ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧

  • ミレニアム6 死すべき女 上

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    ついに最終巻に。読み終わるのが寂しいので、少し時間を空けてから読んだ。
    サブタイトルが死すべき女なので、カミラが死ぬとは思っていた。まさかのリスベットだったら…とも思ったが。
    2人の決着前の、エベレストでの話が結構ボリュームがあって、2人の姉妹の決着が薄かった。
    カミラは恐ろしい女だが、彼女なりの孤独を感じていたのだと思った。カミラはMを思い出す。

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    2023年04月07日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯 下

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    シリーズ二作目
    前作で主人公の「秘密」が明かされた為、他のメンバーにバレないように行動が制限される。過去の事件の凶悪犯との知能戦にも苦戦、ほぼ活躍が無いまま時間が過ぎて行く。

    事件の進展よりも人間関係のドラマを重視してる。監獄の中にいる凶悪犯とそれを支持する模倣犯のように、人と人が出会うこと変化していく様子が捜査班側の当時人物それぞれで描かれていて面白い。

    「この人、この話だけで登場しなくなるのかな」と思うようなひとがキーマンになってきたり、あっさり消えたり展開が読めない部分は良い。でも、セバスチャンの活躍どころが上下巻なら一回ずつくらいは欲しいかな…女と寝てるか焦ってるだけやん…とか言い

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    2023年02月04日
  • 1795

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    三部作の完結編。
    一番印象に残っているのは一作目だが、シリーズを通して当時の街の様子や生活などの描写が凄まじい。
    ストーリーだけでなく、目に浮かぶような描写に圧倒された。

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    2023年01月21日
  • 1793

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    序盤つまらなくてこれ我慢して読んでたら面白くなるのか?と思いながら読み続けてたらあら不思議、面白くなってました。
    全く馴染みがない想像以上に陰鬱な1793年のストックホルムが舞台なせいか序盤は全く感情移入できず、そもそもその時代で人一人亡くなったくらいでそこまで捜査する?みたいな。
    関所や警視庁が機能してる反面、街は不衛生で貧困が蔓延ってるという混沌と秩序が入り混じってる時代だったんでしょうね。
    3部作のまだまだ序盤。続編にも引き続き1部の登場人物が出るようなので早速1794読みます!

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    2023年01月08日
  • ミレニアム6 死すべき女 上

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    ついにシリーズを読み終わった。
    今回もいろんな謎が絡み合っておもしろかったけど、やはりラーソン版に比べると淡白で、本の中で起きる出来事の関連性が薄い気がしました。
    もっと緻密さがほしかったです。

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    2022年12月23日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    ついにシリーズを読み終わった。
    今回もいろんな謎が絡み合っておもしろかったけど、やはりラーソン版に比べると淡白で、本の中で起きる出来事の関連性が薄い気がしました。
    もっと緻密さがほしかったです。

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    2022年12月23日
  • 制裁

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    女児暴行・殺害の罪で服役中の囚人が護送中に逃走
    事件はそこから始まる

    自己満足のために卑劣きわまりない犯行をおこす性犯罪者の視点

    子どもの頃に性的虐待を受け、その記憶を呼び覚ますあらゆるものを氷釘で刺そうとする囚人の視点

    最愛の娘を殺され、それでもなんとかして生きていかなければならない親の視点

    犯人を捕まえるために総力を挙げて行方を追う警察の視点

    物語は大きくこの4つの視点で進んでいく

    そして、それぞれが駆り立てられるようにして起こした行動が思わぬ結果を招き、悪夢のような憎しみの連鎖が展開されていく

    もちろん本作はフィクションだが、フィクションでも現実社会でも幼い子どもの死は本当

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    2022年12月21日
  • 1793

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    余りの構成の巧みさに引きずり込まれてしまう面白さ。
    3部作という事で重厚なスペクタクル的展開になって行くと思うものの、群像劇という感覚。
    圧倒されんばかりの登場人物、多種多様、身分の上下があるし、種々の職業、生い立ちと家庭環境、犯罪歴すらも彩を添える。

    時間の流れが複雑で、秋~夏~春・・そして2番目に来るはずの冬。
    北欧サスペンスは手足が切り取られたり、眼球がえぐり取ってあったりが多い、今回もそう。
    慣れたわけではないが、残虐さを感じんくなってしまうのは一種のマネキン人形的に被害者を見てしまわされるせいもある・・2部ではその切断シーンの描写が映画っぽく語られて行くし。次が気になるなるの連続で

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    2022年12月20日
  • 1793

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    北欧を席巻した歴史ミステリー3部作とあっては、読まないわけにはいけません。4部構成。1部から3部までそれぞれ主人公が変わり、また各部の繋がりがまったくわからず、これは短編集かと思わされてしまいます。それもそのはず。目次をよく見ると秋から始まり、夏、春と遡っています。そして最後に、最初の秋の次の冬が来るという構成。1部では、手足が切り取られた死体が発見。2部では犯人が手足を切り取る様子が。3部は無実の罪を着せられた少女の刑務所からの脱出劇。残酷な場面もありますが、各部ともスリリングで、すっごく面白かった。最後のいわゆる解決編の第4部も、最後の最後まで楽しめる内容でした!

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    2022年11月27日
  • 熊と踊れ 上

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    【ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品】凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。その目的とは史上例のない銀行強盗計画を決行することだった――。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが……。はたして勝つのは兄弟か、警察か。スウェーデンを震撼させた実際の事件をモデルにした迫真の傑作。最高熱度の北欧ミステリ。

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    2022年11月24日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    シリーズ第5作目で今回もおもしろかったけど、どうしても前半3部作に比べると緻密さというかしつこさみたいな部分が減って、あっさりした感を感じました。

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    2022年10月22日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

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    シリーズ4作目は作者が変わってしまっていて、どうしてもこれまでと比較してしまうわけですが、物語の細部へのこだわりみたいなものが少し減っている気がしつつも、十分に読み応えがあっておもしろかったです。

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    2022年10月08日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

    ストーリーは楽しめましたが、場面場面の切り替わりが冗長で、特に後半は画一的に感じました。
    カミラの人物像が希薄で、工夫は凝らしていたのかもしれませんが、表面的な描写で終わってしまったかように感じます。残念。

    リスベットも同様で、作者はシリーズ6に入り、もうリスベットを描く際、青息吐息だったのではないでしょうか。
    一見、動いているように見えて、行動がワンパターン。徐々にドキドキ感がパワーダウンしてしまいました。

    ラストも何か、当たり前すぎるラストで終わってしまった気がします。

    #泣ける #切ない #ドキドキハラハラ

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    2022年09月30日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 上

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    200ページくらいまで主人公が女性と寝て、明け方ひっそりと立ち去ってただけなので、ちょっと大丈夫かな?主人公最低だな(褒め言葉)でなんとか読んでた。
    プロ意識高めのチームに合流してからは見せ場もあり、改めて「コイツ最低だな(褒め言葉)」で下巻へ

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    2022年09月23日
  • 1794

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    とりあえず、感想を一言で言うなら
    「早く1795翻訳出版してください」
    三部作ラストが読みたくてたまらないからである。
    今作において、隻腕の引っ立て屋カルデルと、不屈の女性アンナが健在なのは嬉しい。
    アンナには、また、驚くべき事態が次々降り掛かってくるのだが、その全てを乗り越えていく姿は、これだけでも1つの作品にしちゃっていいんではないかと思うほどだ。
    せーシルが前作で病死してしまい、どうなるのかと思っていた。
    実は生きてましたーというのが望ましいと思っていたのだが、やはり亡くなっていたらしく、弟のエーミルが登場し新たな相棒となる。
    しかし、この弟は、兄とは違う病を抱えている。
    彼らが調査する

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    2022年09月12日
  • 世界の天変地異 本当にあった気象現象

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    連日の異常な暑さ、ゲリラ豪雨。
    この書名、表紙が目に入りふと手を伸ばしてしまいました。

    めったにお目にかかれない衝撃の写真を、いつかは我が身、の思いで眺めました。
    竜巻は恐い。
    オーロラはみたい。

    自然には抗えないけど、これだけ災害が続くと、科学の力に期待せざるを得ません。
    でも
    「人類も自然というシステムの一部でしかない、そのシステムは人類よりも大きく、人類にはコントロールできないものだ。」 そうです。

    環境を守る、なんてこと自体おこがましいのかも。。。

    で、自分はなにをする? なにができる?

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    2022年08月04日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    ネタバレ

    著者が亡くなってしまったことにより、未完で終わるのではとおもっていた、ミレニアムシリーズ。新しい著者によっていつの間に3冊書かれ、1から始まる復讐劇も無事完結した。
    個人的には、原作者のラーソンより、ラーゲルクランツの方が、話が読みやすく好き。ラーソンの北欧の闇を描いた濃い内容に対し、ラーゲルクランツのほうが世界的な関心事になっていて理解しやすい内容だったからだと思われる。
    さて、今作のテーマは、冷戦後の二重スパイ勧誘の話。過去のエベレスト事故の裏には二重スパイ勧誘の失敗があったって話で、リスベットの復讐劇失敗から始まり、ミカエルに頼ろうとした浮浪者の死と言った繋がらない。だか、これら内容が繋

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    2022年05月01日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    過去4作と異なり、序盤から大仰さがなく、すんなり入れる。4作目から引き継いだ筆者が「より自分の特徴を出せた」せいだろうか。

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    2022年04月19日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 下

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    殺された少年は以前に通っていた学校でいじめられ、転校していた。母親、友人、担任と証言を得るうちに変化していく少年の印象。一方、トラブルメーカーのセバスチャンが加わったことで、殺人捜査特別班には波紋が広がっていた。被害者も証人も捜査陣もみな秘密をかかえるなか、セバスチャン自身もある事情を隠して捜査に加わっていた。

    もっと早く読めばよかった。この後三作が翻訳されているようだ。

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    2022年04月18日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 上

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    心臓をえぐり取られた少年の死体。センセーショナルな事件に、国家刑事警察の殺人捜査特別班へ救援要請が出された。四人の腕利き刑事+かつてのトッププロファイラー、セバスチャン。だがこの男、自信過剰で協調性ゼロ、アドレナリンとセックス中毒、捜査中でも関係者を口説いてしまう、はた迷惑な奴だった。

    今まで読んでいなかったシリーズを読んでみることにした。登場人物一人ひとりの描写が丁寧なのに、読みやすい。下巻に続く。

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    2022年04月17日