THORES柴本のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
薔薇十字叢書は、京極堂内聞、天邪鬼の輩と今回のこれの合計三冊を今のところ読みましたが、これが群を抜いて原作に近かったと思います。
若干の違和感はないことはないですが、すごく気になってしょうがない!ってほどの箇所は特になかったように思います。
全体的に仄暗い空気感だったり、関口くんの鬱々とした感じだったり、榎さんの傍若無人さだったりがいい感じに似てたと思います。
視点がいろんな人に切り替わったり、内面を独白するような箇所もあったりして良かったです。
あとは個人的にはあとがきで作者の方に好感が持てました。
久保と関口くんの書いた小説、私も読みたいとずぅぅっと思ってます。 -
Posted by ブクログ
ミステリーもの、探偵もの、愛憎もの。
どの言葉も当てはまるようで当てはまらない、ライトノベルに括るには勿体無い内容だった。
始めは、マイペースなお坊っちゃまに振り回される学生とのコンビ…なんて軽く見ていたけど(笑)、何処か『朱雀十五シリーズ』を彷彿とさせる感覚を味わった感じ。
舞台が京都であるが故、会話に京言葉を使っている為、馴染みのない自分にとっては些か読みづらさはあった。
勿論、全くの別物ではあるが、眉目秀麗で時にあっけらかんとしているかと思えば、ひと度事件が起これば重要キーワードを繋ぎ合わせて解決。
最終的な着地点はやはり探偵ものになるのか。
次回作も決定しているし、来月が楽しみで -
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Posted by ブクログ
ネタバレよくも悪くもライトノベルの粋だなあ。
退屈なので飛ばし読みして、ウィキペディアで粗筋おさえただけ。
「巨人の子として吐き出された」赤子、見せ物として育ったキュクロは、少女シャルルをと出会って自由を得る、そして訓練兵に入隊…までが前巻。
今巻では調査兵団に加わった主人公が、あの装置を用いて人類初の巨人を倒す。ヒール役のシャルルの兄貴との攻防とか、もろに少年漫画くさい展開。
設定などは面白いのだが、いまいちクライマックスの盛り上がりに欠けるのと、あまり人物造形がいまいちな気がする。あと挿絵はもっと箇所を工夫してほしい。見せ場そこじゃないだろと思う(これは他のラノベでもよくあるが)
主要キャ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ人気漫画のノベル化。
いわゆる前日譚のサイドストーリー。巨人の弱点も不明なまま壁に閉じこめられた人類。職人青年が対抗できる発明を模索する。
原作の主要キャラは出てこないので、ストーリーを知らない人でも楽しめる(という触れ込み)。原作の絵よりも絵が上手い挿絵なのが笑ってしまうが…。ただ、小ぎれいすぎて、あまり動きがない絵かも。
ただ人気漫画のタイトルを抜きにして、これがおもしろいかと言えば、うーむ。やはりラノベでしかないなあ、と。退屈なのでネタバレを読んでしまった。原作キャラにもっと搦めた話であったほうが、話題になったのでは。
この漫画はあの巨人のスケールと破壊,捕食の恐怖が味わいなのだが