橘明美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「どん底に落ちることになっても、誰かのためになにかを犠牲にできるっていうのは、そういう誰かがいるっていうのは、悪くないと思う」
カミーユの恋人が強盗に襲われ、瀕死の重症。カミーユは彼女との関係を隠し強盗の正体をひとり追う。
カミーユ警部シリーズの完結編。
一、二作目みたいなショッキングな描写は少ないが、一、二作目よりカミーユがやりたい放題でジャンやルイの気持ちを考えると胃が痛かった。
そして、個人的には最終章(三日目)に入るまでなんとなく乗り切れなくて読むのしんど~~~でした……が!三日目で様々なことがわかってきて全部繋がってきもち~~~!!!でした!!
救いがないしやはり誰にも共感でき -
Posted by ブクログ
女性の誘拐事件がおこる。過去のある(イレーヌ)事件で第一線からは遠ざかっていたが捜査することになったカミーユ。
前作とおなじく、物語が進むにつれて謎が明かされていくタイプなので物語を愉しむ人向け。推理目当てで読むと後出し感を感じざるおえないかも。
善悪、真偽、道徳や倫理……この本を読んでいる時は何もかもわからなくなった。
読み終わったが、この物語をまだ理解しきれていない。
真実ではなく正義。どこまでも警察"小説"だ。
お気に入りキャラはルイ。スーパーエレガント冷戦沈着ジェントル!
だけど今作のMVPはアルマンだよ……!!!!!
地獄でアレックスはc'e -
Posted by ブクログ
顧問との壁打ちの後、本棚からお借りして。
世界情勢を時事ニュースで追っているだけではなく、本書の人口データから読み解く視点を持ち、自分で考えることが大切だと。
戦争やデモなどは高齢化社会では過激化しないとの指摘には大いに同意。それを考えるとアフリカでのビジネスは要注意か。経済成長とのリスクバランスをどう見極めるか、などと思い巡らせる。
でも最も刮目したのは、最終章の以下の箇所。日本やばいです。
【犠牲となる選択はなにか】
先進国が近代後の人口動態に向かうとき、各国はそれぞれに「トリレンマ」とでも呼ぶべき選択をしている。トリレンマとは二律背反ならぬ三律背反のことだが、ここでは3つの選択肢のうち -
Posted by ブクログ
【2026年36冊目】
最愛の妻であるイレーヌを失ったカミーユ警部は、ブランクを経て難解な事件を解決に導くまでに回復していた。女性と関係を持つことなど考えもしなかったが、ある日一人の女性と運命的な出会いを果たし、少しずつ関係性を構築し始める。だが、そんなカミーユに寄り添う新しい女性が強盗犯に暴行されるという悲劇が発生してしまいまい――悲しみのイレーヌ、その女アレックスに続く三作目完結編。
一体全体、カミーユが何をしたっていうんです?作者さんの実生活にカミーユという名の人がいて、よほどいけ好かないとかそんな恨みつらみでも込めてるんですか?と聞きたくなるような悲劇。可哀想通り越して、最早お祓いに -
Posted by ブクログ
前から気になっていたことと、評価の高さに惹かれて手に取った一冊。
三章構成の物語は、節ごとに短く区切られ、視点を変えながら文字通り二転三転する。テンポよく読み進められ、自然とページをめくり続けてしまう展開の速さと、読書を中断するポイントも見つけやすい構成。
描写の過激さに驚く場面もあるが、物語の背景や人物の行動を支える要素として機能しており、読後に振り返ると必要な表現だったと感じた。
登場人物も個性的で、覚えにくい名前でありながら自然とイメージが結びつく。個々の人物像の明確さが、感情移入と読みやすさにつながっていたように思う。
いわゆる謎解き中心のミステリーではないが、伏線は丁寧に配置 -