯行をおこす性犯罪者の視点
子どもの頃に性的虐待を受け、その記憶を呼び覚ますあらゆるものを氷釘で刺そうとする囚人の視点
最愛の娘を殺され、それでもなんとかして生きていかなければならない親の視点
犯人を捕まえるために総力を挙げて行方を追う警察の視点
物語は大きくこの4つの視点で進んでいく
そして、それぞれが駆り立てられるようにして起こした行動が思わぬ結果を招き、悪夢のような憎しみの連鎖が展開されていく
もちろん本作はフィクションだが、フィクションでも現実社会でも幼い子どもの死は本当 -
Posted by ブクログ
北欧を席巻した歴史ミステリー3部作とあっては、読まないわけにはいけません。4部構成。1部から3部までそれぞれ主人公が変わり、また各部の繋がりがまったくわからず、これは短編集かと思わされてしまいます。それもそのはず。目次をよく見ると秋から始まり、夏、春と遡っています。そして最後に、最初の秋の次の冬が来るという構成。1部では、手足が切り取られた死体が発見。2部では犯人が手足を切り取る様子が。3部は無実の罪を着せられた少女の刑務所からの脱出劇。残酷な場面もありますが、各部ともスリリングで、すっごく面白かった。最後のいわゆる解決編の第4部も、最後の最後まで楽しめる内容でした!
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