橘明美のレビュー一覧
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購入済み
引き込まれました
題名作者を見ても全然わからずとりあえずは読んでみようと手に取ったのですが読み進めるうちにどんどん作中に引き込まれどんな終わり方になるのか全く予想出来ませんでした。登場人物像も個性的でありながら悩み苦しみを抱えつつ事件を解明して行く過程がとっても面白いと思いました。
最後の結末まで飽きる事なく読み終えることが出来た非常に秀作だと思います。 -
購入済み
おもしろいなぁ
何度も予想をくつがえされ楽しい読書体験をさせていただきました。しかし、こんなおもしろいものを書いて次からどうするんだろう? と余計な心配をしていたのですが、この後の作品も続々賞を取っていることを知り、次作が楽しみでしょうがないです。
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購入済み
その女、アレックス
ストリー展開が激しい上、情景が映画を観賞しているかのごとく、脳裏に浮かんでくる。アレックスはどんな過去があり、生い立ちはどうだったのか、物語の中盤から後半にかけ次第に明らかとなっていく。また、アレックスの足取りをつかもうとする刑事には個性あふれ、笑いを誘う人物として描かれている。
まさにこれまで味わったことのない読後感がある。
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Posted by ブクログ
警察小説として凄い。
ミステリとして凄い。
どんでん返しが凄い。
衝撃度が凄い。
読むべきフランスミステリ。
ハヤカワミステリマガジン
21世紀翻訳ミステリベスト!第4位
刊行2011年
邦訳刊行2014年
リーヴル・ド・ボッシュ読者大賞(フランス)
英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞
本屋大賞 翻訳小説部門 第1位
週刊文春ミステリーベスト10
このミステリがすごい!
受賞。
ハヤカワミステリマガジン
21世紀翻訳ミステリベスト!
を読み進む旅は
この本に出合って、
大きな驚きと邂逅した。
フランスミステリの金字塔にして、
言葉で尽くせない深い思いを
読者に与えずにはいら -
Posted by ブクログ
ネタバレ見たことのない設定と展開のミステリー小説だった。警部たちとアレックスの視点が短く交互に語られていて、謎が解決していく感覚と謎が深まっていく感覚を同時に味わえた。アレックスが連続殺人鬼であることも、殺人の動機が筋が通っていたことも意外だった。わざと通り魔のように見せる描き方が新しかった。アレックスが被害者→加害者→被害者に見える形も新しい。種明かしがぬるっとする感じも面白い。淡々と情報が記されているだけなのだが、勝手にこちらが予想して、そして裏切られる。作者はアレックスの最後を嘘なくありのままに描いたはずなのに、自分はアレックスはトムに殺されたものなのだと思った。短いスパンで見ればおそらくミステ
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Posted by ブクログ
ネタバレ「その女アレックス」を先に読んだクチです。
ですので、この話の結末は分かっていました。
だから、前半のカミーユと、イレーヌの幸せそうなやり取りのシーンは読んでいて辛かったです。
この作者の本、これで三冊目やけど、どれも最後をモヤモヤしたままにして終わらせますね…まあ、それがまた、持ち味というか、クセになるというか、何だかんだで受け入れてる自分がいますけど。
「ミステリがこれほどもてはやされるのは、人々が無意識のうちに死をもとめているからです。そして謎を。」
このセリフは、なるほどなぁ、と思いました。
確かにそう言う一面はあるかも。
このシリーズ、あと一つあるらしいので、ここまで読んだら最 -
Posted by ブクログ
その女、アレックスを読みたいと思ってたんだけど、調べたら三部作?の2作目らしくて(なのに日本は二作目しか翻訳出してなかったんだよねすご)じゃあ最初から読もう、となり1作目の悲しみのイレーヌを読みました。
最初からもうずーっと怖いサスペンスホラーじゃん。怖い怖い。タイトルのイレーヌが、主人公カミーユの身重の奥さんってとこからしてもうずーっと嫌じゃん。イレーヌ出てくるたびに胃がキリキリしちゃった。
というかタイトルが悲しみのイレーヌで、イレーヌは主人公の身重の奥さんってもう嫌な予感しかしなくない?原題は「Travail soigne」(丁寧な仕事)らしくて、そっちのほうが合ってるような気もするけ