橘明美のレビュー一覧

  • 傷だらけのカミーユ

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    やられたー!って感じ

    読み始めはまたカミーユの愛する人がひどい目に。。えーこの人も死んじゃったらどうしよう。。と思いながら読み進めました。が!途中から思わぬ方向に話が進んでいき、なるほどねーそうきたか!という感じでした。全くやられました。。そこからは読む速度が上がるあがる。。でもやっぱり傷だらけのカミーユなんだなぁと思いました。

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    2021年04月25日
  • 悲しみのイレーヌ

    購入済み

    ドキドキしました!

    Jディーヴァーの作品が好きで日本語訳の作品はよく読むのですが、最初は作品特有の流れに頭がなかなか慣れずにいましたが、読み進めるうちに予想外の展開が繰り広げられ、あっと言う間に読み終えてしまいました。悲しみのイレーヌも読んでいたのでカミーユの心情も理解できました。どちらも好きな作品です。

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    2021年02月07日
  • わが母なるロージー

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    ネタバレ

    読書備忘録547号。
    ★★★★★。
    カミーユ警部シリーズの番外編的な中編小説。
    時間軸としては3部作の中ほどの設定とのこと。
    ほんと流石です。このボリュームでこの満足感。
    パリの街中で爆破事件が起きる。幸いなことに死者はいない。直後に警察に自首してきた青年ジャン。
    使った爆弾は第一次世界大戦で無数に降り注いだ砲弾の不発弾であると。しかもあと6発仕掛けてあるという。
    青年の要求は、殺人罪で収監されている母親ロージーの釈放と、オーストラリアへの高跳びの容認。
    毎日一発ずつ爆発する設定になっていると。
    仕事を終わり、恋人のアンヌのところに行こうと思っていたカミーユは呼び戻され、同僚のルイと次の爆発ま

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    2020年11月10日
  • ムーブ ユア バス

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    いわゆる企業向けに書かれた本‥とあるけど
    実際は運動クラブチーム、学校、教室‥などなどあらゆるチームに当てはまる本。
    チームに所属する人間を5つのタイプ別に紹介
    次に、各タイプ別の成長の仕方
    最後に、各タイプへの対応の仕方‥

    様々な場所で有効な考え方だと思う


    ところで、自分はジョガーかはたまたウォーカーか‥
    ライダーではあってほしくないな‥と思ってる

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    2020年10月25日
  • 合本 悲しみのイレーヌ その女アレックス 傷だらけのカミーユ【文春e-Books】

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    読み出したら止まらない

    長い話ではあるものの先が気になり、飽きずに楽しく読むことができる作品

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    2020年08月22日
  • 傷だらけのカミーユ

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    安定した良作

    アレックスほどの衝撃はないが、主人公の魅力と予想もしない展開に毎度の事ながら一気に結末まで読み進めてしまう
    今作も犠牲になるのは女性
    ルメートルはカミーユシリーズの中で、社会の中で迫害され搾取される女性達を鋭く切り取り描いている
    それに寄り添うカミーユ警部の繊細さと純粋さに心打たれる
    日本の刑事物にはないロマンティックな描写も含め、女性ファンの獲得が大いに見込まれる作品である

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    2020年05月30日
  • その女アレックス

    ネタバレ 購入済み

    映画のように引き込まれる

    暴力的でグロテスクな描写も少なくないが、展開のスピード感と脇役たちのユニークな個性に飽きる事なく最後まで読み進められる
    動機や様々なテクニックが新鮮かと問われると厳しい部分はあるが、主人公のタフさとその裏に秘めた悲しみは女性読者を勇気づけるに余りある共感を誘うのではないだろうか
    自らの受けた屈辱に対し華麗な復讐を(犯罪という形とはいえ)成し遂げるヒロインに胸のすく思いを持つ女性も少なからずいるように思われる

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    2020年05月18日
  • ハリー・クバート事件 下

    購入済み

    本当に面白いと言える本

    ミステリーと言うと最近は過激で猟奇的な内容が多く読後の後味の悪い物に辟易していましたが、この物語は海外ドラマを見ているように止まらなくなりました。どの登場人物にも魅力があって会話が面白く、ストーリーはページをめくる度に謎と驚きで読んでいる時間が本当に楽しかった。

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    2020年04月30日
  • 奴隷のしつけ方

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    奴隷のしつけ方。古代ローマ時代の奴隷のしつけ方と現代の日本社会の労働者管理のあり方はとても似ている。現代の日本社会では奴隷制度は存在しないことになっているけれど、結局は奴隷制度に近いものが残っているのかもしれません。

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    2018年09月03日
  • ムーブ ユア バス

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    ちょうど職場で問題を抱えており、迷いがあったところに、この本と出会いました。

    ランナー
    ジョガー
    ウォーカー
    ライダー
    そしてドライバー

    この分類で周囲の人にどう接し、どう扱い、どうやって盛り上げていけばいいか。

    たくさんのヒントをいただきました。

    もっといい仕事をしよう
    もっといい生き方をしよう

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    2018年06月09日
  • ハリー・クバート事件 下

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    下巻に入るやノラはハリーとの許されぬ恋の果てに横恋慕した男に殺されたことが明らかになりハリーは釈放された。物語はフィナーレを迎えると思いきや、繰り返すどんでん返し。真犯人は違うのか?ノラは何者なんだ?登場人物のそれぞれの人となりが二転三転する。立っては投げられ攻めては返されを繰り返すかわいがりのような展開に読者として心身ともにボロボロにされ、最後まで騙され続ける(^。^)

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    2017年11月04日
  • ハリー・クバート事件 上

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    スイスが生んだ傑作ミステリは噂に違わぬ素晴らしさ!人気作家となったマークスは2作目が書けずに悩み、恩師で大作家のハリークバートのところへ行く。しかしハリーは33年前に失踪した美少女の殺害犯として逮捕されてしまう。彼の無実を信じて捜査を始めると意外な過去が次々と明らかになる。凄い筆力とストーリーは惹きつけて離さない。33年前ハリーに起こった数々の事件、少女ノラとハリーの許されぬ恋。2人を巡る様々な人々。ページをめくる手が止まらない。誰が真犯人なのか、ノラは何者なんだ、邪魔をするのは誰だ?マジで下巻を早く読みたい!

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    2017年11月03日
  • 奴隷のしつけ方

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    古代ローマの「架空の」貴族に語らせた、奴隷の扱い方ハウツー本です。面白いです。
    古代ローマの庶民の生活も分かりますし、とにかく奴隷制度が当たり前に定着している様子が分かりますね。
    最後に触れられていたように、時代的に、キリスト教は奴隷に支持されて広まってきたのかと思ってましたが、どうやら違うようですね。
    本書を、組織の管理方法論と見るか、古代の大衆歴史書と見るか、なかなか興味深いです。

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    2017年09月07日
  • ハリー・クバート事件 下

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    アメリカはニューハンプシャー州の田舎町オーロラで33年前に失踪した美少女の白骨遺体が、町に在住の国民的大作家ハリー・クバートの自宅の裏庭から発見され、彼は殺人容疑で逮捕されます。彼の教え子であり、デビュー作がベストセラーとなった作家(ただし二作目が書けずに悩んでいる)でもあるマーカス・ゴールドマンは、自身の恩人であるハリーのために、事件の真相を探ることにします。

    現代と過去を行きつ戻りつしつつ、次第に明らかになっていく事件の全貌、と思いきや次々にそれらが覆されるどんでん返しの連続に、1000ページ近いボリュームもあっという間の面白さです。

    少女の失踪(殺人)と田舎町での人間模様という点では

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    2017年06月20日
  • ハリー・クバート事件 下

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    ついさっき、下巻を読み終わった。ちょっとしたロス状態に陥っている。

    なんせ下巻もものすごく面白くて、ページをめくる手が止まらず(ページめくるのも、じれったくなるぐらい)寝てる時と風呂以外のほとんどの時間、この本に費やしていた。

    謎だらけのノラ事件と、ベストセラー本、悪の起源、オーロラの町の人々。。。アミューズメントパークの巨大迷路に迷い込んだかの様な、出口の見えなさ。何これ?どうなってんだ!え、なんだって?!あれ、こいつじゃない。じゃあ、誰なんだよ!って頭の中で推理してたけど、私はまんまとこの著者に騙されていたし、ミスリードしまくってた。

    そして全てが白日の下にさらされた時、それぞれがち

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    2017年05月02日
  • ハリー・クバート事件 上

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    面白くて、次は?次は?って、夢中で読んで。気づいたら、真夜中だった。とか、1日中読んでた。なんて日もあったぐらい。

    30数年前に失踪して、白骨化して発見されたノラという女性。このノラについて、あらゆる人間から話を聞き出す過程、そして事件当時まで遡る回顧的な章もあって、個人的には読み応えがあった。
    出てくる人物がどれも怪しく感じるが、まだ誰が犯人なのかは分からない。

    続きの下巻も、楽しみ。

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    2017年05月01日
  • ハリー・クバート事件 下

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    ネタバレ

    疎遠になっていた作家師弟が、かつて師匠作家が関係した事件に巻き込まれ、
    弟子作家が刑事とともに数々の謎を解決しながら師弟愛を取り戻すとともにベストセラー作家になるお話。
    ボリュームはあるが、作品の持つ勢いとリズムの良い訳文のおかげでとてもサクサク読める。
    上巻の帯に「どんでん返しに次ぐどんでん返し」と書かれていたので覚悟はしていたが、終盤の怒涛のどんでん返し連発にページをめくる手が止まらない。
    とても面白い小説に出会えて良かった、と思える作品。
    愛だの何んだのは特に刺さらなかったが、嘘で練り固めた師匠の魂を、弟子が友人として解放していく展開にはグッと来た。
    原作者もさることながら、訳者の橘明美

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    2017年03月07日
  • ハリー・クバート事件 上

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    翻訳本で、しかもボリュームたっぷりの割にサクサク読めた。
    これは翻訳家のスキルが相当高いと思われる。
    内容についてのレビューは下巻で。

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    2017年03月07日
  • ハリー・クバート事件 下

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    上巻・下巻一気読み。作家が主人公なので余計に入り込めたのかもしれない。上巻のラストが読みにくかったのだけがちょっとマイナス。アメリカの田舎らしさと、閉塞した世界や、ユダヤ人じゃないかと疑って豚肉を食べるか確かめたりとか細かいところも面白い。

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    2017年01月07日
  • ハリー・クバート事件 下

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    ネタバレ

    いやあ、ディーバーのようなどんでん返しの結果でした。
    結構、良かったです。 ただ物語が、説明のような話が長かったのはちょっと助長のような気もしますが、全てプロットだったので仕方ない。久々の星5つ。

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    2016年12月15日