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自由都市カルタゴを訪問中のミラノ公・カテリーナの前に現れた少年吸血鬼イオン。彼は、真人類帝国皇帝の意志を携えた勅使であった! 歴史上、初めて人類に接触してきた吸血鬼皇帝の思惑とはいいったい何か──人類との融和か!? それとも最終戦争か!? 『トリ・ブラ』のR.O.M.バージョン第2幕、ついに電子化!──汝、目をそらすことなかれ!!
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Posted by ブクログ
当時コミカライズに合わせて原作を読みました。久しぶりに再読したらなんかすごくウルッときて泣けてしまいました…アベルの孤独とか恐怖を救ってくれたエステルとの関係性が最高ですね。
イオンってこんなに可愛くてツンデレでお姫様だったっけ?ラドゥってこんなに可哀想で弱くて(精神的に)騎士だったっけ?そして、トレス君ってこんなに萌えキャラだったっけ? というようなことを心中で猛りつつの再読とあいなりました。トレス君の地下水路シーンは、鼻血ものですね。なんだ、あの可愛さは。けしからん。...続きを読む はじめてこれを読んでいた頃は、まだ英語しか話せておらず、その知識も薄いものだったので気付きませんでしたが、真人類帝国や騎士団の言葉って、ちゃんとカナの部分を読むと意味をなしているんですね。すごいなあ、吉田直氏は。と思うと自動的に、どうして彼はあんなに早く逝かなくてはいけなかったのかなあと切なくなります。 アベルを挟んだカテリーナ様とエステルの三角関係も、全員無自覚なのが切ないですね。当時は、エステルを好きになれなくて、カテリーナ様かわいそう、と思っていたっけ。 ブラザー・ペテロとイオンの心の交流シーンで不覚にも涙しそうになりました。ペテロ、髪型気持ち悪いと思ってごめん。実はいいキャラだったね。 ラドゥのこれからを覚えているからこそ、彼の苦悩や葛藤がより悲しく映ります。トリブラの1巻でも書いたのですが、ネタバレされても面白さが薄まらないというのは、すごいことです。結末をなんとなく覚えていても、作中でなんとなく次が分かっても、面白い。ライトノベルと侮ることなかれ。
吉田先生の描くある種の「理不尽さ」にいつも胸を打たれます。未完のまま亡くなられたのが本当に残念でならない。
少年貴族の吸血鬼だけどほんとは数百歳♪なイオン初登場の巻。 このシリーズ、女性陣が強すぎるだけに本気でヒロインに見えてしまう。可愛すぎる。 自由都市カルタゴっていう設定がまたツボで、カテリーナも出てきて大満足。 ラドゥの心理で、裏切り⇒後悔⇒後戻りできない⇒俺のような裏切り者が幸せなど……、の循環が...続きを読む悲しい。 「何を惑うことがある? 俺のような薄汚い裏切り者が」みたいな台詞を吐くんですよねイオンとの日々を回想しながら!(ばしばし)
未完のままが本当に惜しまれる・・・。ひと味違うヴァンパイアと人間達のお話。トレス君とブラザー・ペテロのやりとりが楽しくて、エステルとイオンが可愛くて2巻は特にお気に入りです。
Ax、長生種、異端審問局、騎士団…混在していても、場面展開がスムーズで繋がりが分かりやすいし、理解しやすい。 カテリーナの登場回数が増える回。 アベルを名指しで呼ぶとこ凄く好き♡なんだけど、その意図が分かるのは過去編ね。 人類に接触してきた長生種イオンとラドゥ。 壊滅騎士=ペテロ率いる異端審問局...続きを読むと衝突しつつ、半ばでラドゥの裏切りに遭ったり、アベルのクルースニク化が80%に上がったり、古代兵器の稼働でヤバイことになるし。 ラドゥの後ろには、騎士団が付いていて、いつからかそちらに引き入れられていたことになるんだけど、やっぱり彼らが一枚も二枚も絡んでいるわけね。 読み直して感じたけど、ぺテロが意外と良い奴でね、馬鹿正直なとこがまた良いのよ。 イオンも可愛くて、喋り方は貴族らしいのに愛でたくなるような少年なのです♡ この話は、次巻にも続いて行くんだけど、どうなることやら。
久しぶりに再読。 主要人物はもちろん、この巻から出てくるイオンやラドゥがとても好きです。 どちらかというと長生種のほうが好きなキャラが多いかもしれない。 前巻よりアベルや長生種の正体に迫る内容、クルースニクに対するエステルの葛藤などなど見どころがいっぱいでした。 ラドゥ、いいですね。不憫……というか...続きを読む人間臭いところが。昔読んだときより好きです。
何度目かのシリーズ再読中。 イオンはアニメの絵柄のイメージが強いです。アニメのイオンって本当に可愛かった記憶が…。健気だし。
裏切りの物語が多いシリーズで心がシクシクしてきます。。疑心暗鬼、すれ違い、葛藤、自己嫌悪…暗くなっていく展開のなかの清涼剤は、やっぱりブラザー・ぺテロでしょう!!なんですあの清々しいまでに体育会系は! 特に今回はどろどろ悩んじゃう系キャラが多かっただけに、ぺテロのちょっとバカな筋肉思考に癒されました...続きを読む。 あと、第一印象は狂信的な異端審問部隊トップなのに最後の方では意外と人道的な判断してるのにもゆる…
この著者の描写には時に大げさすぎるところがあるような気がしないでもないけど、それがかえってこの表紙にあるようなゴシック風のイラストと合っていると思うので納得できる。 果たして私が第三巻を手にする日は来るんだろうか。
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