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Posted by ブクログ
遂にカイン、登場。
と同時に、もうあと1巻を残すのみと知っている身としては、ページをめくるのが悲しくて悲しくて。いつもは茶化したことばかりを軽やかに綴る吉田氏が、今回のあとがきでは並々ならぬ熱意でこれからの話を書かれているのも、悲しくてならないです。
RAMではお馴染みのワーズワース教授が大活躍してくれて、彼のファンとしては嬉しい限りでした。クレマン記者をやりこめるホテルのロビーシーンがお気に入りです。
当て馬にされている感が序盤から満載のヴァネッサに苛立ちもしましたが、ケンプファー(もしくはバトラー)にひどいことされてしまう彼女を見て、痛々しくも思ったり。いろんなひとの思惑が、いろんな風に交錯していて、そのどれもに矛盾がなく、きちんと過去があるのが素晴らしい。吉田氏があとがきで書かれている通り、ROMとRAMの二つの線が交わり合いつつあって、鳥肌ものです。
その中でも、成長を見せてくれたアレッサンドロと、彼を尊重するブラザー・ペテロに泣かされます。アレッサンドロの本気に、真摯に、彼なりのやり方で応えようとするブラザー・ペテロが、べらぼうに格好良い。
何度読んでも面白くて、何度考えても傑作で、そして、何度も何度も、これが未完でなかったら、これの続きが読めたらと切ない気持ちになります。心の底から、このシリーズが好きです。
Posted by ブクログ
ついにきました王国アルビオン(イギリス)編! エステル即位までのお話。6巻までの二作で前後編かな?
初登場の血縁上の姉・メアリがきびきびしていて格好良いなーと思いきやいきなりエステル暗殺の危機。
地下に住む吸血鬼の居住地(イースト・エンドだったかな?)に逃げこむアレッサンドロとうさぎの組み合わせが和みました。それからキエフ公、怖すぎです。まずビジュアルで威嚇しています。なのに仕込み杖とか格好良すぎです。
そしてついに薔薇十字団本格始動。カインが頑張ってます! ディートリッヒやケンプファーも頑張ってます! ケンプファーの描写についてはよくもまぁここまでキレイに書けるなぁと辟易。優雅さとか艶美な感じとかどうすればこんな風に書けるのかと文章ガン見してしまいます。
この巻から王族絡みのお話になるので、王国記のような要素も入ってきて面白かったです。いつの時代も王族はドロドロなんですかねー。
Posted by ブクログ
エステルの出生や身分が明らかになる巻…なのに、自分勝手な思いで動き過ぎてて振り回される回りが気の毒。
やっぱり性格が受け付けない…。
事実上、姉となるメアリの野心が沸々と垣間見えるけれど、実は不遇で不憫なのよね。
終盤のカイン&ケンプファーとアベルの対峙する場面は、もうなんとも言えないというか過去編読んでから読んだ方がより理由が解ってなるほどと思えるはず。
衝撃だったのは、呆気なくアベルが殺られたことだよね。
のほほんとしたカインとして登場するけれど、裏の顔というか力の違いを見せつけられた感じ。
本当に吃驚する巻末だったよ。
そして、またもやアベルの危機に登場するエステル…こういう所が嫌い(笑)
だから、カテリーナに感情移入しちゃうの。
なにも知らない、小娘が!となるよね。
こちらは、前編。
後編へ続く。
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