ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧

  • 死刑囚

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    毎回の事ながら
    心して読み始めて入るものの
    「ん、今回はそんなでもないかなぁ」と思いきや
    ストンと落とされてしまう。
    新たな展開も多く 読み応えがあった。
    ため息しか出ない。

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    2018年06月06日
  • ボックス21

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    「制裁」の刑事達が登場するシリーズ二作目
    前回同様、読み終えた時の
    現実の問題を突きつけられた重みが凄い。
    前回のあとがきにもあったように、物語はフィクションではあるが、モデルになった人。事件事象は存在している事実。
    そして日本でも同様の問題がある事実。

    ラストの終わり方は途中で予想が出来たけど
    「そうであって欲しくない」という
    思いのまま読み進めて、嫌な汗をかいていたら
    放り投げられてしまった。

    登場人物紹介の並び順が、刑事達をメインにしていないあたりがにくい。

    過激な方法で目撃者から証言を得ようとするベテラン刑事に、汚れ仕事をさせていると自覚していながらも自分では一歩踏み出せないパー

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    2018年05月25日
  • 死刑囚

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    アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム『死刑囚』ハヤカワ文庫。

    再文庫化されたので再読。グレーンス警部シリーズの第3弾。奇抜な設定と予想外の結末が待ち受ける社会派ミステリーの傑作。読み返しても、なお面白い。

    スウェーデンで暴力事件を起こし、逮捕されたジョンと名乗るカナダ国籍の男は6年前にアメリカの刑務所で、死刑囚として獄死した男だった……何故、獄死したはずの男がスウェーデンに居るのか、彼の犯した罪は冤罪だったのか、彼の運命は……多くの謎を提示しながら、ストーリーが展開していく。

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    2018年05月05日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

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    NSAのネットワークに侵入したのはリスベットだった。
    彼女はある目的のため、この犯罪組織を追っていたのだ。
    犯罪組織のリーダーはサノスと呼ばれていた。
    一方ミカエルは、セルネル社が『ミレニアム』編集部から彼を追い出そうとしていることを知るが、さらに衝撃の事件が発生する。
    万全の警備システムを設置し、自閉症の息子と暮らすバルデルの家が襲撃されたのだ。
    警察の捜査が開始され、リスベットと連絡を取ることに成功していたミカエルも独自に調査に乗り出す。
    だが、今度はバルデルの息子に魔の手が伸びてきた。
    全力で息子を護るミカエルとリスベット。
    やがて一連の事件の背後に、リスベットの知られざる過去が大きく関

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    2018年03月18日
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女

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    雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の30パーセントを大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。
    ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との非難にさらされていた。
    そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。
    人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が何か大きな問題を抱えているようなので、会ってほしいというのだ。
    男の話からリスベットが関係していると確信したミカエルは、彼女に連絡を取ろうと試みる。
    一方、アメリカのNSA(国家安全保障局)は、産業スパイ活動を行なう犯罪組織の関連会社からバルデルが革命的な研究成果を持ち出したた

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    2018年03月18日
  • 制裁

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    面白かった。
    「制裁」という日本語を噛みしめる。
    戦争にしても殺人にしてもいじめにしても、それぞれの立場に立った時に見える景色は違う。
    考え続けること、思考停止しないことしかない。
    ただ1人、犯人だけは本当に最低!と思ってしまうのだが、
    またそこにも落とし穴を感じて、薄気味悪い。

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    2018年02月12日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨 下

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    うっ、うっ、うわぁぁー!
    …と、思わず最後声がでた。

    犯罪心理捜査官セバスチャンシリーズ3作目となる本作、今までで一番面白かった。
    事件は過去のもので血腥ささはほとんどなく、登場人物たちの人間ドラマに焦点があてられている。
    相変わらずと言えばいいのか、もう本当にセバスチャンがサイテーである。ここまで主人公が人としてサイテーな話って他にあるのだろうか?主人公最低人間ベストテン(犯罪者のぞく)とかやってみたい気がするが、セバスチャンは断トツトップなのではないだろうか?

    続きが気になって仕方がないので、早速次を読もうと思う。
    …あぁぁ、どうなるのだろう?

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    2018年01月21日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 少女 下

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    嘘だらけだけど家族になった姿にほっとしつつも切なかったなー。でもとても面白かった。
    セバスチャンも活躍したなー。この活躍が犯罪心理捜査官らしいのかはわからないけども。

    ミステリーではあるけれど、どちらかというとセバスチャンの変化とか再出発みたいなのが全体の軸なんだろうな。このあとどーなるんだろー。次巻が楽しみ。



    …でもそろそろ集結して欲しい気もする。みんな好きだけど。色々解決してスッキリしてから、みんなで事件解決していってほしい。

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    2018年01月12日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 下

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    すごく面白かった!!!
    二転三転で全く予想できなかったうえに、最後の最後まで驚き。加えてセバスチャンのキャラも本当に憎めない。たまに集中するところとかわくわくした。
    本当に面白かった!続きも楽しみ!

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    2017年12月29日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

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    残念ながら作者が変わり不安だったけど、最初に少し違和感あっただけでそれもすぐ無くなりすんなり入れた。
    読みやすくなったかな。ラーソンが生きてたらこの展開をどう思うのだろう?
    リスベットは相変わらずかっこいいのだけど、ミカエルが女たらしではなくなって影が薄くなったかな。
    新たな敵も出てきたしまだまだ続きそうで楽しみ。

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    2017年12月27日
  • ボックス21

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    最後の3行に、、、帯の煽りは期待せず読んでいた。
    最初から最後まで重苦しく、緊張感ある展開。それでいて読みやすく、一気に読める。
    破綻もなく、最後まで一気に持っていかれた。
    女である身としては、なんども繰り返される苦しい描写がなんとも辛かった。
    そして、最後の3行には、、、、久しぶりに心底驚き、その余韻に浸りました。1作目も読もうと思います。

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    2017年12月09日
  • ボックス21

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    アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム『ボックス21』ハヤカワ文庫。

    北欧社会の闇を描いた警察小説の傑作。ランダムハウス講談社より刊行されたグレーンス警部シリーズ第2作が復刊。本作のラスト3行の衝撃はフィリップ・マーゴリンの『黒い薔薇』にも優るとも劣らない。

    売春斡旋業者から激しい暴行を受け、病院に搬送されたリトアニア人娼婦のリディアが取った思いも寄らぬ行動は事件の真相へと…

    ランダムハウス講談社版で既読であるのだが、これから刊行されるであろう未訳作品に期待を込めての再読。

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    2017年11月26日
  • 制裁

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    人は誰かのために何かを為すことは多分できない。だから社会は不完全だ。でもその社会の中でしか生きられないのも人なのだという矛盾を強く感じる。
    テーマは重いし、救いはないし、読むのが辛いけど読まなきゃいけない気がしてとても疲れる一冊でした…
    あと訳がやはり素晴らしい。北欧ミステリなのに誰が誰だかわからん!てならなかったのは翻訳の手柄もあると思います。

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    2017年04月30日
  • 制裁

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    アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム『制裁』ハヤカワ文庫。

    2007年にランダムハウス講談社より刊行されたグレーンス警部シリーズ第1作を、著者による改稿を反映した上で再文庫化とのこと。既にランダムハウス講談社版を読んでおり、再読となる。

    日本人作家であれば、薬丸岳が取り上げそうなテーマであり、非常に考えさせられる警察小説である。愛する娘を殺害された父親の犯人への復讐の是否を問う問題作。

    幼い二人の少女を毒牙にかけ、殺害した卑劣な性犯罪者ベルント・ルンドが移送中に脱走する。脱走したベルント・ルンドは再び一人の少女を殺害する。殺害された少女の父親フレデリック・ステファンソ

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    2022年06月01日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

    購入済み

    リスベット最強!

    ミレニアムは小説1〜3、映画もドラゴン•タトゥーの女、スウェーデン版の3作全て観てきましたが、作家が変わり、エンターテイメント性が大いにアップしたように感じます。
    リスベットのスーパー•ヒーロー(ヒロインではなく)振りも興奮度大です。
    最近、マーク•グリーニー好きな私としては、最高に楽しめた作品でした。
    映画化の際には、リスベットの人選に気を付けて欲しいですね。、

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    2017年02月16日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

    購入済み

    また会えた!

    夢中になって読んだ。人工知能、自閉症、どちらのテーマも元々興味をもっていたので、勿論面白かったけど、何よりリスベットが変わってない!また会えた!こんなに嬉しいことはない。

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    2016年12月05日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

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    数学の話は正直よくわからなかったけれど、リスベットとアウグストの交流には心が温まった。
    弱きが強きを挫くという構図もそのままで、読後感は爽やかなんだよな。
    リスベット無双しすぎじゃないと思う部分もあるけれど。
    第一部、第三部を思い出さずにはいられないラストで、リスベットとミカエルの物語としては、これを読めただけでも第四部を読んでよかったと思わせられた

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    2016年10月19日
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女

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    三部までと違う作者であることを感じさせない。
    相変らず面白ーい。

    前作で様々な人に釘を刺されたリスベットが、結局これまでと同じ(もしかしたらそれよりも過激な)生活をおくっていることは少し残念かな……
    でも、まっとうな会社に就職してまっとうな社会人生活をおくるリスベットなんて誰も求めてない!からこれでいいのかもしれない。
    最終的にはリスベットが敵をぶっとばしてくれるのではと期待してる。

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    2016年10月15日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

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    ネタバレ

    下巻になっても物語は疾走することなく、一気にラストに流れ込んだ。
    この作者がオリジナルの小説が初めて、と言うのは驚異。
    もちろん、4作目のプロットがある程度出来ていたのは知っているが、それにしてもここまで完成度を高めるのは至難の業。単に上手くかけてるだけではなく、それぞれのキャラも今までの物語を踏襲したうえで発展させているし、過去キャラや過去のエピソードも散りばめられている。しかも過去の作品を読んでいる読者には楽しめ、そうでない読者も戸惑わない程度に、という絶妙のバランス。
    敢えて難癖をつけるなら、登場人物が多すぎて戸惑う点?
    本筋に全く関係ないキャラまでしっかり肉付けされていて、そこまで過剰

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    2016年09月12日
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女

    購入済み

    上下巻一気読みして

    続編を期待していなっかったから、上下巻一気読みしました。作者は違っても充分面白かった。1、2、3巻は何度も読み、映画(DVD)ハリウッド版もスエーデン版の1、2、3作も何度も観ました。4巻もハリウッド版で映画化して欲しいです。ルーニー マーラーの一人二役観てみたい。
    原作者の構想は10巻迄あったそうですね。続きが出れば読みますが、余韻を残しつつこの辺りで終わらせる方が僕は好きですね。

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    2016年09月08日