橘明美のレビュー一覧
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このシリーズ三部作をまとめて購入しており、2作目のアレックスが一番有名だが、この1作目のイレーヌを先に読むべき!という口コミを目にしていた。
にも関わらず、購入から数年経ってようやく読み始めた今、間違えてアレックスから読んでしまい、イレーヌに関する振り返りらしき文章が始まったところで上記を思い出して慌てて本を取り替えた笑
主人公・カミーユ警部と、その妻・イレーヌ、上司のグエン警視、部下の金持ちのルイ、浪費家なマレヴァル、ケチなアルマン、というのが主要キャラクター達だが、序盤に話が進むにつれて順番にエピソードと共にキャラクター紹介されるので、覚えやすくて面白かった。
カミーユは眼鏡をかっこよく -
Posted by ブクログ
ネタバレローマの奴隷に対する扱いが寛容なり残虐なり違いはあるもののの、奴隷と自由人には大きな隔たりがあり、奴隷は単なる資産扱いしかされない。暴力を振るわれても法律上問題ない。子供を産んでも売られる時もある。真実を話さないから拷問してもよいとされる。高潔な行いをした奴隷は解放されることもあるが、逆に言えば奴隷は道徳的価値をもたないと思われているからこそ民衆は面白がり褒美に解放しろと囃し立てるわけだ。解放奴隷のトルマリキオは著者に語る。「あなたもよくご存じでしょうが、ローマ人はみんな自己顕示のために奴隷を買うんですーわたしら解放奴隷だけじゃありません。誰もができるだけ多くの奴隷を買おうとしますが、それは金
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鉄、銃、馬、病原菌。これらがすでにインカの人々の手に渡っていたら? 史実とは逆に、インカ帝国がスペインを征服するという設定の歴史改変小説。
「アタワルパがスペインへ行って征服する」という筋書きを決め、あとは自由に想像する手もあったはず。しかし本作は、膨大な資料をもとに実在の人物をチェスの駒のように配置し、歴史を綿密にシミュレーションして、4年をかけて書かれたそうだ。ここまで作り込んだからこそ、まるで本当にあった歴史を追体験するかのような物語になったのだと思う。特に、宗教観の対立をめぐる人々の心の動きが興味深かった。
キリスト教会の前に貼られた、
『太陽神の九十五か条の提題』は、ルターの『九 -
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「どん底に落ちることになっても、誰かのためになにかを犠牲にできるっていうのは、そういう誰かがいるっていうのは、悪くないと思う」
カミーユの恋人が強盗に襲われ、瀕死の重症。カミーユは彼女との関係を隠し強盗の正体をひとり追う。
カミーユ警部シリーズの完結編。
一、二作目みたいなショッキングな描写は少ないが、一、二作目よりカミーユがやりたい放題でジャンやルイの気持ちを考えると胃が痛かった。
そして、個人的には最終章(三日目)に入るまでなんとなく乗り切れなくて読むのしんど~~~でした……が!三日目で様々なことがわかってきて全部繋がってきもち~~~!!!でした!!
救いがないしやはり誰にも共感でき -
Posted by ブクログ
女性の誘拐事件がおこる。過去のある(イレーヌ)事件で第一線からは遠ざかっていたが捜査することになったカミーユ。
前作とおなじく、物語が進むにつれて謎が明かされていくタイプなので物語を愉しむ人向け。推理目当てで読むと後出し感を感じざるおえないかも。
善悪、真偽、道徳や倫理……この本を読んでいる時は何もかもわからなくなった。
読み終わったが、この物語をまだ理解しきれていない。
真実ではなく正義。どこまでも警察"小説"だ。
お気に入りキャラはルイ。スーパーエレガント冷戦沈着ジェントル!
だけど今作のMVPはアルマンだよ……!!!!!
地獄でアレックスはc'e -
Posted by ブクログ
顧問との壁打ちの後、本棚からお借りして。
世界情勢を時事ニュースで追っているだけではなく、本書の人口データから読み解く視点を持ち、自分で考えることが大切だと。
戦争やデモなどは高齢化社会では過激化しないとの指摘には大いに同意。それを考えるとアフリカでのビジネスは要注意か。経済成長とのリスクバランスをどう見極めるか、などと思い巡らせる。
でも最も刮目したのは、最終章の以下の箇所。日本やばいです。
【犠牲となる選択はなにか】
先進国が近代後の人口動態に向かうとき、各国はそれぞれに「トリレンマ」とでも呼ぶべき選択をしている。トリレンマとは二律背反ならぬ三律背反のことだが、ここでは3つの選択肢のうち