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アベルは死んだ――謎めいた青年カインに頭を吹き飛ばされて。一方、悲嘆に暮れる暇もなく、薔薇十字騎士団の暗躍によって、アルビオン王女であることが明らかになったエステル。もう一人の王位継承者であるメアリは、妹であるエステルの抹殺を決意する。運命はこの姉妹を引き裂かずにおかないのか!? 急展開する『トリ・ブラ』R.O.M.バージョンの第6幕を電子化!──汝、目をそらすことなかれ!!
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Posted by ブクログ
衝撃の展開を経て、長編はひとつの区切りを迎える。 だが、その続きは永遠に失われてしまった。 後書きを読むと今でもいたたまれなくなる。
ROMシリーズ最終巻。7巻「極光の牙」を読めなかったのが本当に残念です。 カインによって頭を吹っ飛ばされてしまったアベル、エステルが悲しんでいると何だかよく知らない内にトレスのお薬で復活してしまいます。よく分かんないけどよかったね! ワーズワース博士のDNA鑑定などによりエステルは王位継承者に確定、...続きを読む即メアリは暗殺計画を開始。この辺りメアリがどんな風に刺客を放っていたのか、読みながら複雑なところ。メアリはブリジット11世に孫として認めてもらいたかった、母の身分が低かったために云々〜というところが心に影を落とさせた、とか、そこから腹違いというだけで正統な王女になるエステルへの憎しみとか、やむにやまれぬではないですがまぁそれは思っちゃうよね……なところが多く、共通点があるわけでもないのに共感してしまいました。暗殺を予期した王太子がエステルを預けたとか入れ替え作戦とか、簡単な話ではあるのですが文章の華麗さにやはり感動。 この巻の最後でエステルはおばあちゃんの跡を継いで戴冠しますが、還俗するとアベル=ヴァチカンとの繋がりは希薄になってもちろん一緒に旅をすることなんかできないし、この後はアベルだけで物語が進むのかなー??と不思議に思いました。アベルが主人公だけどエステルも準主役ヒロイン、というキャラ関係だったと把握していたので、少々戸惑いが。 アベルに残された課題はカインとの最終決戦だけ?のような気がするのですが、ここらでいつもいいトコ取りのトレス君の活躍を期待していたかと思います、この続きがあるならば。 巻の終わりに向かうにつれて読みきるのが惜しくなって、思わずページをめくる手が鈍くなりました。即位式にワーズワース博士達が来てくれている場面も微笑ましかったですが、エステルの部屋の換気扇?からアベルがのそのそ入ってくるところも彼らしくてファインプレー!と喜びました。窓から入ってくる光を受けて向かい合う二人の挿絵が綺麗すぎました。 想像を超えるほどのありったけの感動を頂いて、改めて吉田直先生には心からの感謝とともにご冥福を心からお祈りします。これだけ惜しまれ愛される作品を書ける才というものは望んでも手に入るものではないという確信があるので、作者冥利につきるといえばそうですが、もう続きは出ないのだと思うと、貪るように読んだこのシリーズの質がいかに高いかを噛み締められました。
ちょうどキリのところで終了していますが、続編がないという悲しさが・・・。しかし、大きな幕が閉じられる時、心に深いものが残るのも確かです。
アルビオンの継承問題も片付いて、これから伏線をどんどん回収していくよ、という序盤の巻。ここで未完になってしまっているのが本当に惜しいです。カインなんてようやく出てきたばっかりなのに! 著者の急逝による未完はどうやっても覆らないので、本当に残念です…。ただ書かないってだけならファンレターの嵐にするんだ...続きを読むけど(笑)
一応の完結(?)となった巻。 エステル成長期とでも言いますか、女王へ続く道程物語的な。 冒頭のカテリーナの悲痛の叫びはご尤も! そして、哀しき運命。 この先、どう動いて行ったかは分からないけど、カテリーナには幸せになっててもらいたい。 物語の中心はアルビオン。 密かに暗躍していたメアリや垣間見え...続きを読むる騎士団。 ワーズワース博士の紳士然たる姿に見え隠れするお茶目なおじさんっぷり(笑) ウォルシュ兄妹(長生種)らとの関わりもありつつも、内紛メインでちょっと物足りない感じがした。 終盤、カインとケンプファーが出て来てからの流れが堪らない! 最早人外の戦闘、メアリの壮絶な最期、復活のアベル、可愛い顔したカインの恐ろしさ、結局お邪魔虫なエステル(笑) 女王に座る事を決意したエステル、先へ歩みを進めるアベル、完全復活では無かったカインとの今後の戦いは…? あとがきでは、"最後のシーン"まで出来ていると語っていた著者様。 それが見られないのが本当に残念。 その最後こそ見たいシーンです! みんな、幸せでいますか?
読み込んでいくうちに好きになっていった話です。 いつのまにやら、騎士団に傾倒してしまっていて・・・・。あれ?
エステルが玉座に…というのはあんまり好きな展開ではありませんでした。 吉田直氏の冥福を心からお祈りします。
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