THORES柴本のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレわかっていたとも、読み始めたらサクサク読んでしまうだろうとは。
篠田さんの吸血鬼もの。題材からしてうん、絶対好きだと思ってた。
そしてやっぱり好きだったよ。「龍の黙示録」も大人風味で、キャラも話も大好きでした。
今回は少年少女。
舞台もばりばりにファンタジー。
続きが楽しみです。3巻まであるから、しばらく楽しめる。
それにしても、吸血鬼って強いのか弱いのかわからない存在ですよね。
この非常に歪な設定が人々の好みなのかもしれません。(なんたって人間は矛盾の生き物)例にもれなく、私も大好きな題材です。
ところで、黎明の書って題名にまだ触れてないような・・・。 -
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Posted by ブクログ
第3回角川ビーンズ小説大賞〈優秀賞〉受賞作品。
<魔物><呪われしもの><魔法><遺跡>というファンタジー定番のおきまりごとに、この作者ならではのとらえ方を+していて、世界観は面白いと思いました。
前半は面白い!と思ったのだけど、後半になるとフツーの物語になってゆき、あんまり面白くなかったな。
結局、世界とストーリーに深みがないのだと思います。
とはいえ、病弱な主人公(そして剣士であり薬士である!)や、自分の力を制御できないヒロイン、美形の詩人というキャラ設定はいいと思います。主人公と詩人は黒と白でうまく対比されていて、私がいつか書きたい「光と闇」のモチーフ。