THORES柴本のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
過去編短編集からの本編一巻です。すごい今さらですけど、エステルの行動やら境遇やらはまった術やらは短編ラストのヒロインと被ってたんですねーぜんぜん気づいてなかった!
この順序で読むと、カンスリンガーの正体もクルースニクの実力も知ってるので、仕掛けとしては面白くなくなっちゃってるかなーと思ってましたが、意外と潜入ぶりにそわそわするものなんですね。
アベルにとっての魔道士ポジションに躍り出た人形使いといい、皆さん演技うまいなぁ
それにしても、アベルはヘルガの一件のあとの帰り道ってことだと思うのですが、ガンスリンガーと人形使いはいつから潜入してたんでしょうね…? -
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Posted by ブクログ
過去編最終巻にして永遠の未完…
初見時はこういう終わり方が初めてのせいもあり受け入れにくい現実でしたが、改めて読んだ今になってやっと先生の死を受け入れられた気がします。
前は、じぶんとかかわりない人=ファンタジーというか、現実感のないものという感じでむりやり自分から切り離していたというか。
なのでプロットのみのところは目が泳いでしまっていたのか、読んだはずなのにほとんど覚えていなかったです。
改めて読んでみると、あえてプロットでも公開する、神学大全のように設定集をまとめるというあたりに、先生と編集部の熱い思いややり取りみたいなものを感じるし、読者に向けられた真摯な対応というか、こういう物語を伝 -
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Posted by ブクログ
ケンプファー氏本領発揮!ぐろくて不気味なペットたちを連れまわし、影からにゅんにゅん出たり入ったり。身体中穴だらけになってもなんのその。余裕綽々でシガリロをふかすのです。
カラーページかっこいいですね!とあるオルデンのパンツァーマギエルだったり焔の錬金術使いそうだったりですけど
対して人形使いは、短編から読むとまだまだローゼンクロイツのメンバーその2って感じですね。
一巻に引き続き、クルースニク、ガンスリンガー、アイアンメイデンが登場。教授はちょっとお休みですね。ダンディライオンは、結構登場巻ってぱっとしないなーと思いましたが、それが彼のキャラでしたっけね。ノエルさんは麗しかった…
異端審問官も -
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Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に暗い雰囲気ですが、それが独特の世界観を出してます。表紙のイメージそのままだという感じです(素敵です)
主人公二人の関わり方がちょっとB〇っぽいですが、そこまで濃厚だとかいうわけではない(……?)ので、主従の友情ものとして応援したくなる気持ちで読める……はずです。
ヴァンパイアと少年の、これまでの環境から一変して新たな世界に旅立つまで、が描かれています。二人の心は明るいですが(それぞれの葛藤はありつつも)それを取り巻く環境が一癖も二癖もあって、苦労しまくり。でもこの二人ならなんだかんだ言って乗り越えるだろう、と思わせてくれるところがいいです。生活環境の描写や視線?がわかりやすいので、本を -