感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年11月16日
小学生、中学生の頃の自分を思い返すと、当時は当然だが未熟で今思い返すと恥ずかしいことばかりある。そんな中で主人公のように事故のような形で人を殺してしまうことが絶対にないと言えるだろうか、そしてあるとしたら、主人公のような人生を歩む可能性もあるのではと思ってしまう。
人間描写が価値観同じ気がして好き
Posted by ブクログ 2024年04月25日
衝動的に犯してしまった少年期の罪。良心の呵責に支配されるその後の人生が刻々と描かれ、読み手を引きこむ。登場人物が大人になっても続いていく小さなコミュニティの中の人間関係。「最後に明らかになる真実」と書くと平凡だが、ここまで引っ張れる力量と明るみに出る話の中身は、さすがルメートルとしか言いようがない。
Posted by ブクログ 2024年02月19日
主人公であるアントワーヌの心情が細かく書かれていて、ドキドキがこちらまで伝わってくる
どういう結末になるか気になってどんどん読んでしまう。
そして結末…超びっくり!って感じではないけど、想定外の結末だった。
面白かった。
海外ミステリーは苦手だけど、こちらはとても読みやすい。
Posted by ブクログ 2024年01月18日
一九九九年/二〇一一年/二○一五年
十二歳の少年の偶然の犯罪。彼は時をどう過ごしていくのか。
罪を犯した事実は彼の中から消えることはない。けれど、時は過ぎ彼も成長していく。
そして、彼の知らなかった事実を知ることになる。
その後は??
Posted by ブクログ 2023年11月10日
衝撃のラストが!
ルメートルさん、相変わらず、人生は厳しいんですよ。を突きつけてくる。
前半、あまりにもつらかった。
どうしたら良かったのか。
嘘をついて事故にしてしまえば良かったのか。
最終的に、アントワーヌはどんな人生を送るんだろう。ほっとできるのは、死ぬ時だけかも?
Posted by ブクログ 2023年12月13日
そうよ、あのルメートルよ!と覚悟はできていたはずなのに、またしても絶望の底に叩き落とされました。
プレイステーションを持っていないせいで友達のいない12歳のアントワーヌ。そんな彼に唯一なついていた6歳のレミを故意ではないとはいえ殺してしまった。いつバレるのだろうかと、私たちはアントワーヌと共に緊張...続きを読むを強いられることになります。
しかしバレない。ずっとバレない。その年も、10年以上が経過しても。けれど、バレていなかったわけではないと知ったら。
彼のことは好きになれません。でも、彼がこの先どう生きていくのかは気になる。確かにあの時、あの森で死んだも同然。
Posted by ブクログ 2023年11月11日
ピエール・ルメートル安定のイヤミス感。
ラストに分かる、コワルスキー氏と母親の関係性、そして事の全てを知っていたという事実、自身の出生…。
始めに可愛がっていた犬の死、その死に耐えられず意図せず自分を慕っていた子供を殺してしまうシーンは読んでいて胸が苦しくなりました。
エミリーとの事は...続きを読む自業自得すぎて、こればかりは軽率すぎるとしか…絶対に妊娠したやろ…と先が読めました。この事さえなければ、アントワーヌが思い描いた未来に進めただろうに…。
色々後味が悪いですが、おもしろかったです。