橘明美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレふと気が向いてヴェルーヴェン警部シリーズ4冊まとめて買ったので1巻から順番に読むことにしました。
タイトルからなんとなくわかってたけどラストつらい…………。
奥さんの名前がイレーヌってわかった時点で嫌な予感はしたし、もうすぐパパになります!幸せです♡を押し出されるたびにとんでもなく嫌な予感はしてたけどあまりにもむごい……
一部がまさかまるまる小説だったとは。小説だったおかげで今までの情報をどこまで信じていいのかわからなくて、困惑しながら二部読んだけど差異はだいたい説明してくれたから特段疑う必要はなかったな……。
ラスト悲しすぎて……。
もーーーーーー最悪だよーーーーー夢でもうなされそう。
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Posted by ブクログ
ネタバレヨーロッパが植民地を作れたのは、人口急増とそれに伴う流出のおかげ。アメリカとソ連が超大国になったのも人口急増による。中国、インドが注目されるのも人口が多いから。
前近代では、妊娠出産は抑制されなかった=多産多死。多産少死で人口が急増=第一の人口転換。
少産少死で合計特殊出生率が2人強を割り込むのが、第二の人口転換。
世界は長寿低死亡率を享受し、出生率が人口の増減を左右している。
増加するグリーン=環境回復、
増加するグレー=高齢化
減少するホワイト=アフリカの急増とヨーロッパの減少
乳幼児死亡率の減少は教育の普及によるもの。
外国生まれの母親は乳幼児死亡率が下げ止まる。医療サービスにとどかな -
Posted by ブクログ
ピエール・ルメートルは「その女アレックス」以来で
どんなスタイルの作家だったか忘れてしまっていたんだけど、まあ〜おもしろかった!
ラストは痛快すぎて、声を出して笑ってしまったほど。
ありゃ、こんなこと書いたら不謹慎で物騒な人間だと思われるかも?
何せ全編通して残虐で残酷。だけど根底にはユーモアが漂っている。
認知症を発症した63歳の女殺し屋という設定が
最初は無茶過ぎない?と思ったけど、
その心配はいらなかった。
前に読んだ本のテーマがバイアスだったのだけど、
今回もまさしくそれと同じ。
老人だから何もわかってない、何も出来やしないだろうという偏見を、鼻で笑うかのごとく危機をかいくぐっていく -
Posted by ブクログ
伝説の女性殺し屋が歳を取ったら…
このキャラクターの設定がとても面白い。
そして主人公、マティルドは容赦ない。
マティルドのカオスな心模様に次々と巻き込まれていく人々…
初めて書いた犯罪小説で、既にこんな才能を秘めていたとは、やっぱりルメートルだ。
チラッとSPY×FAMILYを連想しながら楽しめた。
人が歳をとるという現実をこれでもかと書き綴っているけれど、63歳じゃまだここまでヨボヨボにはならないかなぁ。
現実にはプラス10歳くらいのイメージ。
この作品はデビュー前に初めて書いたものだというから、当時のルメートルはまだ若くて、60代がとんでもなく老いぼれて見えてたのかも知れない。 -