橘明美のレビュー一覧

  • 監禁面接

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    邦題がイマイチなうえに、残酷な描写は今は見たくないな…と読むのをためらっていたけど、読み始めるとやっぱり止まらない。
    ルメートルお得意の残酷シーンはなかったものの、怒涛の展開はさすがだった。

    コロナウィルスによって人々の価値観と世界情勢が大きく変わった今だからこそ、痛烈な批判と皮肉を盛り込んだのかと思ったら、実は『その女アレックス』より前の2010年にフランスでは出版されたというのだから驚きだ。
    同時に、エンターテイメントが求められる今、Netflixでドラマ化して配信中だというから、これまたぴったりだと思った。

    ところで、フランス語の原題はなんというのでしょうか?

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    2021年02月01日
  • ハリー・クバート事件 下

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    ネタバレ

    デビュー作がヒットした後、次作が書けなくて苦しむ作家、マーカス・ゴールドマンは、恩師ハリー・クバートのもとを訪れアドバイスを得るが、小節を書くには至らない。
    そんな時、ハリーの家の庭から白骨死体が発見される。
    それは、30年以上前にハリーの前から姿を消したハリーの恋人、ノラのものだった。
    誰がノラを殺して、ハリーの家の庭に埋めたのか。
    ハリーが逮捕され有罪が濃厚になったとき、マーカスはハリーの無罪を証明するため事件を調査し、その過程を本として出版することにした。

    下巻の3分の1くらいまでは予想できた。
    でもその後、二転三転する事件の真相を知りたくて、寸暇を惜しんで読みました。
    そのくらい、面

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    2020年12月08日
  • わが母なるロージー

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    パリ警視庁犯罪捜査部カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ、2013年発表の〝番外編〟。翻訳文庫本で約200頁の中編のため、読み応えでは物足りない面もあるが、その分、全編を覆う緊張感はより濃密になっている。比較的シャープなプロットの中に、技巧派ならではのツイストを効かせ、〝三部作〟同様に読後感は重い。

    夕刻、パリ市内で爆破事件が発生した。幸いにも死者は出なかったが、テロ行為も視野に入れた大規模な捜査が始まる。間もなくして一人の青年が警察に出頭、自ら犯人だと名乗り出た。ジャン・ガルニエ。不可解にも〝交渉〟相手にカミーユを指名した。仕掛けた爆弾はあと6発。要求は3つ。現在拘留中の実母ロージーの釈

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    2020年11月28日
  • ハリー・クバート事件 上

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    ネタバレ

    デビュー作がベストセラーになったものの二作目が書けなくて苦しむマーカス・ゴールドマンは、大学の恩師で小説家としても大先輩のハリー・クバートにその苦しみを訴える。
    しかし、ハリーの家の庭から33年前に行方不明になった少女の死体が発見され、殺人犯として逮捕されてしまう。
    マーカスはハリーの無罪を証明するために、独自に調査を始める。

    実はハリーとその少女・ノラは人目を忍んで付き合っていた。
    ハリー34歳、ノラ15歳。
    付き合うだけで犯罪になる…っぽい。

    怪しい人はたくさんいるが、よきアメリカ人、よきキリスト教徒というフレーズが何度も出てくるので、多分犯人はよきアメリカ人でよきキリスト教徒と思われ

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    2020年11月24日
  • わが母なるロージー

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    見つけるとすぐさま読むことにしているルメートル。帯にヴェルーヴェン警部の話とあり、巻頭には著者によるこの作品の位置付けなどについての覚書もありました。本来は三部作で完結していてもう書くつもりは無かったそうですがふとしたきっかけで物語の方からやってきたとのこと。事件は深刻で大変なものだしその背景もなかなか救いがたいのですが、時折著者の人格がもの申すような描写もあって、読後感は悪くないです。ちょっとだけ読むつもりが2ページくらいでもう引き込まれて、読むのを止められませんでした。視覚的映像的な描写が見事で、ラストシーンも印象的で一時間くらいの映像作品を見終わったような感じです。

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    2020年07月25日
  • ハリー・クバート事件 下

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    いやーーどんでん返しに続くどんでん返しでびっくりして何度かゆっくり読み返す箇所もあり。
    見事に予想を裏切られた。
    そして悲しい。
    ハリーとマーカスの年齢を超えた友情も好きです。

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    2020年07月09日
  • その女アレックス

    購入済み

    2作目です

    悲しみのイレーヌに続けて読みました。三部作なので次も楽しみです。この作者の作品を追ってみようと思います。

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    2020年07月04日
  • 悲しみのイレーヌ

    購入済み

    グロいなぁ

    初めてこの作者の作品を読みました。グロい場面も多々ありますが、その分緊張感も高まり読み進められました。

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    2020年07月04日
  • わが母なるロージー

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    派手な死体も暴力も無く物足りないかなーと思ってたけど、やっぱり気付いたらドキドキしながらページをめくってました。
    短いけど、一番丁寧にモブ含め登場人物の描写がされてたんじゃないかな。
    ほんとその辺にいる人がいっぱい出てきた。

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    2020年07月02日
  • 悲しみのイレーヌ

    購入済み

    多くの方がおっしゃる通り

    先にアレックスを読んでしまうと、結末が分かった上でストーリーを追うことになるため少し残念でした
    とはいえ、アレックスとは全く違う仕掛けが施されているため後半に受ける驚きは色褪せることがありません
    グロテスクな描写の多さではアレックス以上でしたが、男性でありながら女性の登場人物の造形がとても巧みな作家なので女性読者を多く獲得すると思います

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    2020年05月24日
  • 傷だらけのカミーユ

    購入済み

    面白い

    『悲しみのイレーヌ』』『その女アレックス』と絶対に順番に読むべきですね。このシリーズが続いて欲しいです。

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    2020年07月04日
  • ハリー・クバート事件 下

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    上巻で色々引っ張っておきながら下巻で、勢い、やる気、面白さなど一気に失速する上下巻セットというのも多数存在するのだが、これはっ!期待を裏切る面白さ!しかも読めば読むほど面白さが加速する、マジで貴重な本だぞ。
    そんでね、自分がこの本で好きな所はね、主人公の母親がメッチャ「おかん」な人なんですよ。家でおかんアート(毛糸のドアノブとか)(キューピーのドレスとか)絶対作ってそうなおかんっぷりなんですよ。結局、愛って存在は結構うっとおしいもんなんじゃないのか?失った物に限って、美化してしまう物なんじゃないのか?

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    2019年05月13日
  • 奴隷のしつけ方

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    古代ローマ帝国市民であり貴族である、架空の人物に、
    当時の奴隷について、扱いのノウハウ等を語らせた本。
    実際は、解説のトナー氏が多くの文献を基に書いている。
    古代ローマの奴隷制について、ここまで詳しく書かれた本は、
    なかなか興味深いものでした。それも、使う側という架空の人物に
    語らせたことがユニークでわかりやすかったです。
    奴隷の買い方、しつけ方、罰し方、奴隷の楽しみとは・・・。
    マルクス氏、尊大な上から目線で語っています。
    しかし、長い慣例とはいえ、奴隷の身はしんどい。
    解放されてもファミリアという制約に縛られる。
    更に・・・“交配”ですか!男女の営みは家畜も同然とは~!
    あぁ奴隷にならなく

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    2018年08月23日
  • ハリー・クバート事件 下

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    これはかなり読み応えがありました。舞台は米国ですが なんというかとても凝った構成で、また時代の流れをうまく表現した傑作と思います。

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    2018年01月03日
  • その女アレックス

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    本書は前作の悲しみのイレーヌ から読んでください。わたしは数ページで前作のネタバレされてしまいました。...さて、本書は、このミステリーがすごい2015年版の海外部門第1位です。フランスの首都パリで誘拐され囚われの身となり瀕死の状態に会った女が誘拐犯から逃走した。複数の偽名を使うその女は一体何者なのか...?読んで見ると、唸らさ れました。島田荘司の占星術殺人事件やアガサクリスティーのオリエント急行殺人事件と並ぶほどの傑作ミステリーだと思いま す。

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    2025年12月21日
  • ハリー・クバート事件 下

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    下巻も一気読み。まるで映画やドラマを見てるようで面白かったし 翻訳が「アレックス」シリーズと同じ方だったので違和感なく読めた。ただ上下巻で1000ページほどになる長編なので途中でまどろっこしく飛ばし読みしたくなる箇所もあったが..とても面白いのだが 個人的には 後半の怒濤の展開..は あまりにひねり過ぎのような気もしたし 読み終えても結局ノラが どんな少女だったのか ノラの人間性の真実は?というと いまひとつ納得できない部分が残る。ただそれを差し引いても「面白さ」という点では群を抜いていたと思う。

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    2017年01月27日
  • 奴隷のしつけ方

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    タイトルは少々アレだが、内容は面白い本。
    古典の研究者が、奴隷を所有しているローマ人に語らせている体で書かれた一冊。
    ローマ人にとっていかに奴隷が普通のものだったかということや、奴隷と、奴隷所有者の行動から、今と変わらぬ人間の性のようなものが垣間見れた。

    また、奴隷と自由人関係なく無礼講になるお祭りがあったらしいのだが、そこで奴隷同士がくじ引きで王を決めて命令するという、正に「王様ゲーム」がこの時代にあったというのも驚きだった。

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    2016年12月31日
  • ハリー・クバート事件 下

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    推理小説として読んでしまうと、盛り込みすぎでどうなの?と思ってしまうだけど、これはミステリーではないとの解説を読み納得。
    色んな不幸な出来事が重なった結果という感じだった。
    でも、真犯人には同情できないけど。
    ノラ殺害の真犯人とは別に、ハリーの謎かけの落とし所も納得でき、全体として良かった。

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    2016年11月16日
  • ハリー・クバート事件 上

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    序盤長い!
    そしてゴールドマンが鼻持ちならない奴で、ちょっと読んでいてイラっとする。
    でも、噂通り面白くって一気に読んでしまった。
    そして思うのは、どうして翻訳物っていうのはわりと話の筋に関係のない人物のキャラが濃いのだろうか。

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    2016年11月15日
  • 奴隷のしつけ方

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    重労働の奴隷もいたが家事手伝いレベルの奴隷もいて奴隷といってもいろいろいたことがわかる
    場合によってはブラック企業は奴隷よりひどいともいえると思った

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    2016年07月17日