ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧

  • 運命と希望

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    ネタバレ

    『1793』『1794』『1795』のスウェーデン貴族の末裔である作者の、自らのご先祖さまの15世紀の謎に迫る作品、というので読んでみました。

    国家、支配、民衆、重税、教会、他国の支配、陰謀、家長、血縁、家柄、賢い女性、BL?

    父の謎の行動、最大の事件…

    しかし!なんと続編があるのですね、先に知りたかった。果たして読めるのでしょうか。

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    2026年04月30日
  • 熊と踊れ 上

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    【2026年13冊目】
    三兄弟と一人の幼馴染。綿密な計画、準備、練習、そして実行。四人の男は痕跡を残さず仕事をやり遂げていく。武器を奪い、銀行を襲う。たが、綻びは少しながらも確かに生じ始めていて――実際の事件を元にした一作、上巻。

    こういう話は苦手です。なぜか。視点が犯人側、犯罪を犯す側だからです。ヒヤヒヤしてならない、なのにこれまで歩んできた背景も描かれるもんだから、純粋に「悪い奴らだ」と思うこともできない。犯罪は成功しない方がいいのに、失敗しないだろうかとハラハラして心のどこかで応援してしまう。自分の倫理観との戦いみたいになってくる苦笑

    実際の事件を元にした話ということで、調べたら結末とか出てきそうですが、もちろん調べずに読み進めたいと思います。工務店として真っ当に暮らしている彼らがなぜ犯罪に駆り立てられたのか。有り余る富は、もちろんあって困るものではないですが、リスクを犯してまで得ようとするのは一体どんな動機があるのか。

    下巻も上巻と同じくらい分厚いので読むのにはなかなか時間がかかりそうですが、しっかり見届けたいと思います。

    なお、こちらの本は「一万円選書」で選んでいただいた作品です。

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    2026年01月24日
  • ボックス21

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     元服役囚ベリエ・ヘルストレムと作家アンデシュ・ルースルンドの描く事件は、現在のスウェーデンでの深刻な病理を浮き彫りにする。

     フィクションでありながら、現実の社会の闇でもある人身売買と強制売春の悲しい事件に取り組むグレーンス警部もまた、時代が生み出したかのようなモンスター級の犯罪者によって引き起こされた、やるせない過去を抱えながら生きている。
     彼の過去と、それを引きずりながらの痛々しいまでの現在の生活が、シリーズの中で徐々に明かされていくほどに、読み手の切なさは増していく。

     不完全燃焼のような今回の事件の終わり方。この先のシリーズの中で、解決の展開を見せるのか?!

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    2025年09月26日
  • ミレニアム6 死すべき女 上

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    山岳ミステリも入ってきてワクワクする。
    ほとんどのファンがそうかもしれないけど、ラーションのミカエル&リスベッドに魅了されて読んできたとすれば、このミカエルもリスベットもよく似た他人。ミカエルはリスベッドに「拍手、拍手」なんて返信しない。アホみたいにタバコ吸ったりエリカとの上質な会話もなくなってしまった。もう、別のストーリーとして読むべき。公式な同人誌なのかもしれない。
    上述した通り、山岳ミステリが入ってDNAからホームレスのルーツを探るところは面白かった。高山の酸素量に耐えられる人種ってすごい。肺活量を必要とするスポーツ選手や他の職業では大活躍なのでは?
    下巻でいよいよカミラとリスベットが対立するだろうけど、そっちよりホームレスの来し方が気になる。

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    2025年09月12日
  • アフガンの息子たち

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    作られた物語なのに、妙な生々しさがある。難民児童。18歳未満の難民のことを指すようだ。どこか遠い世界のことのようにも思えるが、近い未来かもしれない。難民を受け入れる側か、受け入れてもらう側か。どちらの可能性もある。大人はなんとかなるだろう。子供はどうだ。一人で祖国から逃れてきた少年。このご時世SNSで祖国に残された誰かしらとつながろうと思えばつながることはできる。逃れてハッピーではない。アンハッピーでもないが。不安と不満はつきまとう。異国での暮らしは想像以上に自分の存在を不確かなものにしてしまう。

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    2025年08月02日
  • コメディ・クイーン

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    うつ病から自殺してしまったママ。ママと同じにならないように、ママがしていたことをしないと決めた12歳の少女サーシャ。そのために7つのリストを作る。髪を切るとか、生きもの面倒をみない、本を読まない…そして7番目がコメディ・クィーンになるだ。

    元気を装っているけれど、深く傷ついているサーシャとパパ。パパと訪れた児童精神科の心理士リン、親戚や友人に見守られながら、サーシャとパパは再生していく。

    テーマとして暗くなりがちなのだが、明るくサーシャを応援したくなった。

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    2025年06月24日
  • コメディ・クイーン

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    激しい衝撃を受けたときに泣けないほど悲しみの感情を抑圧してしまって……という展開。あれ、最近読んだぞと思ったら杉森くんか。

    でも、こっちはちょっとすんなり入ってこなかった気がする。これは純粋に好みの問題だな。ママのようにならないためにママを反面教師としてリストを作り、いきなり髪を切ったり、ずっとほしがっていた犬をことわったり、本を読むのをやめたと宣言したりして、その理由は周囲に一切説明しないという意地の張り方がちょっと苦手なんだけど、わたしはやっぱりストライクゾーンがせますぎるのかもしれない。そっちで悩む。

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    2025年05月23日
  • コメディ・クイーン

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    母が自殺してそれを抑圧して明るく振る舞おうとする少女の話。
    期待して読んだのだけど、ちょっと残念。
    状況はわかるけど、どんなふうに彼女が変わるのか期待していたが、あまり心に響かなかった。

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    2025年05月04日
  • ボックス21

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    北欧ミステリらしさはあるものの、この展開はどうなんだろう?しかし、1人の人間が何においても間違わず正しいというのは読み手の私がそう思い込んでいるんだろう等々様々な思いが去来。
    「恥」がテーマになってるようだけど、私から見たらそれは「恥」とは思わなかったりして、「恥」の範疇は人によって違うぞと。作者が「恥」とか社会問題に気をとらわれすぎて、物語が少しブレているような気もする。あとグレーンス警部って前からこんなヒステリーおじさんだったかな?
    いろんな?マークが浮かんでくるので、次の「死刑囚」も読もうと思う。

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    2025年04月08日
  • 地下道の少女

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    バスから捨てられた子供たちの事件と地下で暮らす人々は別物だった。なんか最後繋がるのかなと思ってたけど。

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    2025年03月31日
  • 死刑囚

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    ネタバレ

    4でもいいかもしれない。
    というかアメリカの警察はそんなもんなのか?ってくらい真相見ないというか、誤認しすぎ。
    救いのない終わり方だった。

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    2025年03月10日
  • 熊と踊れ 下

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    ネタバレ

    不思議な家族の結束。
    レオと父の関係は予想外だったな。嫌いなのかと思いきや、どこかで繋がっている。
    兄弟間の結束も。子供時代を考えるとそこの結束は固くなりそうだけど。離れてもやはり繋がってる。

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    2025年02月09日
  • 熊と踊れ 上

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    下巻へ。
    レオが冷静でなくなるというか、感情にコントロールされるようになってきた。ここから綻びるのかな??

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    2025年02月04日
  • コメディ・クイーン

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    ネタバレ

    日本の作家と海外の作家の違いは今までにも何度も書いているが、海外作家さんは屈託卑屈屁理屈の3屈がないんだよね。すべてストレートに訴えてくる。だから情が湧くしすぐに溶け込める。この本の対象年齢はおそらく少年少女なんだろうけど大人が読んでよ包み込みたくなる温かさがある。大好きなお母さんみたいになりたいけれど、お母さんみたいになったら早く死んじゃうと本気で考えた少女の純真さが生んだいくつかの十か条、みたいな中の一つがコメディークイーンになる事。子供が親から、大人から受ける影響は大きい。それをまた多くの大人の愛の手で支えていってほしいと願わずにはいられない物語。

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    2025年01月05日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    ネタバレ

    今回はストーリーに意外性があまりなくて単調な印象でした。
    遺伝と環境に関しても、認識の変化の歴史としては興味深いのかもしれませんが、現代の遺伝学からすると特に専門的な内容にも踏み込んでいないし当然のことを言っているだけ(遺伝要因と環境要因があることのみでその具体的な内容の言及は無し)なので特にテーマとしての深みがなかったのが残念です。

    また、ファリアの話とレオの話に実質的な繋がりがないので、リスベットとミカエルが同時にピンチに陥いるのがストーリー上のご都合展開に感じました。
    謎解きに関しても、新しい登場人物から順番に話を聞くという方式だったので、ロールプレイングゲームのようにミカエルがたらい回しにされているだけに思えました。実際のジャーナリズムがどのようなものなのかあまり知らないのですが……。

    全体的には、特に退屈せずに読み切れました。
    それでも、わざわざリスベットの過去に双子の研究の要素を入れる必要はなかった(リスベットの子供時代がごちゃごちゃするだけ)し、ホルゲル・パルムグレンを退場させたのも、単に話を盛り上げたかっただけに感じられました。

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    2024年07月07日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    ネタバレ

    前作よりもスローテンポな印象です。
    あまりまだ引き込まれる要素が見当たりませんが、面白くなって行きそうな予感はします。
    特に、レオの利き手問題。あとは、ファリア・カジの問題がどう絡んでくるのかわくわくしています。

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    2024年07月05日
  • 地下道の少女

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    グレーンス警部シリーズ4作目。真冬のストックホルムに43人の子供が置き去りにされる。同時に地下道で起きた殺人事件。チームはそれぞれの事件を追いながら、世の中の理不尽と向かい合う。
    北欧ミステリーらしい、重く深いテーマ。普段は気難しく身勝手なグレーンス警部の、弱者に優しさしまなざしも垣間見られる。読後感が良いとは言えないが、心に残る一冊である。

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    2024年05月06日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 少女 上

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    セバスチャンのキャラが違ったらもっと人気出てたのかな…でもこのキャラだからこそ起きていることがややこしくなってきて面白さにつながってるんだよな…下巻へ

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    2024年03月28日
  • 死刑囚

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    暴力事件で逮捕されたカナダ国籍の男。グレーンス警部たちは、彼が米国の死刑囚であることを突き止める。死刑制度に対する国家間の考え方の隔たりなど、忌憚なく問いかけられる。読後感は良いとは言えないが、珍しい形の骨太ミステリーである。

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    2024年03月14日
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯 下

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    セバスチャンシリーズ第二弾。初めて読んだが、十分楽しめる。物語当初はセバスチャンのパーソナリティが、説明され、多少退屈さも感じる。しかし、彼と関係を持った女性たちが殺されるという、猟奇的連続殺人事件と、それを操る黒幕が判明されると、その後は一気読み。シリーズで読みたい。

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    2024年01月21日