作品一覧

  • 人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題
    4.1
    1巻2,860円 (税込)
    40億、121、79000――国家の命運は人口が握る! 気鋭の人口学者による大胆な未来予測 超大国になるか発展途上のままか、経済的に豊かになるか貧困にあえぐか ○少子化は政策より個人の思想が影響する ○高齢化が進むと紛争が減る ○超高齢化社会・日本は未来の象徴 今後の社会を読み解くうえで多くの示唆を与えるユニークな教養書。
  • 人口で語る世界史
    4.0
    1巻1,300円 (税込)
    人口を制する者が、世界を制してきた── ロンドン大学・気鋭の人口学者が“人口の大変革期”に当たる直近200年を叙述。全く新しい教養書の誕生。 ・産業革命のもといち早く人口を増加させた英国は、植民地政策のもと世界の覇権を握った ・猛追するドイツとロシア。人口膨張への脅威が各国を戦争へ駆り立てる ・ヒトラーによる優生学。人口増との大いなる矛盾のゆくえ ・日露戦争に勝利した大日本帝国は、世界の人口大国へ ・超大国アメリカの出現。人種・移民問題を端緒とする翳りとは ・戦後の復興も遂げた日本が、世界に先駆けて少子高齢大国へ陥った本当の理由 ・王者・中国の14億人パワー。だが一人っ子政策の後遺症が。インドはいつ追い抜くか 「人口」に対して、「技術革新」「経済」「地政学」「為政者」「戦争」「宗教」「イデオロギー」「移民」「医療の進歩」「女子教育」「自己決定権」などの様々なファクターを掛け合わせ、アカデミックな裏づけのもと一般読者向けに書き下ろした決定版。 解説・堀内勉 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ユーザーレビュー

  • 人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

    Posted by ブクログ

    「日本は少子化問題で崩壊する」と予言している事に驚愕するが頷ける。それは本書にある人口動態での重要ポイント「経済力」「民族性」「社会的エゴイズム」があり、日本の現状は経済の低迷路線の選択と単独民族(単独民族の継承・移民不可)を継続していることだ。「崩壊」の主の理由である少子化問題は既に危険レベルにあり、幾ら労働者不足を科学技術で補おうと、また女性の地位と待遇改善を図ろうと手遅れに近いという。政治政策がこのままでは、日本の経済は成長が不可能で、若い夫婦が労働しても賃金的にも時間的にも子供を育てる環境がさらに失くなっていくと言うことだ。それは国家が増税と新税を繰り返しても、高齢者負担(医療・年金・

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    2025年04月05日
  • 人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

    Posted by ブクログ

    人口が未来を語るという意味では、日本はかなり重症なことがデータを持ってして理解することができた。もちろん単純な話ではないが、現状の少子高齢化と将来の人口予測は随分以前からわかっていたことであり、対策もできはずだ。日本は少子化の進行を少しでも遅くために、民族性とエゴイズムを捨てる覚悟がなかった。民族性とは移民を受け入れることで、エゴイズムとは女性に偏りがちな子育てを改めず、仕事と子育ての両立を思いとどまらせようとする文化のこと。子供を持つことに消極的なことは仕方ないと思わざるを得ない。

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    2024年12月30日
  • 人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

    Posted by ブクログ

    未来を予測する確実な方法の一つが人口の推移を検討することである。日本の人口は減る一方、将来どうなるかの議論はある程度見慣れているが、世界に目を向けると様々な現象があって、非常に興味深い。例えば、アメリカではいわゆるWASPは減り、ヒスパニックが増えているというのが大勢だが、一部の宗教(ユダヤ教徒やモルモン教徒)は子沢山で、このような人たちが多く住むエリアは平均年齢も生産人口も多い。子供も同じ宗教を信じることが多いだろうから、長い目で身見ると、相対的にも絶対的にも影響力を増す、とか。また、先進国では、3つの指標のどれかを犠牲にする傾向がある。それは「経済力」「民族性」「エゴイズム」であるという。

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    2024年05月27日
  • 人口で語る世界史

    Posted by ブクログ

    18世紀くらいから現在までの人口動向と世界の動きをその関連に着目しつつ読み解いていく。歴史の本を読んでると、この頃のイギリス人は何人いたんだろうとか、オランダは小さな国なのになんで植民地を持てたんだろうとか、ロシアはどうして広い国土を保てたんだろうとかの疑問が湧くことがあったから面白く読めた。この本のすべてを鵜呑みにはできないけれど、人口が軍事力であり経済力だというところは納得できる。

    0
    2025年08月23日
  • 人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヨーロッパが植民地を作れたのは、人口急増とそれに伴う流出のおかげ。アメリカとソ連が超大国になったのも人口急増による。中国、インドが注目されるのも人口が多いから。
    前近代では、妊娠出産は抑制されなかった=多産多死。多産少死で人口が急増=第一の人口転換。
    少産少死で合計特殊出生率が2人強を割り込むのが、第二の人口転換。
    世界は長寿低死亡率を享受し、出生率が人口の増減を左右している。
    増加するグリーン=環境回復、
    増加するグレー=高齢化
    減少するホワイト=アフリカの急増とヨーロッパの減少

    乳幼児死亡率の減少は教育の普及によるもの。
    外国生まれの母親は乳幼児死亡率が下げ止まる。医療サービスにとどかな

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    2024年10月12日

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