ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧
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辛口で言うと…
リスベットがムキムキ正義感リスベット姐さんて印象です。口数が多く情に流されそうな。何考えてるか解らないクールな少女は何処へ行ったんだ(ガリガリで少女のように見えるとか云う設定無かったかな…)
でも、ラーソンのリスベットが非常にカッコ良い&クールであまりのつれない態度にモヤモヤさせられていた部分があったので、カッコ良さを残してリスベット姐さんに成長してくれたと思えば良いのかな。
邦訳の方もメインは代わられている所為か、文章に堅さが無くライトで読みやすい。ボリュームもそこそこ。
手軽に楽しめるミレニアム、と言った処です。
今年は第5作出るのですかねー。 -
Posted by ブクログ
小さなことがまわりまわって思わないところで影響がでる、っていうバタフライエフェクト。
家をでた母親と、娘、そして全く別の既婚男性の三人、それぞれの<バタフライエフェクト>の話。
メインは母親で、彼女のトラウマが結局彼女の今を作っていて…。
でもなぁ。彼女もまだ子供だったんだよ。妹よりも自分自身を守って当たり前だったのだと、って<行動を起こさなかった>ことだから、だれにも相談できないよね。
で、おいおいな男と結婚してしまうのだが。
そして、人生の終わりにすべてをリセットしようとする。
その行動力が、もっと早くにでていたらねって思う。
なんつーか、人を縛るものの一番大きなものは、自分自身なんだよね。
娘も、随分な態度だねって思うけど、あの両親の子供じゃ仕方ないか。
とはいえ、母の態度が変わることで彼女も変わる。
既婚男性が…。
なんか、バタフライエフェクトの顕著な例として、描かれたのかなと思うけど、気の毒すぎる。
カウンセリングの必要性というか、自分をきちんと見つめるというか、受け入れるってことは大事だなと。
ん。
これは、自己を向き合う話だったのかな。
そうかもしれない。
うん。きっとそうだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作者が代わって、強烈だった3部作の世界観が無事引き継がれるのだろうか・・・?とかなり心配していたのだが、
ラーゲルクランツ氏は実に良く研究されて、且つ上手く自分の世界観も組み込んで作品を作り上げてくれていたので
テンポ良く「新ミレニアム」の世界に引きずり込んでくれた。
リスベットの過去がほぼ明らかになってくれた事や、カミラの暗躍については、なるほど・・・と思わせてくれた所は流石だな、と。
ただ正直、上巻を読んだ際に不安要素が無かったわけではない。
展開からして下巻だけに纏まり切るのか?と言う点に尽きると思う。
結果、A.I.研究の行方(フランスが消去したもの以外に本当に痕跡は無いのか?)とか、
サヴァン症候群であるアウグストとリスベットの間に芽生えた「信頼関係」、カミラの暗躍、エドvsリスベット、ミカエルvsセルネル社(結果、株式を買い戻して云々とはあるけれど・・・)、リーヌスのその後・・・等など、展開が駆け足過ぎて、少々内容が薄くなってしまっていたのが、私評・5つ星に届かなかったところでもあるのだが・・・。
あと、これは個人差がある(きっとある筈)と思うが、3部作のリスベットと今作のリスベットにはちょっと(些細だが)差がある様に思えた。
まぁ、物語の時間軸が進んだと言ってしまえばそれまで、リスベットも成長すると思えば納得なのだが・・・
今作のリスベットには「危うさ」よりも「安心感」の方が強かった様な。平たく言えば「大人びた」と言うのが当てはまるか。
何だかんだ言っても、この世界(ミレニアム)は無事引き継がれ、次なる世界が用意されていると言うのが嬉しくて堪らない。
2017の第5部、2019の第6部、いつになるか分からないが、
この第4部の映画化(決定はしているらしいが・・・)が待ち遠しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ北欧ミステリーの大ヒット作がまさかの続編?!
あのリスベットやミカエルにまた会える~
ストーリー展開や語り口がラーソンを彷彿させるらしい(邦訳本なので私は判断つきませんが……)ですが、実に見事に三部作の内容を引き継ぎ隙間を埋めるエピソードが随所にちりばめらりているあたりは、あっぱれである。
なので、三部作を読んでいない方には、酷ですが「三部作から読め」とお勧めします(笑)
この上巻は事件しか起きません。
しかし、最近流行りの「人工知能」や「サヴァン症候群」が取り上げられ飽きさせません。
そして何故か、
私の誕生日に事件は起きます(笑)
ただ、ミレニアム買収騒動が本当に必要だったのか、そこが謎。そして、エリカの言動が個人的にあまり好きになれません……そんなところまでしっかり引き継いでいてくれている:(;゙゚'ω゚'):
……そして怒涛の下巻へ -
Posted by ブクログ
【殺害された女性たちには、1つの共通点があった。しかしその発見は、捜査班に不穏な空気をもたらすものであった。全ての鍵を握る男・ヒンデにアプローチをかけるヴァニヤたちであったが、セバスチャンは彼に危険を感じていた。そして不穏な動きを見せるヒンデの狙いとは……。】
誰が犯人なのか……と思ったら、下巻の序盤で明らかになります。今回は前作のような、犯人当てミステリーではなく、次に何が起こるかわからないサスペンスになっています。
前作の皮肉や冷静さはどこへやら。今回のセバスチャンに余裕はまったくありません。ある人を守るため、なりふり構わず奔走します。しかし、その人に思いは届かず……。この苦しみが彼への罰なのか。
前作とは全く異なる展開を見せる第二弾。ラストの波乱の展開に備えよ! -
Posted by ブクログ
上巻を読み終わって、いま下巻の真ん中へん。
捜査も佳境。ターゲットが絞られた!
期待しないで読んだけど、なかなかに面白い。
まず主人公のセバスチャンが面白い。
自己中でひねくれてて世の中なめてて
おまけにすぐに女とやっちゃうしょーもない男。
まぁ、それだけモテるわけだし
彼がそうなったのには原因があるわけだが。
チャラいイメージの(←偏見)セバスチャン
という名前がよく似合う男である。
他の人物もキャラクターがよく差別化されており
生き生きと描かれているのでイメージがとてもしやすい。
映像化を想定しているのだろうけど。
まず最初に登場する、所轄の警部ハラルドソンは
子供を欲しがる妻から「作業」のようなセックスを
昼夜強要され、ヘマばかりしていてコミカルだ。
バツイチの捜査特別班刑事リトネルは
人妻である優秀な鑑識官ウルスラとできており
部下のヴァニヤやビリーはそれに気づいているが
当然、見て見ぬフリをしている。
そして、我らがセバスチャンは
被疑者の母親らとも寝てしまい。。。
さすがフリーセックスの国、という言い方をすると
スウェーデンの人に怒られそうだが
そんな生々しさが人物に色彩を与えていて
感情移入がしやすくなる。
殺伐とした事件の人間くささも際立つ。
さて、事件はどうなる? →下巻へ