ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧

  • 1793

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    1793年のスウェーデンが舞台。目玉も舌もえぐられ両手両足も切断された死体。両手両足の傷は死後のものではないことが判明。いったいなぜ?誰が?猟奇と残虐の謎を2人の男が追う。L・V・トリアーも驚くであろう結末も衝撃。続編も読まねば。

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    2025年10月30日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯 下

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    セバスチャンシリーズ2作目

    次々に別の女性と寝てズタズタに傷つけて捨てていた人間のクズの天才心理捜査官セバスチャンが、猟奇殺人事件を追っている過程で偶然自分に娘がいたことに気づいて初めて人間らしい感情を取り戻す回

    心から愛する娘からせめて少しでも許されたい彼が父親であることを告白できないまま誤解されたまま一瞬許されたシーンが切なかったです

    久しぶりに日本語の本にどっぷり浸かってしんみり

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    2025年03月14日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯 上

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    ネタバレ

    上巻2024年12/29開始、2025年02/21終わり。
    あれだけ強かったのにすっかり弱い人間になってしまったセバスチャン・ベリマン、次々と違う女性を抱いて次々と弱い女性を傷つけてきた人間のクズだったセバスチャンが逆にそのことが原因でまともな人間になりそう。
    下巻も楽しみ。

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    2025年02月27日
  • ボックス21

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    スウェーデンの作家アンデシュ・ルースルンドとベリエ・ヘルストレムの共著の長篇ミステリ作品『ボックス21(原題:Box 21)』を読みました。
    アンデシュ・ルースルンドとベリエ・ヘルストレムの共著は6年前に読んだ『三秒間の死角』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    暴行事件の「被害者」が取った不可解な行動。病院に立てこもった彼女の目的とは――?
    〈このミステリーがすごい! 第一位〉の『熊と踊れ』著者が、大反響の『制裁』に続けて放つ、北欧警察小説の真骨頂!

    リトアニア人娼婦のリディアは斡旋業者から激しい暴行を受け、病院へと搬送された。
    意識を取り戻した彼女

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    2025年02月09日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨 下

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    スウェーデン作家ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著の長篇ミステリ作品『白骨 犯罪心理捜査官セバスチャン〈上〉〈下〉(原題:Fjallgraven)』を読みました。
    ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著は、先日読んだ『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン』以来ですね。

    -----story-------------
    〈上〉
    トレッキング中の女性が偶然見つけたのは、山中に埋められた六人の遺体。
    ずいぶん前に埋められたらしく白骨化していたが、頭蓋骨には弾痕が。早速トルケル率いる殺人捜査特別班に捜査要請が出された。
    トルケルは迷った挙げ句、有能だがトラブルメーカーのセバスチャ

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    2025年01月26日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨 上

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    スウェーデン作家ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著の長篇ミステリ作品『白骨 犯罪心理捜査官セバスチャン〈上〉〈下〉(原題:Fjallgraven)』を読みました。
    ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著は、先日読んだ『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン』以来ですね。

    -----story-------------
    〈上〉
    トレッキング中の女性が偶然見つけたのは、山中に埋められた六人の遺体。
    ずいぶん前に埋められたらしく白骨化していたが、頭蓋骨には弾痕が。早速トルケル率いる殺人捜査特別班に捜査要請が出された。
    トルケルは迷った挙げ句、有能だがトラブルメーカーのセバスチャ

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    2025年01月26日
  • 死刑囚

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    ストックホルム市警のグレーンス警部シリーズ第3弾。
    傷害罪で逮捕された男性の身元を調べると、アメリカの元死刑囚で、なおかつ既に死亡したとされていた…というミステリ。
    今回もグレーンス警部はボヤキまくりの怒鳴りまくり…だが、さすがに前作のような不法行為はしないで済んだかな。
    「グレーンス警部シリーズ」とは言いながら、このシリーズはグレーンス警部たち警察側の登場人物は脇役っぽく、今回も死刑囚が主役で死刑制度について考えさせられる内容。
    特に第四部は非常にスリリングで、読んでいて胃がキリキリする。

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    2025年01月26日
  • ボックス21

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    スウェーデンの警察小説シリーズ第2弾。
    今作もグレーンス警部はボヤキまくりの怒鳴りまくりで、挙げ句の果てに証拠品を私情に駆られて破棄してしまうし、かなりのダメっぷり。
    人身売買屋に騙されてリトアニアからスウェーデンに連れてこられて売春をさせられている女性が、入院した病院で人質を取って立てこもるというストーリー。
    グレーンス警部をはじめストックホルム市警察所属の登場人物のダメっぷりは全く褒められたものではないということはともかく、小説としてはテンポ良い展開にグイグイ引き込まれて読み進められる。

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    2025年01月23日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯 下

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    スウェーデン作家ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著の長篇ミステリ作品『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン〈上〉〈下〉(原題:Larjungen)』を読みました。
    ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著を読むのは5年に読んだ『犯罪心理捜査官セバスチャン』以来ですね。

    -----story-------------
    〈上〉
    出張帰りの夫の目に飛び込んできたのは、縛られて首をかき切られた妻の死体。
    その状況は、かつてセバスチャンがつかまえた連続殺人犯ヒンデの手口に酷似していた。
    だが、ヒンデは服役中のはず。
    模倣犯の仕業なのか? ある動機で、ふたたび捜査チームに加わろうと企

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    2025年01月22日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯 上

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    スウェーデン作家ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著の長篇ミステリ作品『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン〈上〉〈下〉(原題:Larjungen)』を読みました。
    ミカエル・ヨートとハンス・ローセンフェルトの共著を読むのは5年に読んだ『犯罪心理捜査官セバスチャン』以来ですね。

    -----story-------------
    〈上〉
    出張帰りの夫の目に飛び込んできたのは、縛られて首をかき切られた妻の死体。
    その状況は、かつてセバスチャンがつかまえた連続殺人犯ヒンデの手口に酷似していた。
    だが、ヒンデは服役中のはず。
    模倣犯の仕業なのか? ある動機で、ふたたび捜査チームに加わろうと企

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    2025年01月22日
  • 制裁

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    複数の少女を暴行・殺害した犯人が投獄された後に脱獄し、逃走中にさらに少女を殺害。
    ところが、その少女の父親が犯人を射殺してしまう。
    父親は殺人罪で逮捕されて裁判にかけられるが、その結末は…というクライムノベル。
    ストックホルム市警のグレーンス警部が主人公というシリーズの第1作目ということだが、「名推理で犯人を追い詰める」というミステリ小説的な人物ではなく、悪態をついてばかりの頑固者で感情移入はしがたい。
    むしろ本書の主人公は犯人を射殺した父親と服役囚たち。
    父親は有罪か無罪か、有罪なら量刑はどれくらいか…ということを考えさせられる内容であり、やるせない結末も含めて非常に印象深い読書体験だった。

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    2025年01月20日
  • 地下道の少女

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    スウェーデンの名前が最初よくわからなかったけど、4冊目ともなると慣れて、人物名を聞いてパッと人物像が浮かぶようになった。ハッピーエンドとか、まったく考えてないラストは、お前ならどうすると問いを投げられた気がして落ち着かない。というかさー、子供捨てる?お金の価値が人より高いんだろうねー
    そういう考えに染まらないように。グレーンス警部には幸せになってほしいと毎回思う。95

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    2024年10月24日
  • 熊と踊れ 下

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    最後の方は夢中になって読みました。軍人ギャングも刑事さんも両方が身近に感じられて応援(?)したくなりました。スウェーデンの家族の絆がとても強いってわかりました。あとがきも読むと小説の裏側がわかって良かったです。

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    2024年10月06日
  • アフガンの息子たち

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    アフガニスタンからひとりで逃げてスウェーデンにたどり着いた子ども(未成年という意味)たちの物語

    自分が児童養護施設に勤務してた頃と重ね合わせたり、入国管理について考えざるを得なかったり、いろいろ

    あと物語の構成に関してだけど、少しずつの部分について語られ、その間に余白(物理的にも)があって、それも良かった

    間違えてるかもしれないけど、詩的な印象

    とてもよかった

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    2024年09月05日
  • アフガンの息子たち

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    静かで余白の多い文章が印象的。押し付けがましくなく、けれどある種の芯の強さを持って、訴えてくる。逃れてきた子どもたちには、ひとりひとり体温があり、性格も抱えているものも違う生身の人間なのだと。日本にいるわたしたちにも他人事ではない。

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    2024年06月27日
  • アフガンの息子たち

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    物語は難民児童を保護する施設で働く、新人職員レベッカの視点から見た、アフガニスタンからの難民ザーヘル、アフメド、ハーミドについて描かれている。

    レベッカの緻密な心情表現や、施設以外での生活の様子は省かれているため、特定の感情誘導(例えば、難民の子供たちに対する可哀想、哀れみ、同情)もなく、淡々と進んでいく。
    余計なレベッカの心情表現に左右されず、世界情勢、難民政策などを考える必要もない。
    私たちは、ただレベッカの目をとおして、自分の中に物語を落とし込んで咀嚼することができる。

    読み終わったあと、どんなふうにこの感情を消化すればよいのか。石を飲まされたように胃が重くなった。

    日本でも難民へ

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    2024年06月16日
  • 熊と踊れ 下

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    軽い気持ちで、エンタメ感覚で(不謹慎だけど)手に取った犯罪小説だったのに、この読後感は予想外…。
    作中繰り返される「いまが、昔になれば。昔が、いまになれば。」が哀しく、切ない。

    続編読むの怖いなぁ。読むけども〜。

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    2024年05月24日
  • 死刑囚

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    テーマ、設定に強烈に引き込まれ、満員電車内での細切れ読書が恨めしくなるほど。最初から最後まで一気に、でも丁寧に、読み進めた。

    特に執行までのカウントダウン描写は、まるで自分が執行されるかのように手に汗握り、心臓が痛くなった。

    「死をもって死を償う」「死刑やむなし」が多数を占める日本。冤罪の可能性があるからとの理由で、死刑制度廃止へは傾かないのではないかと思う。

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    2024年03月16日
  • 熊と踊れ 下

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    三兄弟と幼馴染が軍の武器を奪い銀行強盗を繰り返す。視点を切り替えながらテンポ良く進んで行くので、長くても全く飽きなかった。表現のセンスも抜群でストーリーに引き込まれました。

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    2024年02月25日
  • ボックス21

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    ネタバレ

    「制裁」以上に、夢中になって読んだ。
    満員電車に乗るのが全く苦にならないほど。
    なんだったら、この本が読めるから電車に乗るのが待ち遠しかったほど。

    恋人(だったのか?本当に)に裏切られ、船内で殴られた瞬間に希望が粉々に打ち砕かれ、自分の身体が自分のものではないと思いながら、絶望の日々を過ごすリディアを思うと、胸が締め付けられる。
    リディアの命とプライドを賭けた立て篭もり、真実が白日の元に晒されて欲しかった。
    彼女の心が壊れることと引き換えに保持していた「ボックス21」、このタイトルにも胸打たれる。

    しかもこの売春斡旋はフィクションではない。
    こんなに辛すぎる思いをする女性は、この世にただの

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    2024年02月16日