【感想・ネタバレ】ハリー・クバート事件 上のレビュー

あらすじ

【驚異のメガヒット! 徹夜の覚悟なしに読み始めないで下さい!!】デビュー作の大ヒットで一躍ベストセラー作家となったマーカス・ゴールドマンは、第二作の執筆に行き詰まり、大学の恩師で国民的作家、ハリー・クバートに悩みを打ち明け助言を求めていた。しかし、そのハリー・クバートが、33年前に失踪した美少女ノラ殺害の容疑で逮捕されてしまう。彼の家の庭に埋められていたノラの白骨死体が発見されたのだ! 師の無実を信じるマーカスは、事件について独自に調べはじめ、それを師に教えられた小説作法に従って、一冊の本にまとめあげることにしたのだったが……。驚異の新人による傑作!

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Posted by ブクログ

これは傑作かもしれない。
少なくとも上巻を読んだ現時点では文句なしの傑作である。

デビュー作でベストセラー作家となったマーカスは二作目が書けずに苦しみ、
大学の恩師で国民的大作家ハリー・クバートに助言を求める。
だが、そのハリーが33年前に失踪した少女ノラの殺害容疑で逮捕されてしまう。
師の無実を信じるマーカスは独自の調査を開始。
そして師に教えられた小説作法31条に従い、
一冊の本にまとめ上げることにする。師の無実を晴らすため。
一体、少女は誰に殺されたのか?

そんなあらすじ。もうページを捲る手が止まらなかった。
次から次へと明らかになる真実。
そして我々が想像していた人物像が崩れていく瞬間など
仕掛けもふんだんに盛り込まれていて飽きがない。
久々に傑作に触れた、そんな喜びがあった。
何より、ハリーがマーカスに授けた小説作法31条。
そのどれもが作家でもない我々にもしっかり響く金言ばかりなのである。
下巻にも大いに期待したい。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

だいぶん前に出た小説だが‥なにこれすごい面白い〜!そして読みやすい。海外小説は本当に訳が大切。上巻を読み終わりましたが、早く下巻に着手したい!オススメのミステリー!

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

スイスが生んだ傑作ミステリは噂に違わぬ素晴らしさ!人気作家となったマークスは2作目が書けずに悩み、恩師で大作家のハリークバートのところへ行く。しかしハリーは33年前に失踪した美少女の殺害犯として逮捕されてしまう。彼の無実を信じて捜査を始めると意外な過去が次々と明らかになる。凄い筆力とストーリーは惹きつけて離さない。33年前ハリーに起こった数々の事件、少女ノラとハリーの許されぬ恋。2人を巡る様々な人々。ページをめくる手が止まらない。誰が真犯人なのか、ノラは何者なんだ、邪魔をするのは誰だ?マジで下巻を早く読みたい!

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2017年11月03日

Posted by ブクログ

面白くて、次は?次は?って、夢中で読んで。気づいたら、真夜中だった。とか、1日中読んでた。なんて日もあったぐらい。

30数年前に失踪して、白骨化して発見されたノラという女性。このノラについて、あらゆる人間から話を聞き出す過程、そして事件当時まで遡る回顧的な章もあって、個人的には読み応えがあった。
出てくる人物がどれも怪しく感じるが、まだ誰が犯人なのかは分からない。

続きの下巻も、楽しみ。

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2017年05月01日

Posted by ブクログ

翻訳本で、しかもボリュームたっぷりの割にサクサク読めた。
これは翻訳家のスキルが相当高いと思われる。
内容についてのレビューは下巻で。

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2017年03月07日

Posted by ブクログ

感想は後編で。


「わかってるのは、人生ってやつは結局のところ選択の積み重ねで、その結果は自分で引き受けるしかないってことだな」

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2025年02月12日

Posted by ブクログ

テンポも良く読みやすい。
謎も抜群。

失踪し33年後に白骨化して見つかった少女の闇が見え隠れしてくる。結末が気になる。

気のせいだろうか、自分が海外小説で面白いと言われ読んだ本の多くが少女が汚い大人たちの犠牲になっている話ばかりな気がする…
ミレニアム、ザリガニの鳴くところ、自由研究には向かない殺人など
外国では大きな問題となって永遠テーマなのかもしれない。

とにかく傑作の予感。

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2022年10月21日

Posted by ブクログ

スイスの作家がフランス語で書いたアメリカを舞台にした謎が謎呼ぶミステリ。上巻としての面白さの持続力は素晴らしい。

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2022年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

デビュー作がベストセラーになったものの二作目が書けなくて苦しむマーカス・ゴールドマンは、大学の恩師で小説家としても大先輩のハリー・クバートにその苦しみを訴える。
しかし、ハリーの家の庭から33年前に行方不明になった少女の死体が発見され、殺人犯として逮捕されてしまう。
マーカスはハリーの無罪を証明するために、独自に調査を始める。

実はハリーとその少女・ノラは人目を忍んで付き合っていた。
ハリー34歳、ノラ15歳。
付き合うだけで犯罪になる…っぽい。

怪しい人はたくさんいるが、よきアメリカ人、よきキリスト教徒というフレーズが何度も出てくるので、多分犯人はよきアメリカ人でよきキリスト教徒と思われている人なんじゃないかなあと予想してみるが、今のところ決定打はなし。

最後の最後で、ハリーの知らないノラの顔が出てきてびっくりしたけど、よく考えるとそれは全てハリーを守る為なのかもしれない。
ハリーを逮捕されないように、ハリーが家を追い出されないように。
だとすると、ノラは心からハリーを愛していたことになるけれど。

ハリーが「ノラ。愛しいノラ。」などと言うたびに、内田百閒の「ノラや」を思い出してしまった。
ハリーは内田百閒じゃないし、ノラは猫じゃないけども。

それにしてもこの作品の出てくる母親どもは、ひとりとして子どもの話を聞こうとはしないのが気になる。
そういうの、ほんと嫌なんだよね。

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2020年11月24日

Posted by ブクログ

序盤長い!
そしてゴールドマンが鼻持ちならない奴で、ちょっと読んでいてイラっとする。
でも、噂通り面白くって一気に読んでしまった。
そして思うのは、どうして翻訳物っていうのはわりと話の筋に関係のない人物のキャラが濃いのだろうか。

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2016年11月15日

Posted by ブクログ

絶賛スランプ中の若手作家が恩師の窮地を救うべく奔走するミステリー小説。舞台はアメリカだが、原書はフランス語のよう。上下巻併せて千頁近いボリュームの割に実にスローペースな展開だが、癖がなくテンポの良い文章で、リーダビリティーは高い。若干拗らせた性格の主人公もキャラクターが立っているが、殆どの登場人物が彼に協力的過ぎて物足りなくもある。ハリーを巡る女性陣の思惑や名著と謳われている作中作が三文ロマンス小説さながらで、その辺りは少々興醒めするかも。下巻はどんでん返しの連続らしいが、どう着地するのか非常に気になる。

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2022年08月14日

Posted by ブクログ

読みましたが。何を言ってもネタバレになりそうで。いつも私が言ってる「田舎はこえーよ」というのは、そこに行った人だけが知る、閉鎖された隠し事があり、好き勝手に隠蔽できることです。「おかしい」と思っても、おかしいルールの中でも生きてるため、異変に気付きません。そして人間はいとも簡単に、感情的な思い込みで、天使にも聖母にも、悪党にも悪魔にも瞬間的になりうることです。下巻読んでからまとめよう。かつて、まとめたことなどあったのか。

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2019年04月26日

Posted by ブクログ

最初は取っ付きづらいことが多い海外小説だが、あまり抵抗なく一人一人の情景が入ってくる。
頭のなかで登場人物の情報整理が大変だけど、下巻の展開がシンプルだと面白いだろうにと、期待。

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2017年03月31日

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