池澤夏樹のレビュー一覧
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堀田善衛という人は「インドで考えたこと」ぐらいしか知らなかった。「広場の孤独」「方丈記私記」「ゴヤ」「定家明月記私抄」「めぐりあいし人びと」など、脱走米兵を匿うベ平連の活動、南京虐殺事件への関心、ゴヤへの関心も反戦から…。ゴヤが描いた死が迫っていることへの恐怖に怯える眼をした犬の絵に関する解説は驚き。堀田がゴヤに惹き込まれていった原因はそこにあるという。「何万人ではない、一人ひとりが死んだのだ。この二つの数え方のあいだには、戦争と平和ほどの差がある。」との南京事件を取り上げた「時間」の文章も凄い!宮崎駿が映画にしたかった作品!堀田氏のキリスト教嫌いが想像できる一方で、「伝道者の書」の引用がたびたび行われていたことは興味深かった。
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Posted by ブクログ
ネタバレきれいなお話
物質文明よりも精神的な豊かさへの憧れ、でもそれは物質的に豊かな生活をしているからこそ思えること? 本当にそれを捨てられるのか? 林太郎はそれはできないだろうと考えた。
大きな風車ではなく小さな風車 シンクグローバル、アクトローカル
援助することの本当の意味、本当の役割
林太郎とアユミの幸せで信頼のあるラブラブ関係(笑)。
ネパールか、一度行ってみたい
森介の冒険はまあいいとして、そのあとの埋蔵経を運ぶ旅はちょっと蛇足? それほどのエピソードもなく、ダライ・ラマに会ったことでなにかが起きたわけでもなく。
プロジェクトは順調にスタートを切り、帰国した父子を待ち構えたアユミは、ラストで神々、仏たち、めに見えない存在にたいして感謝を告げる。
なんともきれいなお話
だけど、なんだか物足りなさを感じるのは先に「光の指で触れよ」を読んでいるから?
「光の」のほうがインパクトがかなり大きかったのは先に読んだからだけではないと思う。
本作でも顕著だが物質文明にたいして慎重であり続けるアユミが、続編では主人公になっていることが「光の」をより強い方向性に導いている。
一番気になるのは「すばらしい」を書いた時点で「光の」を構想していたかどうか。もしそうなら「すばらしい」は序章にすぎない。逆に構想していないのなら、書き終わってからこのままで終わってしまってはきれいにすぎるという思いが生まれたのかも? このあたり作者インタビューなどあればぜひ読んでみたい。
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先に「光の指で触れよ」読んでるので、そこからさかのぼってことの発端を紐解いていくようなかんじ。山の中で自給自足とか、後々で繋がってくるが、この時点ですでに作者の頭の中にあったのかどうか。
いろいろと感ずるところ、気づかされるところある。これまで、そういうことに関心がなかった、もしくは避けてきたということだろうか?
カトマンズを画像検索。街中はイスタンブールの裏通りのような感じ。なるほど、こうして確かめながら読むのもおもしろいな。
ストーリー読むだけでなくいろいろと考えさせられる。人によってはそういうのが鼻についたり、そうじゃないだろと思ったりするんだろうけど、今の俺には合っている。 -
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに あるいは反知性の時代の知性
第1章 新聞の活用
第2章 本の探しかた
第3章 書店の使いかた
第4章 本の読みかた
第5章 モノとしての本の扱いかた
第6章 本の手放しかた
第7章 時間管理法
第8章 取材の現場で
第9章 非社交的人間のコミュニケーション
第10章 アイディアの整理と書く技術
第11章 語学習得法
第12章 デジタル時代のツールとガジェット
<内容>
作家、詩人であり、書評やエッセイなどの著作の多くある池澤夏樹さんの自分の仕事術を公開したもの。若いころからの本読みである池澤さんのマネはとてもできないが、いろいろな刺激になり、鍛錬をしなければならないと感じられた1冊。