橘明美のレビュー一覧

  • 邪悪なる大蛇

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    設定が面白いですし、展開がスピーディーであっという間に読んでしまいました!
    よくよく考えてみると誰1人応援したくなる登場人物がいないのに、なぜだか惹き込まれる不思議な感覚。 でも、読んでいる最中は、次から次に誰かを応援したくなるのはこの作者の見事なところかなと。
    少し古い設定に感じるのは書かれた時代によるものですし、荒唐無稽な点も含めて味だと思います。

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    2025年01月25日
  • 邪悪なる大蛇

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    面白かった〜
    まさかこんなラストだなんて。⁠:゚⁠(⁠;⁠´⁠∩⁠`⁠;⁠)゚⁠:⁠。

    そして何より、読みやすいのが嬉しい。
    海外ミステリーって、初心者の私にはちょっとハードル高めだったりするの。
    でもこれは全く問題なし!

    ブク友さん達のレビューから、絶対に読みたかった一冊。
    もちろん私はピエール・ルメートル作品初読みです。



    63歳の殺し屋マティルドは、体重78kgで厚化粧www
    そして、認知症…

    その症状に気付いたのは、マティルドに殺しを依頼しているアンリ、70歳。
    二人は旧知の仲だ。
    マティルドの暴走をなんとか止めようとするが…

    作中何度も〝太った高齢女性〟の描写が出てくるが

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    2025年01月17日
  • 邪悪なる大蛇

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    絶望感と理不尽がスピーディに繰り広げられます

    認知症の殺し屋という設定の段階でもう優勝決定ですよね

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    2024年12月31日
  • 人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

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    人口が未来を語るという意味では、日本はかなり重症なことがデータを持ってして理解することができた。もちろん単純な話ではないが、現状の少子高齢化と将来の人口予測は随分以前からわかっていたことであり、対策もできはずだ。日本は少子化の進行を少しでも遅くために、民族性とエゴイズムを捨てる覚悟がなかった。民族性とは移民を受け入れることで、エゴイズムとは女性に偏りがちな子育てを改めず、仕事と子育ての両立を思いとどまらせようとする文化のこと。子供を持つことに消極的なことは仕方ないと思わざるを得ない。

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    2024年12月30日
  • 邪悪なる大蛇

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    おもしろかった‼︎
    主人公と同世代の私…思い当たること続々。
    やったこと次々忘れる、前のことが思い出せない、まあいいか、と次へいく。
    私の忘れるのは洗濯機に洗剤入れたかな?とか、炊いたご飯冷凍したかな?とか、かわいいものだけど、主人公は殺人の武器を始末したかな?とか、死体を処理したかな?とかなので、恐ろしい!
    笑えるし、身震いするほど恐ろしい。さらに別の認知症患者が絡んできて、予測不能、まさに奇想天外な方向へと終盤なだれこむ。
    私のような高齢読者には思い当たるところありありだし、若い人は若い人で、えっ?こうなるの?と驚きの連続だと思うし、唯一無二のここにしかないルメートルワールドです‼︎

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    2024年12月26日
  • 邪悪なる大蛇

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    63歳の現役凄腕の殺し屋マティルドに少しずつ認知症の兆しが見え始める。
    覚えていないことが増え、殺しも必要以上に過激になっていく。
    彼女に殺しを依頼しているアンリは危機感を抱くのだが、マティルドはかつて抱いていたアンリへの恋心が甦り、暴走は加速してゆく。

    最初から最後までマティルドから目が離せない。
    残酷すぎる殺しも躊躇わずに成し遂げるのは、やはり凄腕だからなのか…
    冷酷さと殺しの技術を兼ね備えた彼女に誰も敵わないのか…
    刑事すらものともせず、この暴走を止められる者はいるのか…と。

    いた…死を恐れていない人間が、死の意味がわからない人間がいた。

    ラストの惨劇は衝撃的であり喜劇ですらあった

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    2024年12月10日
  • 邪悪なる大蛇

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    主人公のマティルドは63歳の未亡人で田舎で犬と悠々自適な生活を送っている。
    職業は殺し屋。
    若い頃はレジスタンスの美貌の闘士で、当時の司令官アンリから指示を受ける形で殺しを請け負っている。
    そんな彼女に認知症の症状が現れ、殺し方が不必要に残虐になったり、ターゲットを勘違いしたり、組織との連絡方法や銃の処理を忘れたりと、任務に支障が出始めた。
    マティルドを昔から密かに慕っていたアンリはそんな彼女の異常に気づき手を打とうとする…


    歳をとってボケ始めた暗殺者のおばあちゃんというとコミカルな雰囲気だけど、思い込みが激しく感情も制御できず、生来の残虐さをあらわに暴走する凄腕の殺し屋ってところが怖すぎ

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    2024年10月12日
  • 邪悪なる大蛇

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    ネタバレ

    いろんな目線で話が進んでいき、テンポも良いのであっという間に読んでしまった。感情移入したところで主要人物があっさりと死んでいくのもルメートルらしく面白い。最後どうなるのかと思ったらスッキリ、といったラスト。認知症の殺し屋が認知症の老人に制されるといった発想も面白い。

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    2024年10月08日
  • 邪悪なる大蛇

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    六十三歳にして現役の凄腕殺し屋マティルド。しかし老いは容赦なく忍び寄り、彼女は自覚しないうちに認知症の症状に侵されていた。少しずついろんなことを忘れ、忘れたことも忘れ、自分の異変に気付かないままに残酷な殺しをやり遂げるマティルド。彼女の行動に危惧を覚えた司令官のアンリは、やがて苦渋の決断をすることになる。スリリングでハードボイルド、さらにブラックなユーモアも魅力的な、これはまさに残酷な喜劇といいえて妙です。
    部屋が片付かない。凶器の始末を忘れる。標的を間違える(この間違え方が酷い!)。いろいろやらかしながらも、殺しの腕自体はまったく鈍っていないがゆえに、マティルドの危険さがとんでもないです。彼

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    2024年09月15日
  • 邪悪なる大蛇

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    ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!
    ピエール·ルメートルは、やっぱりスゴい。11打数11本全てホームラン。
    彼にとって最後のミステリ作品と言っても、感慨に浸っている隙さえ与えないハイスピードな展開。

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    2024年09月05日
  • 邪悪なる大蛇

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    ★5 認知症の症状が出始めた凄腕の女殺し屋… 純真無垢な彼女の恐ろしい犯罪小説 #邪悪なる大蛇

    ■あらすじ
    63歳の女殺し屋であるマティルドは、かつては冷酷非道の凄腕であったが認知症の症状が出始めていた。昔ながらの上司アンリから指示を受けながら仕事を続けるも、徐々に捜査の手が及び始める。アンリはマティルドを心配するが、肝心の本人はアンリへかつて抱いていた恋心が蘇ってしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    人間だれしも元気で健康的な生活を続けたと思ってる。しかしながら時間というのは残酷で平等、着実に老化や寿命はやってくるんです。社会の裏側で生きていた殺し屋が、認知症を患うとどうなってしまうの

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    2024年08月24日
  • 邪悪なる大蛇

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    「僕が死んだあの森」で、筆を折ったと言われていたルメートルが、最後のミステリーとして出版した「邪悪なる大蛇」。ルメートルファンにとっては、涙が出るほどに嬉しいサプライズ!!

    「現実の人生では理不尽なことが次々と起こるのに、なぜ小説家は手加減しなければならない?」と言うルメートル。そんな手加減なぞ俺様がするわけがない、とばかりに、この作品はカバーにあるとおり「アタマからラストまで、ひたすら加速する最悪と最速のスパイラル」だ。酸鼻の極みのルメートルミステリーでありながら、彼らしい喜劇性も含まれる。

    あー、これで本当にルメートルミステリーとはお別れなのだな。たまらなく寂しい。

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    2024年08月15日
  • 僕が死んだあの森

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    心の拠り所を目の前で喪い、衝動のままに12歳の少年アントワーヌは6歳の子を殺害してしまい・・・・・・おやおや、なんとショッキンな展開。

    一瞬にして自分の人生が狂ってしまう絶望、12歳の少年が背負うには重過ぎる十字架。

    隠したレミの死体がいつ見つかり、どのタイミングでアントワーヌが逮捕されてしまうかというハラハラ感やアントワーヌの抱える地獄のような苦しみ・怯えなどがたまらなく、神か悪魔か・・・運命の悪戯が介入しているかのようなストーリー展開も面白かった。

    一夜の過ちとか何しとんねん、アントワーヌ・・・・・・。

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    2024年07月14日
  • 僕が死んだあの森

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    ルメートルデビューでした。
    吸い込まれるように一日で読み切ってしまった。

    途中で先の展開が気になって数ページめくったら「白旗を掲げた」と書いてあって、見なきゃ良かったなとカンニングした自分を一瞬呪ったけど、思ってたのとは全然違った。これが2011年の章の話。
    2015年の最後のページでは思わず「うぁーーー」と声が出た。

    こんなに集中して本を読んだのはかなり久しぶりな気がする。しばらくルメートル特集になりそう。

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    2024年05月28日
  • 人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

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    未来を予測する確実な方法の一つが人口の推移を検討することである。日本の人口は減る一方、将来どうなるかの議論はある程度見慣れているが、世界に目を向けると様々な現象があって、非常に興味深い。例えば、アメリカではいわゆるWASPは減り、ヒスパニックが増えているというのが大勢だが、一部の宗教(ユダヤ教徒やモルモン教徒)は子沢山で、このような人たちが多く住むエリアは平均年齢も生産人口も多い。子供も同じ宗教を信じることが多いだろうから、長い目で身見ると、相対的にも絶対的にも影響力を増す、とか。また、先進国では、3つの指標のどれかを犠牲にする傾向がある。それは「経済力」「民族性」「エゴイズム」であるという。

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    2024年05月27日
  • 傷だらけのカミーユ

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    ネタバレ

    ヴェルーヴェン3部作の最後、これまたあきれるほどの忘れっぷりで我ながら驚いた。それにしても再読して作品の魅力が倍増したように思う。ルメートルの他の長編も久々に挑戦してみようか。

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    2024年01月21日
  • 傷だらけのカミーユ

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    昨夜、一気に本1冊読み上げました。
    ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」(文春文庫)。
    身長145センチの警部が主人公で、シリーズ第3作です。
    面白いですよ~!!!
    でも、今日お話したいのはこの本の中にある1つのフレーズです。
    『想像力のない人間はえてして形式にこだわる』
    何かうう~んとうなずかされてしまいます。
    所で、この所寒くて自ら外に出る機会も減り、
    かててくわえて内務大臣の司令であちこち御用達に翻弄されています。
    で、私の実感、『能力のない人ほど惰性に流される』、ジャンジャン!

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    2023年12月20日
  • 僕が死んだあの森

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    小学生、中学生の頃の自分を思い返すと、当時は当然だが未熟で今思い返すと恥ずかしいことばかりある。そんな中で主人公のように事故のような形で人を殺してしまうことが絶対にないと言えるだろうか、そしてあるとしたら、主人公のような人生を歩む可能性もあるのではと思ってしまう。

    人間描写が価値観同じ気がして好き

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    2023年11月16日
  • 文明交錯

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    HHhH、言語の7番目の機能の著者ローラン・ビネによる歴史改編小説。インカ帝国がヨーロッパを逆に征服していたらという歴史ifもの。章ごとに記述方法がことなる年代記風の作品で、第1章をアイスランド人によるアメリカ大陸進出を読んだときは不慣れな歴史をベースにしていることもあり、つらいかと思ったけれど、コロンブスが登場する第2勝ぐらいから興に乗り始め、インカ帝国がヨーロッパに進出する第3章はめっぽう面白い。歴史的な知識がある方が楽しめるのは間違いなく、自分も完全に楽しめた自信はない。第4章はオマケみたいなものだけれど、セルバンテスとグレコ、モンテスキューの対話はモンテスキューの思想家としての面目躍如

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    2023年10月02日
  • わが母なるロージー

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    ネタバレ

    カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ。

    三部作で終わりかと思っていたこのシリーズ2作目と3作目の間の時系列でもう1作品発売されていたことを知り直ぐにゲット。
    作者も述べているが、三部作に比べ短い小説なので三半冊だそう。

    面白くて半日とかからず読み終えてしまった。

    ピエール・ルメートルの作品の良さは読みやすさと描写の細さ。
    翻訳者が上手いのかもしれないが難しい言葉がなくすらすらと内容が頭に入ってくる。
    また、カミーユのコミュニケーションを取る相手に対しての洞察力についての表現がかなり細かく面白い。ルイが右手を使うか左手を使うかの流れが以前からとても好き。
    今回は残酷描写はないので苦手な人で

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    2023年09月25日