橘明美のレビュー一覧
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購入済み
やられたー!って感じ
読み始めはまたカミーユの愛する人がひどい目に。。えーこの人も死んじゃったらどうしよう。。と思いながら読み進めました。が!途中から思わぬ方向に話が進んでいき、なるほどねーそうきたか!という感じでした。全くやられました。。そこからは読む速度が上がるあがる。。でもやっぱり傷だらけのカミーユなんだなぁと思いました。
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購入済み
ドキドキしました!
Jディーヴァーの作品が好きで日本語訳の作品はよく読むのですが、最初は作品特有の流れに頭がなかなか慣れずにいましたが、読み進めるうちに予想外の展開が繰り広げられ、あっと言う間に読み終えてしまいました。悲しみのイレーヌも読んでいたのでカミーユの心情も理解できました。どちらも好きな作品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読書備忘録547号。
★★★★★。
カミーユ警部シリーズの番外編的な中編小説。
時間軸としては3部作の中ほどの設定とのこと。
ほんと流石です。このボリュームでこの満足感。
パリの街中で爆破事件が起きる。幸いなことに死者はいない。直後に警察に自首してきた青年ジャン。
使った爆弾は第一次世界大戦で無数に降り注いだ砲弾の不発弾であると。しかもあと6発仕掛けてあるという。
青年の要求は、殺人罪で収監されている母親ロージーの釈放と、オーストラリアへの高跳びの容認。
毎日一発ずつ爆発する設定になっていると。
仕事を終わり、恋人のアンヌのところに行こうと思っていたカミーユは呼び戻され、同僚のルイと次の爆発ま -
購入済み
安定した良作
アレックスほどの衝撃はないが、主人公の魅力と予想もしない展開に毎度の事ながら一気に結末まで読み進めてしまう
今作も犠牲になるのは女性
ルメートルはカミーユシリーズの中で、社会の中で迫害され搾取される女性達を鋭く切り取り描いている
それに寄り添うカミーユ警部の繊細さと純粋さに心打たれる
日本の刑事物にはないロマンティックな描写も含め、女性ファンの獲得が大いに見込まれる作品である -
ネタバレ 購入済み
映画のように引き込まれる
暴力的でグロテスクな描写も少なくないが、展開のスピード感と脇役たちのユニークな個性に飽きる事なく最後まで読み進められる
動機や様々なテクニックが新鮮かと問われると厳しい部分はあるが、主人公のタフさとその裏に秘めた悲しみは女性読者を勇気づけるに余りある共感を誘うのではないだろうか
自らの受けた屈辱に対し華麗な復讐を(犯罪という形とはいえ)成し遂げるヒロインに胸のすく思いを持つ女性も少なからずいるように思われる -
購入済み
本当に面白いと言える本
ミステリーと言うと最近は過激で猟奇的な内容が多く読後の後味の悪い物に辟易していましたが、この物語は海外ドラマを見ているように止まらなくなりました。どの登場人物にも魅力があって会話が面白く、ストーリーはページをめくる度に謎と驚きで読んでいる時間が本当に楽しかった。
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Posted by ブクログ
アメリカはニューハンプシャー州の田舎町オーロラで33年前に失踪した美少女の白骨遺体が、町に在住の国民的大作家ハリー・クバートの自宅の裏庭から発見され、彼は殺人容疑で逮捕されます。彼の教え子であり、デビュー作がベストセラーとなった作家(ただし二作目が書けずに悩んでいる)でもあるマーカス・ゴールドマンは、自身の恩人であるハリーのために、事件の真相を探ることにします。
現代と過去を行きつ戻りつしつつ、次第に明らかになっていく事件の全貌、と思いきや次々にそれらが覆されるどんでん返しの連続に、1000ページ近いボリュームもあっという間の面白さです。
少女の失踪(殺人)と田舎町での人間模様という点では -
Posted by ブクログ
ついさっき、下巻を読み終わった。ちょっとしたロス状態に陥っている。
なんせ下巻もものすごく面白くて、ページをめくる手が止まらず(ページめくるのも、じれったくなるぐらい)寝てる時と風呂以外のほとんどの時間、この本に費やしていた。
謎だらけのノラ事件と、ベストセラー本、悪の起源、オーロラの町の人々。。。アミューズメントパークの巨大迷路に迷い込んだかの様な、出口の見えなさ。何これ?どうなってんだ!え、なんだって?!あれ、こいつじゃない。じゃあ、誰なんだよ!って頭の中で推理してたけど、私はまんまとこの著者に騙されていたし、ミスリードしまくってた。
そして全てが白日の下にさらされた時、それぞれがち -
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Posted by ブクログ
ネタバレ疎遠になっていた作家師弟が、かつて師匠作家が関係した事件に巻き込まれ、
弟子作家が刑事とともに数々の謎を解決しながら師弟愛を取り戻すとともにベストセラー作家になるお話。
ボリュームはあるが、作品の持つ勢いとリズムの良い訳文のおかげでとてもサクサク読める。
上巻の帯に「どんでん返しに次ぐどんでん返し」と書かれていたので覚悟はしていたが、終盤の怒涛のどんでん返し連発にページをめくる手が止まらない。
とても面白い小説に出会えて良かった、と思える作品。
愛だの何んだのは特に刺さらなかったが、嘘で練り固めた師匠の魂を、弟子が友人として解放していく展開にはグッと来た。
原作者もさることながら、訳者の橘明美 -
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