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『テルマエ・ロマエ』『プリニウス』のヤマザキマリ推薦!!
「古代の大帝国を支えた奴隷越しに 我々の生きる現代社会が見えてくる」
古代ローマ貴族が教える、究極の“人を使う技術”
◆奴隷の買い方
→若いやつにかぎる
◆やる気を出させるには
→目標を持たせ、成果報酬を採用しろ
◆管理職にするなら
→顔の良い男は避けろ
◆拷問の行い方
→奴隷は資産。適度な鞭打ち、鉤吊りを
◆性と奴隷
→家族を持たせて人質に
◆反乱を防ぐには
→互いに話をさせるな
他、古代ローマ社会を知り、立派な主人になるためのヒントが満載!!
Posted by ブクログ 2022年10月29日
風変わりなスゴ本。
奴隷のしつけ方というマネジメント本というよりは、古代ローマ時代の奴隷制度について生々しく語ったという仕立てで読み易い。奴隷を資産、物として扱い、時に足の骨を折り、目を潰し、ウツボの生き餌にしようとし、女奴隷には我が子を生ませようと好き勝手に振る舞いながらも、一部で感情移入して金...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月07日
古代ローマの「架空の」貴族に語らせた、奴隷の扱い方ハウツー本です。面白いです。
古代ローマの庶民の生活も分かりますし、とにかく奴隷制度が当たり前に定着している様子が分かりますね。
最後に触れられていたように、時代的に、キリスト教は奴隷に支持されて広まってきたのかと思ってましたが、どうやら違うようです...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月20日
私たちの奴隷のパブリックイメージは「死ぬまでこき使われていくらでも代わりが効くから家畜以下の扱いをうけるもの」であるからこそ、この本に書かれていた奴隷を扱うことの難しさや複雑さに驚かされた。(「俺たちは〇〇の奴隷だ」というような比喩に使われることが多く、偏ったイメージを持っていたからかもしれないが)...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月03日
仮託された著者マルクスは2世紀頃のローマ市民(軍人でない者はない)で名家の名に恥じぬ勲功を挙げ、現在はカンパニア(イタリア半島)とアフリカにある所領を管理している。日本でいえば江戸時代初期の大名か。カルタゴ戦争の記憶は生々しく、当時も蛮族との戦いが絶え間ない。もちろん帝国は勝利し、奴隷が発生するが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月23日
古代ローマ帝国市民であり貴族である、架空の人物に、
当時の奴隷について、扱いのノウハウ等を語らせた本。
実際は、解説のトナー氏が多くの文献を基に書いている。
古代ローマの奴隷制について、ここまで詳しく書かれた本は、
なかなか興味深いものでした。それも、使う側という架空の人物に
語らせたことがユニーク...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月31日
タイトルは少々アレだが、内容は面白い本。
古典の研究者が、奴隷を所有しているローマ人に語らせている体で書かれた一冊。
ローマ人にとっていかに奴隷が普通のものだったかということや、奴隷と、奴隷所有者の行動から、今と変わらぬ人間の性のようなものが垣間見れた。
また、奴隷と自由人関係なく無礼講になるお祭...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月13日
前半で古代ローマの奴隷と現代日本の社畜リーマンが重なって見えて、泣けてきた。それはさておき、古代ローマは奴隷という身分が固定ではなく、努力と運で解放され、活躍できる社会、流動性の高い社会だった事が発展の原動力だった事が理解できた。古代人の一人称をとる事でローマ帝国時代に時間旅行へ出かけたような読後感...続きを読む
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