【感想・ネタバレ】王立探偵シオンの過ちのレビュー

あらすじ

王立探偵は、王家の利益を図り不始末を揉み消す、王家お抱えの探偵。たとえ逃したペットの捜索でも、愛人との別れ話でも……。その仕事のひとつに、呪いとも言える不思議な力を持ち≪過ちの魔物≫と呼ばれる物具を調査することがある。紫ずくめのインチキ魔術師のような恰好をした王立探偵シオンは、助手の少女ラナと共に、血の涙を流す肖像画を調べるため地方の伯爵家に向かったが?

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Posted by ブクログ

王家の何でも屋をしている探偵と、その助手の短篇集。

ものすごく淡々と進んでいる感じがあるので
主人公は探偵…ですよね? という気分です。
不思議な事が起こる部分には、人の後悔に巣食う
魔物が存在する。
考えるとぞっとする状態ですが、助手のせいか
探偵の服装のせいか、王太子のせいか、事件までは
ひたすらにどたばたな感じがします。

ルビー、砂時計、エメラルド。
どれもこれもハッピーエンドにはなりませんが
後悔があるのですから、救いがないのも当然?
砂時計はかろうじて…という感じはありますが。

助手の背景はヒントが出て、そこまで気になりませんが
探偵の方は…過去に何があったのか。
ちょこちょこヒントが出てきていますが
もうちょっとピースが欲しいです。

0
2019年02月19日

Posted by ブクログ

Web小説は、あまり読んだことがないけど、短編として起承転結がしっかりしていて良かった。

癖のある王太子と王立探偵が何やらお互いに深い事情もありそうな感じで、この先二人の過去が解き明かされる時が楽しみだけど、いいお話ではなさそう…?
ラナのポジションも、何だか秘密の関係がありそうね。

シオンを見ていると、彼の人と重なりそうになる。
普段はだらしないのに、いざとなれば本気一歩手前で(←)事件解決みたいな(笑)

妖艶耽美な装いは、THORES様ならではで美しい装画。
ほんと細かい描き込みに感服。

0
2017年07月08日

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