池澤夏樹のレビュー一覧

  • 知の仕事術(インターナショナル新書)

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    冒頭の「反・反知性主義宣言」ともいうべき文章が出色。
    仕事術としては、あまり具体的なワザはないかも。

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    2017年07月20日
  • 知の仕事術(インターナショナル新書)

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    日本文学全集を読み進めています。著者の読書や
    情報の整理術が紹介されている本。
    さらっと読めてなかなか面白い内容でした。

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    2017年06月24日
  • 憲法なんて知らないよ

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    初心者向けかな。
    でも憲法とは何か、どういうものであるべきかを国民全体がわかってない以上、こういう本は大事だ。
    日本国憲法全文と英語文、そして池澤訳があって読み比べてみるのは面白い。
    日本国憲法に人だけでなく環境や地球を大事にする規程を盛り込んだ方がいいと言っている。池澤以外にもそういう提案をする人は多いな。
    peopleをどう訳すか。翻訳の大切さも考えさせられる。
    日本国憲法を作成するにあたって参考にされたと思われるものを勉強してみたい。フランス人権宣言やリンカーンのゲティスバーグ演説とか。
    読んでも売っちゃいけない本だ。

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    2017年05月23日
  • 知の仕事術(インターナショナル新書)

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    著者がどういう方かも知らないまま、書名に飛び付き購入したもの。想像の通りで、手段のハウツー本ではなく、もっと根源的な「知」の求め方についての本。

    いつも感じるのは、この手の本の著者は、当然ながらサラリーマン的感覚とは違うので、それを自分の「仕事術」と同列に捉えられない。

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    2017年02月10日
  • 知の仕事術(インターナショナル新書)

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    <目次>
    はじめに  あるいは反知性の時代の知性
    第1章   新聞の活用
    第2章   本の探しかた
    第3章   書店の使いかた
    第4章   本の読みかた
    第5章   モノとしての本の扱いかた
    第6章   本の手放しかた
    第7章   時間管理法
    第8章   取材の現場で
    第9章   非社交的人間のコミュニケーション
    第10章   アイディアの整理と書く技術
    第11章   語学習得法
    第12章   デジタル時代のツールとガジェット

    <内容>
    作家、詩人であり、書評やエッセイなどの著作の多くある池澤夏樹さんの自分の仕事術を公開したもの。若いころからの本読みである池澤さんのマネはとてもできないが、い

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    2017年01月31日
  • 詩のなぐさめ

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    難しい。きちんと文学や詩の知識があれば楽しめるのだろうけれど、初心者には分からないことが多い気がする。
    2016/11/30

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    2016年11月30日
  • 夏の朝の成層圏

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    無人島漂流。

    日々生きる為だけに活動する、生のシンプルさに惹かれた。生きることに必要なものはほんの僅かである。

    なのになぜ都市へ人は群がるのだろうか。

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    2016年08月08日
  • 古事記

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    平成の世から、古代へのラブレター。

    池澤夏樹は福永武彦の子だったらしい。だから、なのか。岩波少年文庫の福永武彦版を読んだ後に、続けて読む。岩波少年文庫は、確かに子ども向けに「物語」にしてあった。こちらは、誰が誰の親で云々の系譜がある。あと、脚注で色々とツッコミが入っているのが面白い。

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    2015年03月04日
  • 古事記

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    ネタバレ

    まず驚いたのは、イザナキとイザナミが「性交をしてみよう」という場面。なんとも開放的な奔放な感じがしました。次に、スサノオの乱暴振り。「神殿に糞をまき散らした」のだそうです。いやはや神様の所業とは思えません。オホナムヂは神々のだまし討ちにあい、大木に挟まれ殺されます。とにかく3巻を通して、殺したり殺されたりの話がこれでもかというくらいに出てきます。それと、ホトもしばしば出てきます。おおらかでスケールの大きなお話でした。

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    2015年03月04日
  • 古事記

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    建国記念の日。
    脚注が充実しているからか、あっさりしてて読み進めやすいのがありがたい。
    脚注も、よく読むと遊び心が…(笑)
    楽しめます。

    古事記で好きなのは、やはり倭建命の部分ととスサノオの暴挙かな。
    多神教の神様は人間臭いというより、人間以上に無茶苦茶で面白いね。

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    2015年02月11日
  • 古事記

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    点が線に繋がりました。

    系譜の羅列にはなかなか苦戦したけど、
    解説にもあった通りその当時から一文字一文字に意味があったのが凄い。
    逆にやっつけ感がひどいのもあって、実に人間臭い。
    共感したのは、日本書紀との違い。
    正史であるとしたいならば、フォーカスをあてる必要のない敗者が、躍るような唄と一緒にいきいきと、まさしく生きていた。

    読後に思うのは、三浦先生の授業本当にもっと真剣に受けとけば良かった…。
    なんて勿体ない事してたんだろう…。

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    2015年01月04日
  • すばらしい新世界

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    大手メーカーの風車の技術者林太郎は、妻アユミにかかわる縁から、ネパールで風車を建てることになった。その地で林太郎が見、感じたモノとは。21世紀の生活スタイルを問うた作品。原発事故前ではあったが、原発には批判的な内容でもある。

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    2013年09月05日
  • 南の島のティオ

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    ティオが暮らす、珊瑚礁に囲まれ、自然に恵まれた小さな島では、文明を受け入れつつも、神秘的なできごともごく普通に起こりうる。
    凝った設定や教訓めいたメッセージはなく、子供が想像を膨らませながら読むのにいい感じ。

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    2018年12月30日
  • 文明の渚

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    ・作家池澤夏樹が3.11以後の日本について語った講演録。

    ・日本の国土は、豊かな自然に恵まれているが、その代償として古来より地震や津波、火山の噴火などの天災とも付き合っていかざるを得なかった。数多の災害を経ていくうちに、日本人にある自然観が宿った。自分の力ではどうしようもないことを悟って、きっと次に良いことがあるのだから、なかったことにして忘れよう。いわば「諦める」という思想。地震や津波が来ることは仕方がない。いずれ来ると覚悟して準備するしかない。

    ・しかし、「諦める」という思想が悪い方に出てしまうと、「原発事故も仕方がない」となってしまう。両者は明確に区別しなければならない。

    ・原発従

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    2013年04月10日
  • 叡智の断片

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    「人生で大事なのは愛と仕事」
    フロイトさん、わたしもそう思う。
    そして、
    「仕事は可視化された愛である」

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    2013年03月20日
  • 南の島のティオ

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    小学校の教科書に載りそうなお話。
    愛・勇気・優しさ・友情が詰まったファンタジーです。こういうの久しぶりに読みました。

    「絵はがき屋さん」の話がよかったです。
    わたしもよく旅先から絵はがきを送ったりするので、ほんとにあったら素敵だなぁ、受け取ってみたいなぁ、と思いました。

    ティオの島は神様や精霊との距離が近く、時には科学じゃ説明できない出来事が起こり、子供たちは自然の中でよく遊び、大人と子供がよく会話をする、とっても魅力溢れる場所です。うらやましいです。
    かつては日本もこんなだったのかな。

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    2012年09月01日
  • カイマナヒラの家

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    さらーと読めて、読後に自分もちょっとハワイで暮らしてたようなトリップ感が味わえる好短編集。個人的には、もっと不思議な話が多いほうが好みだったりするけど、これはこれで。

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    2011年12月11日
  • 異国の客

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    著者である池上夏樹氏がフランスでの生活を綴ったエッセイ。

    食事や教育・・・駐車事情まで、実際に現地ですごし体験した著者だからこそ感じる日本との文化的差異が読者にも理解でき勉強になる。

    しかし、池上氏のルポはどうも説明口調な部分が多く、ハワイイ紀行でもそうだったが、もう少し現地の風というか雰囲気を感じさせてくれたらなと個人的に思う。
    知識としてはおもしろいんだろうけど、ルポルタージュの醍醐味である追体験が感じられないのが残念だ。

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    2011年11月06日
  • 叡智の断片

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    懐かしきかな、PLAYBOY。これを読むと80年代辺りって、学園闘争が終わり、教養がオトナのお洒落になったんだなーて感じがする。

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    2011年09月16日
  • 異国の客

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    著者がフランスに移住した時のエッセイ。
    フランスに住んで見ると、日々の生活が新鮮な感じで日本文化との違いや比較も可能になるらしい。断片的なエッセイを繋がりのある3つのテーマでまとめてあり、著者の薀蓄が面白い。
    高校生が大学入学資格試験バカロレアの変更に反対デモを起こす風景は、日本では有り得ない光景に見えたようである。
    著者が綴る街の風景、フランスの隣人達のものの考え方を読むと、フランスは哲学の国としてのプライドが感じられる。

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    2011年06月19日