【感想・ネタバレ】悲しみのイレーヌのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年12月24日

すごく好きな話。
だけど、原題(Travail soigne(丁寧な仕事))のままがよかったな。
この邦題にしたせいで結末がある程度予想できてしまって、途中の主人公と奥さんの会話も、でも最後には…と考えてしまって辛かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月07日

久しぶりに、わくわくするような作品だった。私も、まんまとしてやられたうちの一人。視点がいろいろ変わる書き方は私は好きなので、そこも良かった。殺人方法が斬新で面白い。アメリカンサイコ、ブラックダリア等、作中で出てきた作品も昔読んで面白いと思ったものばかりなので、また読みたいと思った。予想通りの悲しい結...続きを読む末は無念だったふが、、、ヴェルーヴェン警部からしばらく目が離せなくなりそうだ。

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Posted by ブクログ 2022年07月21日

だってさー先にアレックス読むじゃん普通はっていうか当時は。
そしたら思いっきりネタバレ食らってるんだもん、最悪だよ。
順番通りに刊行しなかったのはなんでなの?
シリーズ化させるつもりなかったでしょ!
とはいえ面白いしドンテングロサイコミステリー好きを唸らせる名著だからまぁ許すわ

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Posted by ブクログ 2022年05月09日

ネタバレをしないと伝えられない面白さ。
言える事は、グロテスクな表現が至高である事と、現実味のあるサイコパスな要素がてんこ盛りである事です。
ただ…タイトルがネタバレになってないか?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年04月18日

『その女アレックス』を先に読んでしまっていたのでイレーヌの死はあらかじめ知っていました。このへん翻訳出版の順番はどうにかならなかったのだろうか…と悔やまれます。

おかげでイレーヌの場面はどれも読んでいて胸が痛みました。描かれる夫婦愛は妻の誘拐と死という、最悪のかたちで終わりを迎えるからです。しかし...続きを読む結局、その胸の痛みさえ、偽りだったという事実を最後に突きつけられます。
読者は第二部で大いに裏切られます。魅力的な人物像すべてが利己的な殺人犯による創作にすぎなかった。私が感動したり、笑ったり、物悲しかったりした場面どれもがビュイッソンの独りよがりで、私は手のひらの上で踊らされていたに過ぎなかった。こんな裏切りがありますか?P・ルメートルはなんて残忍な人物なんだろう。その才能が文学に生かされていて安心します。

作家にとって登場人物から自分を完全に排除するのは不可能に近いと思います。つまり作者はビュイッソンでありカミーユでもあるわけです。特にこの文庫本では5分の4がビュイッソンの作品なわけで。それで言うに事欠いて「結局のところ、あなたもわたしも、人々がこうだと思う人間ではありません。」と〆る。これがデビュー作だなんて凄すぎます。
あらすじに「あなたも犯人の悪意から逃れられない」とありますが、まるっきり「筆者の悪意」ですよ。

ところで『その女アレックス』で、イレーヌはバラバラにされて死んだと書かれてはいなかっただろうか?(※"惨殺"でした)
確認がてら再読します。アレックス〜でカミーユの口から語られるイレーヌは、本来のイレーヌでしょうから。

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購入済み

ドキドキしました!

2021年02月07日

Jディーヴァーの作品が好きで日本語訳の作品はよく読むのですが、最初は作品特有の流れに頭がなかなか慣れずにいましたが、読み進めるうちに予想外の展開が繰り広げられ、あっと言う間に読み終えてしまいました。悲しみのイレーヌも読んでいたのでカミーユの心情も理解できました。どちらも好きな作品です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月26日

読みたい本を切らしてしまい過去に読んだものの中からようやくこれに決めた。8年ぶり再読、我ながら忘れ去る能力に驚いた。犯人すら覚えてなかった。当時アレックスの次にこれを読んですごくおもしろいと思った記憶しかなかった。とにかく残酷な描写ではこれをしのぐものがないというくらい残酷きわまりないが、そこは想像...続きを読む力を全面的に殺して字面だけを追いながら読み進めることにする。やはり面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年11月11日

なんの知識もいれずに読み始めたからなのか、色々なミステリーを読んでいますが衝撃が凄かった。最初から最後まで残酷of残酷。
読み終わると疲労感。私は好きです!

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Posted by ブクログ 2023年10月04日

 初ピエール・ルメートル作品でした。とても怖かったです。最後まで読んでもスッキリとはしません。でも、別の作品も読んでみたいかも。

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Posted by ブクログ 2023年09月30日

異様な手口で惨殺された二人の女。カミーユ警部は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が…
『その女アレックス』のカミーユ警部のデビュー作。
清々しいほどに騙された!怪しい所に何枚も付箋貼ってたのは何?笑。面白いけどグロ注意です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月13日

三部作の一作目。

物語の第一部は犯人の創作。
実際に起きたこともあればそうでは無いこともあり、人物の名前や登場にズレがある。
今まで読んできたのはなんだったんだと。今までになかった変わったどんでん返し。

実際にある小説や絵画が登場するのでそちらも確認したくなる。

タイトルの『悲しみのイレーヌ』...続きを読むやイレーヌの妊娠からの不穏さが尋常ではない。

事件の残酷さの言語化が凄すぎて思い浮かぶし、気持ちが悪い。R指定でも映画化は難しそうなくらい。文字でここまでくらっているから映像で観たら死ぬほど気分が悪くなると思う。

解説にあった「脳がざわざわする」が言い得てる。

『セブン』のような犯人と『ユージュアル・サスペクツ』のような要素。

翻訳の仕方が良く読みやすい。

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Posted by ブクログ 2023年07月01日

これは凄い…血生臭さも凄いんだけど、構成が凄い。何も書けないんだけど、現実なのかそうじゃないのかの境目が迷子になって、あとがきにあった「脳がざわざわする」の感覚が分かる気がする。
次作どう展開するのか

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Posted by ブクログ 2023年06月19日

シリーズ第二作から見てしまったので、ネタバレ状態でしたが楽しめました。シリーズを通して残酷な描写や哀愁やら凄いですがそこが魅力だと思います。

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Posted by ブクログ 2023年04月07日

外国文学は結構好きですが、登場人物の名前がなかなかな入ってきません。この作品も名前を確認しながら読み進めました。
途中、若干の物足りなさを感じつつも、衝撃の結末に満足できた作品でした。面白かったです。

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Posted by ブクログ 2022年11月03日

フランスの作家「ピエール・ルメートル」のデビュー作品『悲しみのイレーヌ(原題:Travail soigne)』を読みました。

「ピエール・ルメートル」作品は、昨年の12月に読んだ『天国でまた会おう』以来なので、約半年振りですね。

-----story-------------
『その女アレックス...続きを読む』の刑事たちのデビュー作

異様な手口で惨殺された二人の女。
「ヴェルーヴェン警部」は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が発生
「カミーユ」は事件の恐るべき共通点を発見する……。

『その女アレックス』の著者が放つミステリ賞4冠に輝く衝撃作。
あまりに悪意に満ちた犯罪計画… あなたも犯人の悪意から逃れられない。

解説・杉江松恋
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「カミーユ・ヴェルーヴェン警部」シリーズ三部作の第1作にあたる作品… 「ピエール・ルメートル」の名前を日本で有名にした『その女アレックス』が第2作にあたる作品なので、第2作を先に読んじゃった感じですね、、、

テンポが良くて面白いのが、他の作品との共通点… ホントに巧いと感じさせる作品で、デビュー作とは思えないクオリティです。

気になるのは、惨酷で凄惨な殺害シーン… しかも、殺される人数が多いんです、、、

この部分には、嫌悪感を感じますが… 想像力を封印し、エンターテイメント作品として割り切って、ストーリーを愉しむことに徹しました。


著名な画家を母に持ち、自らも絵心のある警部「カミーユ・ヴェルヴェーン」… そんな「カミーユ」の下に、部下の「ルイ」から連絡が入る、、、

「こんなのは見たことがない」

という「ルイ」の言葉に現場に駆けつけてみると、そこには凄惨な手口で殺されたふたりの女性の死体があった… いずれの死体も甚だしく損傷しており、使われた凶器は刃物だけでなく、釘で打つ、酸で焼く、火で燃やすという徹底振りだった。

しかも壁には、

「わたしは戻った」

という謎の宣言まで書付られていた… 全てが過剰な演出で、露出狂のような犯罪、、、

この異常犯罪に対し、若く優秀な富豪刑事の「ルイ」、極端なケチだが粘り強い捜査で定評あるベテラン刑事「アルマ」らの部下と共に捜査を開始すた「カミーユ」たちは、驚くべき事実に気付く… そして、過去の未解決な類似事件を調べるうちに共通点があることを見出す。

今回の殺人事件は、「B・E・エリス」の犯罪小説『アメリカン・サイコ』の殺害現場、殺害方法を再現しており、

1年半前の殺人事件は、「ジェイムズ・エルロイ」の犯罪小説『ブラック・ダリア』の殺害現場、殺害方法を再現していた、

捜査が進むにつれ、

「エミール・ガボリオ」の犯罪小説『オルシヴァルの犯罪』、

「シューヴァル&ヴァールー」の犯罪小説『ロセアンナ』、

「ウィリアム・マッキルヴァーニー」の犯罪小説『夜を深く葬れ』の、それぞれの殺害現場、殺害方法を再現した類似の事件があることが判明、、、

増える惨殺死体… 執拗なル・マタン紙の記者「フィリップ・ビュイッソン」… 軽薄な不動産業者「フランソワ・コッテ」… そして、犯罪と事件の関係性に気付いたことから疑われるミステリ通の書店主「ジェローム・ルザージュ」… 「カミーユ」たちは、大学教授で犯罪小説の専門家「ファビアン・バランジェ」にアドバイスを求め、この事件、そのものが、あるマイナーな犯罪小説『影の殺人者』を再現しようとしているという恐るべき事実に気付く。

『影の殺人者』では、倉庫で妊婦が出産前の胎児とともに惨殺されるらしい… そして、出産間近だった「カミーユ」の妻「イレーヌ」が犯人に誘拐され、「カミーユ」はパニックに陥る、、、

「カミーユ」たちは、今後の事件の展開を知るために、ほとんど市場にも流通しておらず入手困難な犯罪小説『影の殺人者』を探し求め、「ジェローム・ルザージュ」等の協力を得て、『影の殺人者』の古本を入手… それを読んだ「カミーユ」は「イレーヌ」が監禁されている場所に気付き、武装して現地に向かう。

いやぁ… ホントに殺害シーンのことに目を閉じれば、怒涛の展開で愉しめる作品でしたね、、、

「カミーユ」の心情や葛藤がきめ細やかに描かれているので、感情移入して読んじゃいましたね。

それにしても、哀しい結末だったなぁ… 真相に気付くのがちょっと遅かったですね、、、

こんな結末はなかなかないよなぁ… と感じましたが、三部作の第一部としては、あり得るカタチなのかと思います。

「カミーユ・ヴェルーヴェン警部」シリーズ三部作の完結篇『傷だらけのカミーユ』でも読んでみたいな。
 

以下、主な登場人物です。

「カミーユ・ヴェルーヴェン」
 司法警察 警部 犯罪捜査部班長

「イレーヌ・ヴェルーヴェン」
 カミーユの妻

「ルイ・マリアーニ」
 カミーユの部下 富豪一家の息子
 
「アルマン」
 カミーユの部下 ケチで知られる

「ジャン=クロード・マレヴァル」
 カミーユの部下 浪費家

「ジャン・ル・グエン」
 警視 犯罪捜査部部長 カミーユの上司

「コブ」
 捜査チームのメンバー ITのエキスパート

「エリザベス」
 捜査チームのメンバー 腕利きの女性

「フェルナン」
 捜査チームのメンバー 酒浸りの中年

「メフディ」
 捜査チームのメンバー 若いアラブ系

「ジャン・ベルジュレ」
 鑑識課長

「エドゥアール・クレスト博士」
 心理プロファイラー

「フランソワ・コッテ」
 クルブヴォア事件の現場を扱った不動産業者

「エヴリン・ルーヴレ」
 クルブヴォアで惨殺された娼婦

「ジョジアーヌ・ドゥブフ」
 クルブヴォアで惨殺された娼婦

「マヌエラ・コンスタンツァ」
 トランブレで惨殺された娼婦
 
「アンリ・ランベール」
 コンスタンツァのヒモ
 
「フィリップ・ビュイッソン」
 ル・マタン紙の記者

「ファビアン・バランジェ」
 大学教授 犯罪小説の専門家
 
「ジェローム・ルザージュ」
 ミステリ通の書店主
 

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Posted by ブクログ 2022年10月21日

翻訳本は、以前読んだ本の表現部分があまりにも冗長すぎて食わず嫌いしていましたが、この本はとても読みやすかったです。

全体に漂う重い雰囲気と登場人物の動きがイメージしやすい文章で、物語の中に強く引き込まれました。

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Posted by ブクログ 2022年09月25日

サイコキラーと刑事の熾烈な戦い! あなたはきっと衝撃的な真相と結末に襲われる #悲しみのイレーヌ

■レビュー
悪夢のような、息苦しく抜け出せない感覚… なんとも、もがき苦しめられる作品です。

次々と事件が発覚するが、大した実績が上げられずに捜査が迷宮入りしていきます。警察官たちの焦りが手に取るよ...続きを読むうに読者に伝わくる。

事細かくやたら丁寧に綴られる事件描写が凄まじい。
なかり陰惨な殺人事件のため、読んでいてなかなか辛いんです。しかしこの昔ながらの殺戮表現で綴られるミステリーは、昨今の日本の小説では味わえない魅力がありますね。

そして本書は陰気な雰囲気がいい意味で素敵。
事件自体もそうですが、街の情景、警察内部の争い、事件の関係者などなど。全編通して雨でも降ってるんじゃないかと思えるほどの息苦しさ、蒸し暑さが文章からにじみ出ています。

なんといっても本書の魅力は、ミステリーの真相部分。
終盤の強烈な展開から怒涛の終焉までは、まさに読まずにはいられない熱中の読書タイムでした。こんなの読んだことねぇよっ

次回作アレックスでは、いったいどんな仕掛けをしてくれるのか楽しみです。

■推しポイント
この本は悪意と憎悪が読者に襲い掛かってきます。

私もかつて人を憎んでしまったことがありました。
しかし家族を持つことによって、いかに愛を育むか守るかを大切に、どんなことがあっても前向きに生きようと心に誓ったものです。

彼の気持ちを思うと、ただただやるせないです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月01日

日本での出版は「その女アレックス」の方が先と、順番が前後しているが、こちらがシリーズ第1作にして、著者のデビュー作。
既に他作を読んでいる私からすれば、相変わらず、という印象だが、実際には小説家としての出発時から、猟奇的な犯行の描写が凄惨過ぎる。
この作品に関してはそこは必要な部分であると理解はでき...続きを読むるが…。
クライムノヴェルとしては非常に良くできている。
第2部に入り、第1部の位置付けを認識させられた時は、思わず「巧い」と心の中で唸った。
まったく救いの余地がない、無慈悲の極みとも言えるエンディングが持つ意味合いと効果については見方が分かれるところだろうと思う。
そして、その結末を示唆するようなフラグが作中にいくつも立てられていることについては、著者の思惑であることを慮って差っ引いたとしても、この邦題のセンスはあまりに酷いと評さざるを得ない。
"もしかして原題の直訳か、それだったら仕方ないか"、と思いつつ調べたらそうではないし、どうも出版社及び編集部内に、"もう次作の翻訳出てるしな"、という開き直りがあったとしか思えない。

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Posted by ブクログ 2022年06月13日

終始分厚い雲が覆って霧がたちこめているような、そんな世界観。カミーユの妻の言葉がいちいち不安を煽ります。その女、アレックスもそうなんですが、残虐なシーンがあまり記憶に残らないほどに本編のストーリーも重厚。三部作、全て読んでください。ただし、だいぶやられます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月21日

カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ、第一弾。

非常に不吉なのはわかりきっていた。
女性を残酷に殺す連続殺人。
捜査を率いる警部の妻は妊婦。
そしてタイトルは彼女の名前、イレーヌ。

個性豊かな部下たちの存在が効いているが、
どう考えても金持ちの部下と女好きの部下がもめてたら、
金の貸し借りだし、...続きを読む
捜査情報をもらしたのは金欠の方の部下だろう。
それに犯人に自宅の住所を教えるなんて。

カミーユ警部は死体の残酷な状況が、
とある犯罪小説と同じであることに気が付く。
さらに、他の死体の状況と同じ小説を捜し、
推理文学の教授や古書店の店主に尋ねて、
その小説を突き止めるが…。

イレーヌの運命が気になり過ぎて、
事件の方はちょっとおざなりになってしまうぐらい。
本当に酷いラストだった。

2作目にあたる「その女、アレックス」を先に読んでしまったが、
その方が良かったかも。
この作品の後では次の作品を読む気にならないから。

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Posted by ブクログ 2022年04月29日

面白い作品は後半になるほど凄いスピードで読んでしまうのだけど、この作品も2部に入ってからはあっという間に読んでしまった。
惜しむらくは、タイトルの所為で先の展開が読めてしまっていたこと、と言うか、おそらく読み進めていくうちに展開は予測出来てたと思うのだけど、タイトルのお陰でそれさえも判らないこと。「...続きを読むその女アレックス」に引きづられての邦題なのだろうけど、もう少しなんとかならなかったのだろうか?星一つ評価を下げたくなるような残念な邦題だ。

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購入済み

グロいなぁ

2020年07月04日

初めてこの作者の作品を読みました。グロい場面も多々ありますが、その分緊張感も高まり読み進められました。

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購入済み

多くの方がおっしゃる通り

2020年05月24日

先にアレックスを読んでしまうと、結末が分かった上でストーリーを追うことになるため少し残念でした
とはいえ、アレックスとは全く違う仕掛けが施されているため後半に受ける驚きは色褪せることがありません
グロテスクな描写の多さではアレックス以上でしたが、男性でありながら女性の登場人物の造形がとても巧みな...続きを読む作家なので女性読者を多く獲得すると思います

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Posted by ブクログ 2024年03月31日

集中して読み進めることができた。
間をあけると人物名が誰かわからなくなる。
結末が予想でき、ハラハラと不安な気持ちを持ったまま読み進めていた。
映画のセブンに似た 後味の悪さがある。
残虐な場面が多く出てくるけれど、読み進められない程ではなかった。私の感覚はどんどん鈍くなっているのかもしれない。
...続きを読むういう意味で怖かった。

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Posted by ブクログ 2024年02月11日

へっ嘘でしょ。
こんなの悪夢やん。
エグい描写でも歯を食い縛りながら読んだのに最後でどっと疲れた。
凄惨な連続殺人事件の共通点にはゾッとする。
いろんな意味でメンタルが削られる作品だった。
一部では捜査に明け暮れ、二部では驚愕の事実と絶望が待ち受ける。
構成が見事だけど、これはキツイ。

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Posted by ブクログ 2024年01月08日

『その女アレックス』の著者、ピエール・ルメートルのデビュー作。殺人現場の描写は、非常に凄惨で誉田 哲也さんの比ではありません❗

ルメートルの腕前なのか?訳者の橘 明美さんのお陰なのか、『その女アレックス』同様に、テンポ良く息つく暇もない位、その世界へ読者を惹き込ませます♫これがデビュー作とは、...続きを読むとても恐れ入ります❗

ただ残念なのはタイトルで、もう少ししっくりくるものがあったような気がします。また個人的には、終り方も少し残念で、『その女アレックス』の方が数倍も面白かったように感じました❗

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

とてもおどろおどろしい描写の殺人事件からスタート、最後まで読み切れるか不安になりつつ読破しました!
過去の事件とも繋がる痕跡があり、カミーユ警部が事件を調べていくと...なんと小説に書かれている内容と同じ状況で殺人が行われている⁉︎
他の事件でも小説と同じ内容のものが見つかり、連続殺人として捜査が進...続きを読むみます。

いやぁ、人が沢山殺されて酷い殺害方法いっぱい(°_°)
そして、ビックリする展開が待ってます。
次に読む予定のアレックスもこの感じなのかしら

読後はドヨーンのお話でした


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Posted by ブクログ 2023年12月04日

私の頭が悪いのか、とても読みにくかったです。その女アレックスは読めたのに。話としてはよく出来てるんだろうけど……登場人物一覧が無かったら読むの諦めてた。
まず「ジャン」ってつく名前が多すぎて混乱する。

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Posted by ブクログ 2023年01月21日

カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の中の一作目

目を背けたくなるほど描写が結構えげつない
およそ文章で表現出来る限界までの悪魔の所業

推理要素と言うよりはどんでん返しに重きを置いたような印象
まさかの○○○だったとは...

そして何より救われないラストが何とも言えない気分になる
次作以...続きを読む降がどうなるのか気になる

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

小説に仕組まれた仕掛けには驚いた、でもその後の展開にもう一捻り欲しかった気がする。

もちろん衝撃的ではあるし予想はしてなかったけど、好きではないし拍子抜け。

この捻りのなさが後2作で生きてくることを願いたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月09日

ピエール・ルメートルの「カミーユ警部」シリーズ第1作。
現実と虚構とが入れ替わるどんでん返しはとても良かった(原題『Travail soigne』が意味する「きちんとした仕事」「丁寧な仕事」というのも、主人公の入念な捜査を指すものから、犯人側の積み上げてきた犯行を指すものへと主体が逆転する)。
仕掛...続きを読むけは面白いのだけれど、特に終盤の展開が残酷すぎて、読んでいて辛い。次作でカミーユ警部は帰ってくるらしいけれど、その喪失や絶望をどう描いているかによって、シリーズ全体への印象も変わりそうな気がする。

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Posted by ブクログ 2022年02月04日

「その女アレックス」が気になっていたが、2作目だったので1作目のこちらから読んでみた。
落ち着いた語り口と作品の雰囲気がうまくマッチしていて、ところどころ斬新で素敵な表現があり読み応えがあった。巧みに訳してくださった翻訳者に感謝。
医者や学者など専門家が出てウンチクを語っているシーンが好きなので、本...続きを読む作もわくわくしながら読めた。
「ハサミ男」が好きな人におすすめしたい。

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Posted by ブクログ 2023年06月11日

ミステリを読むときにはストーリーを丁寧に少しずつ振り返りながら読んでいくのですが、おかげで物語の仕掛けの部分を楽しむことが出来ました。

一度読むと、その後にもう一度作品を読み返さざるをえないといったところは次回作との共通点ですね。良く出来ていると思いました。物語の構成力はさすがです。

ただ、残酷...続きを読むな描写もシリーズ共通なので苦手な方は注意してください。これが著者ならではのスタイルなのでしょうし、そこは読んでみなければ計れませんがこの作品を他人に勧められるかと言われると…どうでしょうか。

ただ、前述の仕掛けについてはとても面白かったです。

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