THORES柴本のレビュー一覧

  • カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語

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    家で祀っていた鬼が目覚めてしまったのだが
    まだ寝ぼけていたのに付け込んで、主従関係に。

    この主人公、非常に女の子です。
    好きなものの範囲はあれですけど、やってる事が
    貴族のお嬢様よりはまだ可愛い感じ。
    とか思っていたら、最後の最後で狡猾さが!
    人知れず、も大事ですが、蹴落とし方が素晴らしい。
    賞賛に値しますw

    そんな主人公に使役される事になってしまった
    羊羹好きになってしまった鬼。
    これが偉大な…と疑ってしまいそうな、羊羹好き。
    ここまで羊羹ひとつで一喜一憂するのも面白いです。
    まぁ鬼なので無邪気です、といわれたら
    そんな気もしなくもないですが。

    1話目はともかく、2話目3話目となると

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    2018年01月30日
  • バチカン奇跡調査官3

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    ネタバレ

    黒の学院編完結!!
    第11話 神聖にして崇高なる物
    第12話 地下に潜む亡霊
    第13話 666の獣
    第14話 聖水
    第15話 一条の光

    第16話 天使と悪魔のゲーム
    次巻、新章「サタンの裁き編」突入。
    カバー裏四コマ2本とバチカンクエストのドット絵可愛いです。
    コミックははしょらなきゃならないところもあるけど、かっこよく決めてるのになんか可笑しい平賀の台詞(たぶん小説通り)「ちゃんちゃらおかさくて仕方がありませんよ」とか、聖水に感動するロベルトに、「あれの中身は-硫酸なのです」入れ替えたんでなく故意で安全のために硫酸持ち歩く神父とか流石の平賀さんと思えるところが好きです。ジュリアさんはこの巻

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    2018年01月01日
  • 進撃の巨人 Before the fall(1)

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    「進撃の巨人」の前日譚になるらしいです。
    うーん、このあたりの外伝が、本編に上手く繋がっていくかどうかは、まだ分からない感じです。

    そして、立体起動装置の姿は、まったく今のところありません。

    まぁ、こっちで重要な謎がとかれたりするようなことはなさそうな感じです。

    本編の方は折り返しを過ぎたそうで、まだまだ楽しみです。

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    2017年12月27日
  • カスミとオボロ 春宵に鬼は妖しく微笑む

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    ■このつまらぬ世の中に、ひとときの桃源郷を。

    時は大正。妖力を持つ一族に生まれた華族令嬢の香澄は、古の鬼神悪路王を蘇らせ、朧と名付けて使役鬼としている。ある時、同級生の初江に誘われてチャリネ(サーカス)を見に行った二人は、不思議な術を使う男・花月と出会う。自我を失くしたように花月に付き従うチャリネの踊り子たち。さらに初江も花月に心を奪われて…。人の心に巣食う鬼たちのあやかし事件簿。

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    2017年12月18日
  • カスミとオボロ 春宵に鬼は妖しく微笑む

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    妖しい雰囲気は出ているのに、妖しいとまでは思わないのは何故だ?
    "事件簿"と銘打つには、なんか、こう、ズバッと来るモノがないんだよな。
    香澄の最初の勢いと朧の無邪気さが落ち着いてしまって、平凡な下りで何とも言えず。
    前巻でも書いたと思うけど、事件も解決したかどうかあやふやさが残ってスッキリしない。

    やっと、朧の心の内が明かされつつあるが、従順さと野望?執着?がほんの少し見え隠れするにとどまってしまったのが残念。
    次巻でもっと感情を露わにして欲しいくらいだわ!

    一つ驚いたのは、すでに名で縛られていないということ。
    鬼の姿へ変化出来てしまっているのを、香澄に隠していること。

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    2017年10月29日
  • バチカン奇跡調査官2

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    ネタバレ

    第1話 殉教者
    第2話 開かずの間の秘密
    第3話 神と悪魔の競演
    第4話 悪魔祓い(エクソシズム)
    第5話 聖櫃(アーク)

    3巻 2017/冬

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    2017年09月03日
  • 王立探偵シオンの過ち

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    Web小説は、あまり読んだことがないけど、短編として起承転結がしっかりしていて良かった。

    癖のある王太子と王立探偵が何やらお互いに深い事情もありそうな感じで、この先二人の過去が解き明かされる時が楽しみだけど、いいお話ではなさそう…?
    ラナのポジションも、何だか秘密の関係がありそうね。

    シオンを見ていると、彼の人と重なりそうになる。
    普段はだらしないのに、いざとなれば本気一歩手前で(←)事件解決みたいな(笑)

    妖艶耽美な装いは、THORES様ならではで美しい装画。
    ほんと細かい描き込みに感服。

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    2017年07月08日
  • ある小説家をめぐる一冊

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    思ったほどミステリーでもなく、ファンタジーとも言い難い、現実世界から一歩あちらへ足を踏み入れちゃったかなというくらい。
    違う世界が視える、視えないで言えば、前作の面影がちらほら見える感じ。

    THORES様の絵から想像すると裏切られる。
    もっとだれてるもん(笑)
    料理や食事シーンにはだいぶそそられた!が。

    著者様は、現実世界より撚りファンタジーを書かれる方が良いのではないかね?

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    2017年02月27日
  • 神戸パルティータ 華族探偵と書生助手 電子書籍特典ショートストーリー付き

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    時代背景がどうも自分に馴染まないのがなぁ。
    メインキャラの二人が大いに活躍(目立つ)するのは良いのだけど、事件の中心人物達の印象が薄いのが残念。

    今回は、小須賀の感情が様々見え隠れしたり、庄野との掛け合いにクスリとさせられたり、己の過去が少し垣間見れたり、人間らしさが出ている所が今までになく読み応えはあり。
    薫子嬢は苦手…無理(苦笑)

    ちょっと、ドキッとさせられる台詞があって自分に問いかけられているのかと思ったくらいだ。
    情況が酷似していて。

    次回は、もっと痛快な感じでお願いしたいな。
    重たいのはそう何度もいらない。

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    2017年01月27日
  • トリニティ・ブラッド Rage Against the Moons III ノウ・フェイス

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    アントニオが出てくるのは、ここが最初なんだよね。
    アベルへの扱いが酷い、酷い(笑)
    裏返せば、信頼してなきゃ出来ないことではあるんだが。

    ヴァーツラフの話は、重たい。
    彼自身が抱えるものだったり、信じるものだったり、正義が正義では無く裏切ることもある。
    身を以って知った時、本当の正義に、真実に気付く。
    R.O.Mで見るカテリーナの印象よりも、まだ若く脆く、この3年の間にいろんなことがあって、強く気高くなって行くんだろうね。

    実は、ユーグの話も終わってなかったよっていう外伝。
    単独で動き出した彼を、トレスがなんとか連れ戻そうとする…心や感情がなかったとしても、仲間を思い手を差し伸べる姿、好き

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    2016年11月14日
  • トリニティ・ブラッド Rage Against the Moons II サイレント・ノイズ

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    短編で分かれていても、それぞれに伏線が繋がっている感じ。
    入れ替わり立ち替わり派遣執行官が登場して面白いけど、抑揚に欠けるかな。

    思いの外、アベルのダメっぷりが発揮される巻でもあるし、ノエルの登場はここのみだし、過去が気になる感じで死んでしまうしね。
    レオンとユーグの登場は大きいかも!
    おっさん臭さ満載のレオンが実は子供に弱かったりする所なんて想像つかない面でしょ(笑)
    のほほんとした感じはアベルに共通しちゃうけど、やるときゃやる男…なのに囚人なのよね、どんな罪を起こしたんだか。
    ユーグは、トレスのように淡々と任務をこなしているように見えて、本当は復習に燃える男でもあり、愛を捨てきれない男で

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    2016年11月07日
  • トリニティ・ブラッド Rage Against the Moons フロム・ジ・エンパイア

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    R.O.Mが一つの長編だったのに対し、この一冊から始まるR.A.Mは短編集。

    4編とも独立はしているものの、それぞれに派遣執行官が出て来るし、R.O.Mよりも数年遡っていて”騎士団”とも大きく関わっているから、こちらのシリーズの方が好き。

    一番好きなアストさんが出て来るのもこの巻。
    アベルとの初々しいコンビにハラハラドキドキ(笑)

    R.A.Mの方が視点が派遣執行官(Ax)寄りだから、内容がギュギュッと詰まってて面白い。
    アベルのクルースニク化も多いのが特徴。
    それが結構好きだったりするんだよね。

    しかも、扉カラー絵が多いのも魅力!
    各編ごとの絵ってのもあるし、THORES様の超緻密な描

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    2016年10月27日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars VI 茨の宝冠

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    一応の完結(?)となった巻。
    エステル成長期とでも言いますか、女王へ続く道程物語的な。

    冒頭のカテリーナの悲痛の叫びはご尤も!
    そして、哀しき運命。
    この先、どう動いて行ったかは分からないけど、カテリーナには幸せになっててもらいたい。

    物語の中心はアルビオン。
    密かに暗躍していたメアリや垣間見える騎士団。
    ワーズワース博士の紳士然たる姿に見え隠れするお茶目なおじさんっぷり(笑)
    ウォルシュ兄妹(長生種)らとの関わりもありつつも、内紛メインでちょっと物足りない感じがした。

    終盤、カインとケンプファーが出て来てからの流れが堪らない!
    最早人外の戦闘、メアリの壮絶な最期、復活のアベル、可愛い顔

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    2016年10月19日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars V 薔薇の玉座

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    エステルの出生や身分が明らかになる巻…なのに、自分勝手な思いで動き過ぎてて振り回される回りが気の毒。
    やっぱり性格が受け付けない…。

    事実上、姉となるメアリの野心が沸々と垣間見えるけれど、実は不遇で不憫なのよね。

    終盤のカイン&ケンプファーとアベルの対峙する場面は、もうなんとも言えないというか過去編読んでから読んだ方がより理由が解ってなるほどと思えるはず。
    衝撃だったのは、呆気なくアベルが殺られたことだよね。
    のほほんとしたカインとして登場するけれど、裏の顔というか力の違いを見せつけられた感じ。
    本当に吃驚する巻末だったよ。

    そして、またもやアベルの危機に登場するエステル…こういう所が嫌

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    2016年10月12日
  • カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語

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    ネタバレ

    今まで、丸木さんを知らなかった人に、真っ白な状態で読んで貰った方がいいかも。感想違うと思う。

    女学校の強かな同級生が嫌いじゃない。
    お父さんの女関係の酷さが印象に残った。

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    2016年10月08日
  • トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars IV 聖女の烙印

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    どうもやきもき、そして苛々ムズムズさせられる巻。
    エステルの正義っぷりが遺憾なく発揮されると同時に、あまりにも肯定し過ぎていて癪に障るのですよね。
    こういう人嫌い(笑)

    自身はカテリーナが好きだから、彼女の揺れ動く心情だったりが不憫でね。
    分かってるのか分かっていないのか、アベルの態度もエステルに執心しちゃってる辺りが心苦しい…。

    ごく小さな範囲での話だからあまり進展はないけれど、バトラーがちょいちょい不気味に登場するのが今後どうなって行くんでしょうね。
    感じるにまともな男ではないのは明らか(笑)
    目は離せない!

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    2016年09月30日
  • カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語

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    短編3作品、という感じ。
    設定は好きな感じだけれど、全体一編で読みたい作品だったかな。
    盛り上がる前にあっさり解決してしまう流れだから、本当に呆気なくて勿体無い。
    香澄も朧(=鬼)もキャラ的にも面白いと思うから、話の構成は変わらないとしても、続編は読んでみたい。

    表紙絵のTHORES様が素敵な人物像にしているし、これで終わってしまうのは勿体無いよ。

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    2016年07月09日
  • 夜陰の花 華族探偵と書生助手

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    シリーズ最終回(?)となるのか否か。

    最後まで毒舌でありつつも助ける小須賀、振り回される庄野…でも、やっぱり相思相愛だろ!なんて思わせる結末。
    冷静沈着で一本筋の通った小須賀好きだった。まだまだ純真無垢で大人の世界で揉まれながらも必死に何かをなそうとする庄野微笑ましかった。ただ、やきもきさせられたけど。
    もっといろんなことを経て行く2人を見ていたいから、いつか続編が出ると良いなぁと思う。

    内容はミステリーと言えばミステリーだが、少女系ライトノベルとして読むなら、もっとファンタジーっぽい方が好み。
    一般小説の括りの方でも良かったんじゃないかな(個人的な意見として)。

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    2016年02月15日
  • 黎明の書 巻之伍 まばゆき綺羅の陰に

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    シリーズ5作目。あと一巻で終わりだそうですが終わるの?!そして外伝の女子達は凛々しいですね(毎度の感想)シジマの内の声が聞けてよかった。

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    2016年02月11日
  • 薔薇十字叢書 桟敷童の誕

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    京極夏彦公式スピンオフシリーズである薔薇十字叢書の一冊。内容は、二次創作だと思えば耐えられる……かも。

    京極堂は妖怪蘊蓄を語らないし、語ったとしてもほんのちょっとで口のはさみ方がわざとらしい。関口くんはうじうじしていてしっかりしろと言いたくなるし、榎さんは傍若無人ぶりがから回っている。登場人物たる彼らを筆者は統制できていない。読んでいる最中、「京極堂はこんなんじゃない」「榎さんはこうじゃない」が何度か頭をよぎった。
    構成と京極道の立ち回りは本家に倣おうとしているが、力量不足。圧倒的に闇が足りない。

    京極堂シリーズが好きで、新刊が出ないことが耐えられなくて、雰囲気の欠片だけでも味わいたいなら

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    2016年01月10日